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不満の出にくいおかわりシステム
はじめに
若い頃、給食指導の時間が苦痛でしょうがなかったです。
欲しかったものをもらえなかった事に対してずっと文句を言う児童。私も未熟だったので、すぐにイライラしてしまいその児童を叱る。
それにより、教室の空気が悪くなる。
折角の給食の時間なのに楽しくない。
そんな日々が割と続いていました。
私の失敗
おかわりのシステムは自分の学生時代がベースになっていたため、
①お米や汁物
②人気メニュー(デザートなど)の順番でやっていました。
私は最後に盛り上がる感じが凄く楽しかったなというのが思い出にあるので、そのまま採用していたのですが全然通用しませんでした。
盛り上がる分ダメだったときのショックは大きいんですよね。私はショックを受け入れる事ができるタイプの人間だったのですが、全てがそうではないといというのがこの時わかりました。
自分の経験が基準になることの怖さをこの時知りました。
おかわりの順番
結論から言うと順番を逆にしているだけです。
私の場合
①個数が限られているもの(からあげとかデザートとか)
②こちらで量を調整できるもの(お米や汁物など)
この順番で行っています。
理由
こちらで調整できるものを残しておくことで、こちらでフォローすることが可能だからです。
イライラやモヤモヤの逃げ道を作るイメージです。
「デザートは手に入らなかったけど、味噌汁は増えたからいいか。しかもお肉少し入っててラッキー」みたいな感じです。
ピークエンドの法則というものがあります。
この中の「最後の印象で全体の印象を判断する。」という性質を使っています。
https://keiei-shinri.or.jp/word/ピーク・エンドの法則/
どうであれ、最後におかわりをもらえたという事実が大切なのです。
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