見出し画像

本質を知る事と働き方

今を生きることに、シフト出来て、どんなに辛い過去を、傷を抱えていても、興味あること以外何も出来なくても、過去と今を完全に分けなければ、決して前に進めない。

鬱や様々な病は、完治しない気がする。それもずっと通院だの入院した方はきっとそれ系の薬を飲み続けている事で、断薬も厳しい、治る方もいらっしゃるが、やはりそこは過去はもう過去と分けなければ、前に進むどころか、今もぼーっとして過ごして非常に勿体ない人生を、たった一度の人生を
捨てていると同じだと思う。辛い時はゆっくり休んで、やはり治る方向へ何とかシフトしていく方法を模索するのも大事だと思う。


物事には本質というもの必ずあり、私はずっと病気の事を隠して過ごしてきた。

けれどもどこの職場へ行っても、どうしてこんなにも売れるのに、他は何も出来ないの?
棚卸しだったり、事務的なこと、時間守れず遅刻が半端なく多いetc

怠けている

と思われる事に、どうしても辛くなったのは、
車の営業を始めた時、協定台数をとにかくクリアしなくてはイケナイ時に、必死に売れば売るほど、書類がついてまわり、まさかの、お客様の印鑑証明をなくしたり、今月登録に絶対間に合わせるため、車で1日100キロ以上高速を飛ばし、書類回収に行くも、眠くなり、次の日までパーキングで眠ってしまい、次の日の朝に☀️なっていたという、ありえないミスだらけ始末書まで書くレベルへ到達。


かなり、怒られた。


そこで限界を感じ、上司に障害がある事カミングアウトした🥲

クビかな……そう思ったが

「そうか、やはりそうか。なにか病気があるのは何となく分かってた。商談の時のあなたは確かに別人で、本当にサボっているのではなく、それはものすごく苦手で、ストレスだったんだな…」


※協定台数とは

ディーラーとしては、拠点ごとに月間・年間の販売協定台数というものが決まっており、この数値をクリアすることが第一の命題でした。これをクリアするためにも新規契約率の向上、既納顧客の点検等オプションオーダーや買い換え率の向上が必要です。
新規販売台数としては⽉に17台⽬標ですが、実際は12台から13台が平均数値。5名いる営業マン1⼈あたり2台から3台。

•BCD TOiから1部引用

私は売るだけ営業と後に呼ばれるようになるが、
上司が、1ヶ月0台、2台売る方で5台、その中でやはりその月間台数を達成しなければ、ディーラーとして存続出来ないので、

全く売れない営業と、もうすぐ定年になるベテラン営業(売る、書類、性格も半端なくいい)

この2人に、全ての事務、その他、管理する私専属のサボーターをつけてくれた。

「その代わり月間目標10台」それを課せられた。ローン審査や、粗利計算、それは出来たので、というかそれが出来ないと売上に繋がらないので、売ることは、簡単なので、生き残れた。

ディーラーとは、売るだけでなく、残価設定のあるローンや、カード、それも一括で払いたい上客に押し付けなければならない。


メイが操る優(スグル)は、解離した私から見ても、どっからその言葉出てくんの?とぼんやりその様子を見つつ、新規即決に至る商談は約2時間、クロージング後は物凄い高揚感と疲労を感じた。

車検近くの代替提案が出来れば、その残価設定が活きる。
お金持ちのお客様多く、一括であのバカ高い車を購入するのに、ローンを少しでも組んでもらう事で次に繋がる。

それがうちの営業マンは出来ない。


売るだけ営業と言われても、書類にかかる時間やミスがなくなるだけで、売りに徹することが出来、みんなにとって良い(ゼロ台営業にもやる仕事、出てくる)そのような仕組みを作った上司に感謝した。

営業とは、本質を見抜けなければ出来ないと思う。
相手がどんな仕事をしていて、プライベートでは何が好きか、よく見る映画、話し方、いきなり車の話をしても絶対に売れない。


まずはその人を知るところから始まる。

忘れられない思い出がある。
月末登録協定台数まであと1台。

ある時、大学卒業したばかりの、何も知らない男子が来店した。皆無視していたが、少し話しかけた時、車のスペック全て覚えていて、昔からずっと憧れていた、今はお金が無い、けど、働き始めたからダメ元で見に来たと言う、若いお客様と少し話した際、

もしかしたらいける
そう思ったのは、
どんなに高額なものでも、ローンさえ通せば、この男子は、必死に払い切るだろう、熱意もそうだが、職場が大手証券会社で、
たった2ヶ月社会人経験のスーパーホワイトの若者。

その背景からいける、と判断する。
私は、商談を始めた。その男子世の中なんも知らないので勿論即決。

けどここからが大変。
彼はこの地域に配属されたばかりで、駐車場すら契約していなかった。
まず不動産に電話してもらってから始めた。

車庫証明を急いでとるには、不動産の承諾書が必要だ。あと問題はローンが通るか難しい。

私は
「そこら辺で、カード、一日で出来るやつ、作ってきて貰えますか? そしてなにか買ってください。それは明日までにできる?」←これは何となく思いついた。これはあまり関係ないかも│ω-。`)

私の提案通りに必死に行動する姿に本気さと、この人はなんか出世しそうだなと、そこまで見えた。

提案した車種は、限定で、1番安いものではあったが、就職したばかりの彼には凄まじく高い金額だ。

可哀想等思うと売れない。

ディーラーローンではなく、違うローン会社のベテラン担当を使った。

作って貰ったクレカと同じ系列の会社。
何度も自転車で、私の提案に掛けるその姿は本当にすごいな、そしてその商談に、車の説明など殆どなかった。

何とかローンを通す為、少し頭金が欲しかった。
「バイトで稼いだ30万までしか出せないです😭」

いける、
「大丈夫!私にお任せ下さい。」

そのローン会社で、様々な無理のない返済方法考えてもらい通った‼️

その時は売りたい私ではなく、この社会人なりたての男子と一体化して、同じ目標に向かう同志となっていた。

納車の際やっと車の説明をして、ワクワクして聞いているその姿、この納車までに色々あったその過程に、私は何となく感動した。この人という人間の本質が見えた気がした。

最後に私は深々と最敬礼の90度のお辞儀をした。
そして私は思わず、

「あなた、多分すごい出世すると思うよ!頑張ってください!」

忘れられない思い出。

社会人になったばかり、若すぎるから、無視する営業マンもいると思う。逆に金持ちアピールし過ぎの客も恐らく皆アプローチしないと思う。

本質をどこで見出すか?

商品なのか、その人なのか?どこを見るか?

ディーラーへ足を運ぶ方は皆、冷やかしでさえ、興味なければ入らない。しかも高級車のディーラーは入りにくい。

※本当に無視するしかない客も一定数いる。


私の年下旦那様は、15万キロも走りざっくり査定して20万にもいかなそうな型落ちプリウスに乗っていて、近くのトヨタで、何年も、メンテ客として、オイル交換のみ行っていた。
なぜこのトヨタは、旦那さんに、代替提案しないか不思議に思っていた。
それはきっと、どうせ買えないメンテ客と、見下しているとしか思えない。若しくはやる気ない。
いつも空いてる。


結婚してすぐ、私が知っているトヨタを扱える尊敬する違うディーラーの上司に、旦那様の新型ハリアーを予約していた。旦那様はずっとハリアー欲しかったようだ。

トヨタ公式サイトから引用

色と、グレードは若干違うが、1年待ちが、少し早まり、来年1月納車出来ることに\( ¨̮ )/\( ¨̮ )/

そのディーラーに足を運ぶ、買う気のない客は居ない。そこのトヨタの担当営業、残念!!

自分の得意分野を活かし、苦手分野を他の人に振ってくれた事で、仕事効率はかなり上がったし、営業として育ててくれた上司に改めて感謝する。


最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます!(´▽`)

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,852件

#お金について考える

37,494件

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!