マガジンのカバー画像

ウクライナ戦争

9
運営しているクリエイター

#ウクライナ

ウクライナの家族 2022年/1991年

ウクライナの家族 2022年/1991年

 昨晩、ウクライナから日本へ避難したきた方を取材した番組を見ました。小学生の姉と弟の2人を連れてこちらへ来られた方の話で、主に子ども達の様子を伝えていました。

逃避行で持ち出したものは彼らは日本語を知らずに育ち、言葉はどうするのかと思いましたが、週に3回、特別に日本語を学ぶ機会があり、教科の授業では日本語で補助する先生が付くそうです。お姉さんは友だちに囲まれ、弟くんは体育館で元気に走り回っていま

もっとみる
キエフとキーウ、発音と表記のちがい

キエフとキーウ、発音と表記のちがい

ウクライナの首都の表記が正式に「キエフ」から「キーウ」になるそうです。3月31日、外務省が発表しました。首都の表記を変えることで、日本政府がウクライナとの連帯を表明することは政治的に大きな意味があることと思います。ただ、「キエフ」の表記の変更というのは、発音と表記の点からすると微妙だなぁと思いました。

発音と表記の「距離感」は変わらない「キエフ」と「キーウ」、2つの言葉の発音は違いますが、どちら

もっとみる
ウクライナについて、ロシアの言い分

ウクライナについて、ロシアの言い分

1月27日、アメリカのバイデン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領に「2月にロシアが攻めてくる」と電話で告げました。それに対して、28日、ゼレンスキーは「もうやめて、パニックつくらないで」とキレ始めました。まぁ、そんなに煽ったらほんとに戦争が始まるかもしれないし、投資引き上げられるし、ウクライナの国民はロシアと対立したいと思わない、かもしれない。

アメリカが「ロシアの脅威」と喧伝すればするほ

もっとみる
ウクライナの都市・ハリコフは落ち着いているそうです

ウクライナの都市・ハリコフは落ち着いているそうです

どんどんエスカレートしているウクライナ情勢。私は、盧溝橋事件のような「作られた」小規模の戦闘から、大規模な戦争がぼっ発しないか、ハラハラしながらニュースをチェックしています。2月16日にロシアが侵攻する、そして「ハリコフまでロシア軍が20キロまで迫った、大変だ!」とのことで、ハリコフについて調べていたら、現地の記事を見つけました。「侵攻は2月16日」と発表された2月14日の記事です。

ロシア軍、

もっとみる
ウクライナ「危機」一夜明けたロシアの反応①まじめバージョン

ウクライナ「危機」一夜明けたロシアの反応①まじめバージョン

アメリカのバイデン大統領が「ロシアのウクライナ侵攻がある」とした2月16日が空けました。幸いなことに侵攻は起こりませんでした。ロシアメディアがこの件に関してどう伝えているか、ご紹介します。私としては、日本のメディアは、ただ危機を伝えるだけでなく、最後にあるようなドネツィク住民(ウクライナ東部で紛争が続いている)の声をもっと届けてほしいと思います。

ロシアのニュースサイトlenta.ruは、「予測

もっとみる
ウクライナ「危機」一夜明けたロシアの反応②あてこすりバージョン

ウクライナ「危機」一夜明けたロシアの反応②あてこすりバージョン

「結局2月16日に侵攻はなかったじゃないか」という英国タブロイド紙の投稿を引用して、メシウマ状態で西側をあてこすっている記事を紹介します。

まじめ版はこちら

では、ご紹介します。2月16日付けロシアの通信社『RIAノーボスチ』МОСКВА, 16 фев – РИА Новости.より。

Британцы высмеяли несостоявшееся "вторжение" России

もっとみる
ウクライナのドネツクから避難した人、避難できない人①

ウクライナのドネツクから避難した人、避難できない人①

2月21日、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部の「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」を承認。「平和維持のため」軍を派遣することに決めました。

ちまちまと訳していたドネツク州の人々の声を、中途半端ですがアップします。そこに住んでいる人々を踏みにじる、ロシアとアメリカの「パワーゲーム」に怒りとやるせなさを覚えます。

そもそも「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」とはざっと

もっとみる
【緊急】ノーバヤガゼータ、ロシアの抗議活動を報道、取調べ録音を公開

【緊急】ノーバヤガゼータ、ロシアの抗議活動を報道、取調べ録音を公開

ロシア独立系新聞「ノーバヤガゼータ」が、本日3月7日、6日の抗議デモで逮捕された26歳女性の取調べ録音と、音声起こしの記事をアップしました。

3月4日、「ロシア軍に対する虚偽情報の流布を禁止」=「ウクライナで起こっていることを「戦争」と呼んではいけない」というメディア統制の法案が可決され、海外メディアや国内の独立系メディアが活動を停止。

しかしノーバヤガゼータは、一旦停止したものの果敢に攻めて

もっとみる
ロシアテレビに反戦の兆し?隠された「戦争反対」プラカード

ロシアテレビに反戦の兆し?隠された「戦争反対」プラカード

3月14日夜、「チャンネル1」のニュース番組「ブレーミヤ」に、突如女性が乱入して、戦争に反対するプラカードを掲げました。日本でも報道されています。

「チャンネル1」は政府系のチャンネルで、視聴率が一番高いと言われています。ロシアでの反戦活動が、大きくなる兆しだと良いのですが…

ロシアで「戦争」は隠されているウクライナ経由のこの画像、実はロシアのサイトでは違った形で発表されています。日本の報道さ

もっとみる