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How思考とWhy思考

仕事等で、未体験な問題にぶち当たったり、難易度の高い問題を解決しなければならないシチュエーションがあると思います。そんな時に気を付けるべき思考法について、備忘録がてらご紹介させていただきます。

How思考

すぐに解決策を求めてしまう思考パターンのことです。
早く問題を解決したいので気持ちはとてもわかります。私も解決を急ぐあまり、How思考になってしまう場合が時々あります(泣)
しかし「何が問題か?」「なぜ必要なのか?」が整理されてない状態で進めてしまうと、解決策を実行した所で効果がない可能性があります。加えて、解決策はやろうと思えば無限に検討できるため、解決策A→効果なし→解決策B→効果なし→・・・といったスパイラルに陥る危険があります。

■こんな会話/状態になってないか?
・「〇〇の解決方法教えて下さい。」「△△で答えあってますか?」「△△で正しいですか?」といった発言が多い。
・問題が何か特定できていないのに、解決策ばかり考えている。

■最近感じること
オンライン環境下で仕事をすると、オフライン環境下であった対面での会話や気軽な質問が減るため、無意識のうちにチームメンバーがHow思考寄りになってしまう場合があると感じています。

特にリーダーがメンバーに対して何かしらの作業依頼・指示をする際に、
・目的/背景を伝えずに、メンバーに作業依頼をする。
・なぜ/何のために作業するか伝えていない。もしくは、伝えきれていない。
・メンバーがどこまで理解したかを確認せずに進めている。
といったことが起こって場合は要注意です。

Why思考

解決策の前に、なぜ/なんのため(Why)にから考える思考パターンです。
たとえば、発生している問題に対して、どういう原因(Why)が潜んでいるかを最初に考えることもこのパターンに当てはまります。

Whyから思考することにより、
①目的が明確化になる。
②問題の本質を知る事ができる
③原因の解決のために解決案を複数考えられる
などが、出来るようになることが期待できます。仮にすぐに出来なくても徐々に出来るようになっていくと思います。

How思考だと、実行したことが効果が無かった時に思考停止になりがちですが、Why思考であると、問題の本質を理解した上で思考/行動できるため、新たな有効な改善策を自発的に考えることを促せます。

オンライン環境下でのリーダーとメンバーでのコミュニケーションについても、このWhy思考(なぜ/なんのため)を意識しながら行うことにより、How思考時に起こりがちな症状は少なくなると思います。

問題解決系のおすすめ書籍

私が今まで読んだ中で「問題解決に関わる良書」を3冊ご紹介させていただきます。

問題解決 -あらゆる課題を突破する ビジネスパーソンの必須の仕事術-

こちらの書籍は、問題解決への思考法が分かりやすく記載されています。また業界・業種問わずに取り入れられる部分が数多くあります。最初の1冊としておすすめです。

問題解決ファシリテーター

こちらは問題解決するために「どうファシリテーションしていくか」について、詳しく書かれている書籍になります。問題を解決に導くには、仲間や関係者との協力が必要な場面が多いです。そんな場面で有するべきファシリテーション技術・思考法について学ぶことができます。

ファシリテーション・グラフィック

上の2つの本とは少し経路が変わります。問題を他人に共有する際の言語化/ビジュアル化する際の技法として、ファシリテーション・グラフィック(略:ファシグラ)というものがあります。多少絵心も必要ではありますが、基本だけ押されるだけでも、資料・ホワイトボード等での表現力や説明力がアップできると思います。

最後に

Noteを見ている中で、さらにWhy思考について深堀している記事を見つけたので添付いたします。

本日もご覧いただきありがとうございました!





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