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引越しへ向けて【断捨離編①】マインドリセット!自分への虐待をストップする




どうもポンサオです。


11月の引越しに向けていよいよ自室の断捨離に向き合う1日となりました。


やっと忙しかった日々も一段落し、ようやく自室の断捨離を始められる。


断捨離もぶっちゃけ絶対にしなくてはいけない、という訳では無いのだが、実家を出るにあたって散らかったままというのも気が引ける。

立つ鳥跡を濁さず。


と言うように、スマートに部屋を美しくしてから飛び立ちたい。


ようやくその記念すべき第1歩を踏み出せる日がやってきたのだが、早速問題は発生した。


体が動かない




めんどくさいとかそういった軽い次元ではない。



全てのマインドが私が動くことを頑なに拒否している。



私が断捨離に向き合った途端、私の大切な何かが失われるような心地がしたのだ。




部屋を見渡すとカバンやらノートやら本やらぬいぐるみが散乱し足の踏み場がない。



なんて心地の悪い部屋だ!今すぐスッキリしたい。



なのに何故か、体が動かない…!




このままでは…

激しい「後悔」と「自己嫌悪」が更にのしかかる事になる。



そうなったらますます苦しみで窒息する…!



私はふと何かを察知して部屋の壁を見上げた。


ヘッダーにもある通り、
部屋の壁にはネイティブ・アメリカンの精霊であるカチナ人形や本物の聖なるお守りを数々飾っている。

彼らは私を見つめていた。





「心の弱さにいつまで負け続けるのだ、ポンサオよ」


なんだかそう言われている気がした。



カチナの精霊達はネイティブ・アメリカンのホピ族に伝わる自然霊のような存在である。


その昔、ホピ族の人達は精霊カチナから多くのことを教わりながら共に暮らしてきた。


だが次第に知識を付けた人間たちは怠惰になり、我儘になり、傲慢になった。


悲しんだカチナ達は聖なる山へと帰り、
その姿は一切人間には見えなくなってしまった。


彼らは姿を消したまま、夏至から冬至の間だけ影からこっそりとホピの人達を見守るようにサポートの仕方を変えたのだった。


この伝説を思い出した。


ここで怠惰になれば、ホピの精霊さん達はまたあの頃のように悲しむだろう。


今ここでやらねば…!



私はまず全てを始めるため、己の心と向き合うことにした。


工程①    瞑想をして己の感情を客観視する




まずは自然と片付けたくなるマインドを確立させるために、私は己の感情を整理しようと考えた。


坐禅を組み、目を閉じてゆっくりと深呼吸。


しばらくその状態でいると、次第に今自分に渦巻いている感情が何を訴えているかを聴くことができる。


ここで既に私はボロボロになってたと気付いた。


断捨離に向き合えない自分」への批判が自分の中で沸き起こっている状態だったのだ。


「なんで向き合えないんだ!この怠け者めが!」



私は私を脳内で殴る蹴るなどの虐待をしていた。



体が動かなかったのは恐らくこのせいだ。


例え無理に動かしても、心は晴れないままエンジンが切れてすぐに体が動かなくなるだろう。


とりあえず深呼吸を10回以上して、虐待している自分を落ち着かせた。


脳に酸素が行き渡り、曇り空だった心に光が差し込んで一気にスッキリした状態になる。


「体が、軽くなっていく…!!」



虐待していた自分は途端にスっと身を引いてくれた。


体が軽くなるのを感じて私はこれから冷静にしていくことを考えたのだった。


ウォーミングアップここに極まれり。



工程②  まずは近くにある不要品を捨てる。




体も心も軽くなった私は、まず部屋中に散らばるゴミ達と向き合うことにした。



そういえば夜中にトイレへ行った時、ゴミ箱につまづいて蹴散らしてしまっていたのだった。



暗くて見えないという言い訳の元、翌朝までそのままの状態。



私は心を無にしてゴミというゴミを颯爽と詰め込んだのだった。

ゴミ達よ、次へ向かうべき場所へと行くのです…!




ゴミが次第に一段落しただけだが、心は更に晴れて言った。


脳内で1UPの効果音が鳴る。



ゴミをゴミ箱に。
とりあえずの掃除を完了させた私は、次にカバンでモリモリになったカバン掛けと目が合った。
 

最初の断捨離エリアはカバン掛け。



軽くカバン15個はかけてあるのでフックは「限界です…!助けてください…!」と言わんばかりに曲がっている。


よくよく見たら15個のうち使っているカバンは5つくらいしかないじゃないか!!!!


しかも使い古されて一目見て引退済みのカバンも存在している。

断捨離すべき最初の生贄はお前たちだ…!!






勢いでぶつかろうとした私の心に、急に彼等との想い出が蘇った。



数年前、当時一目惚れしてワクワクして買ったカバンは流行遅れになった上にチャックが壊れ、更には破れていた。


イベントで見かけた世界に数個しかないカバンは、擦り切れ色が変わっていた。



彼等はもう「お役目」が終わってしまったのだ。


生前のときめかせてくれたあの頃の姿はどこにもない。



愛するカバンたちよ。


思い出とトキメキをありがとう。


君達と出掛けた日々は忘れない…




そう言葉をかけながら私は容赦なく半分以上のカバン達を袋へ詰め込んだのだった。



想い出が。過去が。


袋の中へと消えていった。



辛い体験かと覚悟していたが、不思議にも心は晴れていた。



私は囚われていた過去から解放されつつある。



過去から解放されるということは、
前を向く力が生まれるということ!!!

 

その希望を胸に、私はデスクの引き出し3つ分をそのまま断捨離したのだった。



私は確実に、引越しに向けての階段の1歩を踏み出していた。


つづく。

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