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私の読書記録

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読書記録をここにまとめます。
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あず著『ズボラでも成功できるSNS副業のトリセツ』KADOKAWA

あず著『ズボラでも成功できるSNS副業のトリセツ』KADOKAWA

書店でパラパラと斜め読みしたら、アフィリエイトによるSNS副業のことが説明されていたので、読んでみました。著者はinstagramをメインに使って、アフィリエイトを行なわれているようです。フォロワーを増やす方法やSNS副業を始めたり続けたりするときの心得など参考になることが書かれていました。

ベス・ウォーターズ 文・絵 原田 勝 訳『セント・キルダの子』岩波書店

ベス・ウォーターズ 文・絵 原田 勝 訳『セント・キルダの子』岩波書店

イギリス、スコットランドのはずれにあるセント・キルダ諸島。
荒れる海にかこまれ、たくさんの海鳥があつまるこの島に、
人々は古くからくらしていました。
外の世界から遠くはなれて、お金も電気もなしに、
きびしい自然のなかで生きるための工夫をこらすー
でも、そんなくらしは、1930年をさいごに失われてしまいます。

知られざる島の生活と、ひとつの文化が消えていった歴史を、
5歳で島をはなれた少年の目をと

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トンケ・ドラフト作 西村由美訳『七つのわかれ道の秘密 上』岩波書店

トンケ・ドラフト作 西村由美訳『七つのわかれ道の秘密 上』岩波書店

先日読んだ『ドアの向こうの国へのパスポート』がとても面白かったので、同じ人が書いた人気ある作品『七つのわかれ道の秘密』の上巻を読んでみました。今回も読み始めたら止まらなくなりました。続けて、下巻を読みたいと思います。2012年に日本で発行された本で、今回この本の存在を知ることができて、大変ラッキーでした。

エルサ・ベスコフ作 菱木晃子訳 植垣歩子絵『ロサリンドの庭』あすなろ書房

エルサ・ベスコフ作 菱木晃子訳 植垣歩子絵『ロサリンドの庭』あすなろ書房

『長くつ下のピッピ』のあとがきで、リンドグレーンが愛した作家として、ベスコフが紹介されていたので、北欧で読みつがれてきた知られざる名作ということで読んでみました。50ページ足らずの短い作品ですが、ストーリーが面白く、植垣歩子さんの絵も上手なので、楽しめました。エルサ・ベスコフの他の作品も読んでみたいです。

宮嶋康彦著『脱「風景写真」宣言』岩波書店

宮嶋康彦著『脱「風景写真」宣言』岩波書店

黒田杏子著『俳句列島日本すみずみ吟遊』の中で、宮嶋康彦と黒田杏子の対談「日本列島桜花巡礼」を読んで、宮嶋康彦著『脱「風景写真」宣言 二0一0年の花鳥風月』を読みました。風景写真について自分の考えを述べながら、撮られた写真が紹介されており、専門的な解説になりすぎず、楽しめました。

安田菜津紀(著)金井真紀(絵・文)『それはわたしが外国人だから?ーー日本の入管で起こっていること』ヘウレーカ刊

安田菜津紀(著)金井真紀(絵・文)『それはわたしが外国人だから?ーー日本の入管で起こっていること』ヘウレーカ刊

難民、紛争などの取材・発信を続けるフォトジャーナリスト安田菜津紀が、日本の入管政策に翻弄されてきた、外国にルーツのある4人を取材。一人ひとりの生きた道のりをたどることで、彼らがどんな困難に直面してきたかを、子どもにも伝わるよう平易なことばでまとめました(漢字にはすべてルビをつけました)。あちらこちらで「多様性の尊重」がいわれているのに、そこから排除される人たちがいるのはなぜだろう。共に生きるってな

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イ・ジンスン(著)伊東順子(訳)『韓国の今を移す、12人の輝く瞬間』クオン インタビューシリーズ03

イ・ジンスン(著)伊東順子(訳)『韓国の今を移す、12人の輝く瞬間』クオン インタビューシリーズ03

韓国社会の片隅で
小さいけれども確かな光を放つ122人の声を丁寧に拾った
ハンギョレ新聞の長期連載の一部を書籍化したものです。
韓国で刊行5年・14刷を重ねる異例のインタビュー集。

「韓国生活30年」のライター 伊東順子(『韓国 現地からの報告』など著書多数)が翻訳、各章に書き下ろしコラムも掲載。

元JTBC「ニュースルーム」アンカー、立命館大学客員教授
ソン・ソッキ 推薦の辞
「イ・ジンスン

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佐々涼子著『夜明けを待つ』集英社インターナショナル刊

佐々涼子著『夜明けを待つ』集英社インターナショナル刊

『エンド・オブ・ライフ』が面白かったので、佐々涼子著『夜明けを待つ』集英社インターナショナル刊を読みました。
著者の初のエッセイ&ルポルタージュ作品集です。
様々な社会問題や生と死の問題に向き合うことができ、考えさせられました。

チョ・ナムジュ(著)小山内園子(訳)『耳をすませば』筑摩書房

チョ・ナムジュ(著)小山内園子(訳)『耳をすませば』筑摩書房

チョ・ナムジュ(著)小山内園子(訳)『耳をすませば』筑摩書房刊を読みました。

舞台はテレビのサバイバル番組。抜群の聴力を持つ少年が出場し……。弱肉強食の社会を見据える著者ならではの真骨頂。一気に引き込まれるエンタメ小説。

面白かったです。

安田夏菜著『あしたも、さんかく毎日が落語日和』講談社

安田夏菜著『あしたも、さんかく毎日が落語日和』講談社

先日、読んだ『むこう岸』がとても面白かったので、読んでみました。
小学生の男子と祖父を主人公とする、落語を題材とした物語でした。
『むこう岸』よりも、くだけたストーリーでした。

安田夏菜著『むこう岸』講談社

安田夏菜著『むこう岸』講談社

先日、テレビドラマを見て、面白かったので、原作を読んでみました。
安田夏菜さんの著書を初めて読んだのですが、文章がうまいので、原作も面白かったです。
引き続き、ほかの著書も読んでみようと思います。

毬矢まりえ著『ドナルド・キーンと俳句』白水社

キーン邸の玄関には、立像と座像の2体の芭蕉像が置かれているという。日本文学の研究と伝播に生涯を捧げたキーンは、昭和28年、31歳で念願の日本留学を果たした2年後、芭蕉の「奥の細道」を追体験、「紅毛奥の細道」を発表した。俳句はキーンが日本を知るうえでの重要な原点の1つだったともいえよう。
キーンが日本文学への関心を抱いたのは、ニューヨークの書店で売られていた、アーサー・ウェイリー英訳『源氏物語』を読

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高楼方子作、出久根育絵『わたしたちの帽子』フレーベル館

先日、行った出久根育作品展で、高楼さんとの共作ということを知り、購入しました。奇妙な建物内でのファンタジックな物語で、とても面白かったです。