ハラスメントから脱出する方法 ③④の説明

先日リストアップしたハラスメントから脱出するのに必要な⑩項目を一つずつ見ていきたいと思います。

①ハラスメントに気がつく、②ハラスメントから離れる決断をするのお話は、心の揺らぎを含み複雑なので、最後にじっくり説明したいと思います。
まずは実践編、③④からスタートしたいと思います。
(脱出レシピとブログは下に貼って起きますので、よろしければ初めて読んでくださった方はそちらも参考になさってください。)

③自分のために確実に良いと思うことをする。

ハラスメントの脱出は、大胆な反撃に出るわけでもなく、誰かに物申すわけでもなく、自分の生活を整えることから始めます。一番手をつけやすく、生きる上で最も重要な部分だからです。

ご自分のことは、いつでも後回しになっていませんか?
ハラスメントのある環境では、自分を守るために自分を犠牲にしてしまいます。仕方ないです。

いつ何を言われるかわからないから周りに気を配るので、目線も心も自分の外側に向いてしまいます。だから、どうしても自分の健康や都合は、後回しになります。
多少の不調、不摂生には、目を瞑ってしまう。そして、それが長年積み重なって
慢性的な不調となる。大きな病気として表面化することもあれば、疲労を抱えたまま低空飛行をするように、病気じゃないけど健康でもない状態が慢性的に続きます。

日本人の8割はアダルトチルドレンだと言われているから、仕方ないのかもしれません。「みんなそんなもんだ」って思って放置してしまう。

よく中高年で「私寝つきがいいです。秒で寝れます。」という方に出会いますが、そういう方で良い睡眠はとれていない方も多いです。一見すると寝つきがよく健康そうなセリフ。でも、話を聞き、様子を見ていると失礼ながら、そんなに健やかには見えない。そういう方は、慢性的な疲労やストレスを抱えていて、倒れこむように眠りに入るけれど体はガチガチのまま、の様です。良い状態を味わわないと、悪い状態にも気がつけないものです。

なので、改めて、自分の体に良いことをやってみることから始めます。
衣食住を中心に、自分一人でできることで、目に見えるわかりやすいことがいいです。 
例えば、早寝早起き、掃除、断捨離、運動、健康な食事など。 
健康的で続けられそうなことを試してください。
「自己満足」することが大事なので、やって見て、気分が良いものが良いです。

ご自分の思う健康で気持ちの良い生活をイメージして、
前からこういう風にしたかった、
体がこんな食べ物を欲している
(嗜好品ではなくフルーツとか野菜とか穀物や繊維などね)、
もっと眠りたい、休みたい、
などなど、背伸びをしなくてもできることを選んで実行してみてください。

私は、15年前に生活パターンをいろいろ変え始めました。始めの一歩は、ウォーキングやサーフィン(これは⑧新しいことに挑戦ですね)を始めました。
すると、他にもやってみたいことを芋づる式に思いつきました。
運動したら食事も気になって、お水をたくさん飲んだり、
砂糖に茶色のきび砂糖を使ったり。
少しずつ慣れてくると、生活に新しい習慣をちょい足ししたくなったり、
必要のない習慣がちょい減りしたりしていきます。

サーフィンは⑧新しいことに挑戦するに当てはまりますが、
サーフィンを始めると体幹を鍛えたくてピラティスも始めました。
今は、ヨガをしていて、サーフィンもピラティスもやっていないけれど、
そうやって、少しずつ自分の欲するものが変化していくのを素直に感じて、
自分の要求に付き合っていきます。
ウォーキングはまだ続けています。これは最初から、「すごく気持ちいい。私にとってすごくいい」って自信がありました。サーフィンなんて結構おおごとですが、実際に役立つのは、結局、日々の小さなことの積み重ねだということにも気がついていきました。
だから、小さなことから始めれば大丈夫です。

ハラスメントにあっているところから抜けたいから、目に見えて大きな変化を感じたいかもしれません。それなら、それでもOK。好きにやるのも大事。

ただ、気分良く習慣として続けることが大事です。

「今日は、大して何もしなかったけど、これだけはできたな。」
と思えることがあると、小さな自信になるからです。

「生活」のことは些細なようで、この脱出にとても大きな影響を及ぼします。
生活が自信を作ると言っても過言ではありません。

次は

④③を続けながら「自分の、自分のための、自分による生活」

を作っていく。

ちょっと、リンカーンの人民の、人民のための、人民による政治のパクリですが。
自分を作るのは自分の生活です。

自信は、急にゲットできるものではなくて、積み重ねたことを振り返って
感じるものだと思います。
だから、無理なく続けることが大事。サボりながら、ぼちぼちでいいの。

こうしてみると、③④は、自分の揺るぎない部分を感じたり、それを可視化することが目的だと、今、私も改めて書きながら実感して、初心を取り戻しています。笑

もともと自信はみんな持っているもの。だけど、ハラスメントで忘れてしまいます。自信を取り戻すことで、相手のグイグイに押されない自分になります。

それから、自分のルーティーンを決めたら、何人足りにも、それを邪魔させない。
ハラスメントをする人の都合や、別にあなたがやらなくてもいい頼まれごとや用事は、二の次でいい。彼らには合わせない。ルーティーンを優先です。

もちろん、お子さんのことは優先してください。きっとお子さんがいる方は、お子さんとの生活を豊かにするための脱出ですから。可愛いお子さんは大事大事、優先してください。お子さんがいてもできることをやればいいのです。
私は、色々見直す中で、自分と同様に子どもたちのことも優先できていなかったことに気づいてショックでした。今でも思い返すと胸が締め付けられることがあります。でも、過去は戻れないから、いまを頑張るしかない。後悔するより、反省して改善することが大事。

そうやってルーティーンを優先していくと邪魔が出てきます。
そんな時は、今まで当たり前に送っていた生活の出来事を見直すチャンス。
「私は本当にこれをやる必要があるのか」と自問自答してください。

例えば、私の場合。
私は毎朝毎夕、母親に電話して、ご機嫌伺いして愚痴を聞いてあげるのが日課でした。今思うとクレイジーです。
でも、離れると決めてから、体のためにウォーキングしているからと朝の電話を少しずつ減らして行きました。ウォーキングを始めた頃は、すっかり電話を辞める決意がなかったのですが、始めて見たら、母親との電話の時間が猛烈に邪魔に感じ始めたのです。絶対、愚痴聞くより、ウォーキングの方が健康にいいわって。
結局、かなり時間をかけながら、電話を少し減らすどころか、電話を全くしないところまで変化しました。どんだけに肩凝り腰痛が治ったことか。笑
(私と同じにしなくていいんです。参考です。)

気分良くルーティーンをやっている状態を基準に、色々なことを「自分の健康にいいか、悪いか」判断すると、わかりやすいかと思います。やってみると、徐々に気がつくことがあります。変化は、徐々にがいいの。

それから、毎日うまくできるわけじゃないです。生活を変えるには、時間が必要。
選択を失敗しても、気にしないで。選び直しもok。違ったらやり直せばいいだけ。
例えば、ママ友に頼まれた不本意な用事を上手く断れなくてルーティンができなくても、それでいい。急に、バンって拒絶はしない方がいいです。

これは、①から⑩全てに当てはまりますが、無理やりやらないのが大事です。

一個ずつ、慎重に、離れる相手が人なら尚更、敬意をもって丁寧に、行動してください。喧嘩したくなったらしてもいいけれど、相手を乱暴に扱ってしまうと、自分が傷つきます。もうお別れする人なのだから、せめて、最後まで穏やかに丁寧に扱った方が、相手にとっても自分にとってもいいと思います。

そして、思っているより、時間はかかります。
切り替えは、パッとはいきません。長年の習慣を変えるには、時間も必要です。
だから、希望を持ちつつ、根気よく取り組んでください。
長くかかった分、必ず、新しい生活の定着や安定はいいですから。
三びきのこぶたのお家と同じで、お家の土台をしっかり作らないと、すぐにまた元の木阿弥。ゆっくりじっくりいきましょう。

私も、まだまだ道半ばです。
でも、実行して何年も経っているけれど、確実に健康になって
身辺も楽チンです。だから、信じて見て。

今日はこの辺でおしまいです。
もっと早くアップしたいのに、肩甲骨の筋を違えちゃって😭
新しい骨格トレーニング、やりすぎちゃいました。
そうやって結果を急ぐと上手くいかないですね。反省。
私も失敗しながらやってます。
でも、明らかに人生で今が一番生き生きして健康なので、
15年続けてきたやり方、「これは使える!」と確信しています💪😉
よかったら試してください。

では次回は、
⑤これは「違うな」という感覚に気がつく。
⑥⑤「違うな」と思うものから離れる努力をする。
です。👋😃

脱出レシピ

① ご自分が、ハラスメントにあっていると気がつく。
②ハラスメントをする人、ハラスメントのある関係から離れる決断をする。
③自分のために確実に良いと思うことをする。
 衣食住を中心に、自分一人でできることを実行するのがオススメ。
 例えば、早寝早起き、掃除、断捨離、運動、健康な食事など。 
 健康的で続けられそうなことを試して、「自己満足」することが大事。
 「今日は、大して何もしなかったけど、これだけはできたな。」
 と思えることがあると、小さな自信になります。
 「生活」って、些細なようで、この脱出にとても大きな影響を及ぼします。
④③を続けながら
「自分の、自分のための、自分による生活」を作っていく。
 無理なく続けることが大事。ぼちぼちで。

⑤これは「違うな」という感覚に気がつく。
⑥⑤「違うな」と思うものから離れる努力をする。
 違和感を感じるものへの、敬意は忘れずに。
 イヤであればあるほど、そおっと丁寧に扱うのがコツです。
⑦気持ちの良い睡眠(寝付きの良さ、寝覚めの良さ)を目指す。
⑧新しいことにチャレンジ。
⑨リラックスする、安心する時間を持つ。
⑩⑨の時間を増やしていく。

詳しくは、こちらのブログに。

また、以前も書かせていただきましたが、
いじめや暴力などのハラスメントにあった場合は「救急レベル」なので、
すぐに逃げてください。そしてカウンセラーや専門家に相談をしてください。
このやり方では間に合いません。我慢しないで、頑張らないで!
このレシピは、漫然としたハラスメントがある環境から抜けるためのもので、
ハラスメントに蝕まれない生活を作る方法です。