四十代の今。十代の頃より楽に自由に体が動いて良い感じ。ポングの息抜きトーク（１４）
■十代二十代の方が暗黒だった。
中学時点で腰痛発症。二十歳までに更にカッチコチ。ギックリ腰も頻繁に起こす。その場に立てなくなる事もある。靴下も履けない。トイレも地獄。
さらに色々悪化。かかとに変な痛みが出る。神経痛？足の甲にナイフでも刺してるような痛みが走る。足が痛くて立てなくなる。松葉杖生活を送る時もある。
振り返ると何じゃこりゃ、若さにはそれだけで価値があるとかほんとにそうなんかいな、黄金時代もクソもねーぞこれって呆れてしまいます。でもマジだったんですよね。
常に痛みと違和感と隣り合わせ。日常に怯えながらベースを弾くっていう、何とも思い出したくない日々でした。
それがま～、長年お世話になる整体師さんに出会ったり、病院を頼るお医者様が治してくれるみたいなのをやめたり、その整体師さんにも依存しちゃいかんってフォームローラー買ったり、足ツボ調べたり、最近では武術系の動画を見て自分で試してみたり、色々取り込んでいったら本当に体が楽になりました。
「ストレッチすればいいんだ！」みたいなのは自分的には逆効果だったと言うか、それにハマって怪我するみたいなパターンばかりだったので、あれは結構難しい世界だなって。
「やり方が下手だからだ！」と言われればまさにそうなんでしょうが『下手だと割とすぐ怪我する』って事実があるのだとしたら、やっぱりちょっと怖い気がしますよね。
やらなくてもいいストレッチをやってたのか、となれば、やるべきストレッチって何なのか、専門のトレーナーにでも付かなければそれは分からないのか、それじゃ面倒で嫌だなって感じであんまりやってません。
そんな事にまた新たに悩むより、まずは立ち方を何とかする。歩き方を変える。それに絶大な効果を感じます。
ず～っと違和感があった靴の減り方。足の汚れ方。親指の方が全然汚れない。靴が減らない。最悪と言っていいこれ。
親指が浮いてる酷いガニ股、そりゃ足も痛くなるわ、腰まで来るわ、肩から首から全部響くわ、悪くなって当然だわ、めっちゃ納得。
親指・小指・かかとの三点をまず意識。足の裏に均等に重さを乗せられるようにする。自由に変えられるようにする。それだけでびっくりするぐらい変わりました。
姿勢を良くする！と言っても「校長先生の話だ！気を付け！ピシ！」みたいなのを理想とするんじゃなく、どこをどう伸ばしてどう抜くか意識するっていう、それでまた変わります。
逆に言うと、そういう基本的なところ無しに闇雲に運動を重ねたり、無理して体力付けようとか必死こいたって、そりゃ～ブッ壊れるだけですよね。
まともに立つ事も出来てない、歩く事も出来てない、歪んで崩れてピッキピキ状態。
そこ放置してトレーニングとかもはや、自傷行為的なそれに近い気すらしてしまいます。
この辺、ベースの基礎練習でも全く同じ。
そもそも姿勢が悪い。力の使い方が悪い。力の流れが悪い。カッチコチのバッキバキ状態。不自然なストレッチ状態。
そこをスタートにして長時間弾いてたら、ま～それは怪我するよね、壊れるよね、弾けなくなっちゃうよね、ほんと痛感します。
スケール練習に何時間も掛けたり、メトロノームと一日中格闘したり、その後にまたリハ、ライブ、徹夜とか、そういうのも当たり前にやってた以前。
けど悲しいかな、それが全く苦にならないとか天然でやっていける人種じゃなかったみたいです。
すぐボロボロになっちゃうのも当然だった、残念ながら自分は持ってない側だった、と言うか、色々アホすぎたなって溜息出てしまいます。
食生活も偏りまくりだったし、歯磨きとかもズボラだったし、早々に壊れちゃった事にも頷くしかありません。
だからこそ、人間変われるよ、諦める必要ないぜって、堂々言えます。
「去年は目が麻痺してました！」なんて状態だったやつが言ってもまぁ、あんまり説得力ないかもしれないけど、それだってほんと何とかなりましたからね。
眼科に行ってもビタミン剤くれるだけで放置されたって感じだったけど、今は両目共に動いてます。
Youtubeで調べても病気を馬鹿にするナメたサムネが出てくる、中身も知識自慢だけで全く意味ないとか、そういうのいッッッッさい、役に立ちませんでした。
んな事に絶望するより、リアルと出会いを大事にした方がいい、治療に協力してくれる人がいる、アプローチ出来る事がある、そういうところに好奇心持ったり、気楽な希望を大事にした方が一億倍効果ありました。
心と身体が壊れたって事は、いろんな何かがブッ壊れてるって事だ、見直す価値がある、良く出来る要素があるって事だ、その考え方や向き合い方次第で本当に変わると実感。
それだけベースも楽しくなってます。
って、全然お気楽ちゃうやんけって感じの話になってしまいましたが、こうしてネタに出来るぐらい、今の方が体が楽なんだな～動くんだな～ってのが伝わったら幸いな次第。
ベース上手くなるんだったら、長く続けたいんだったら、姿勢や立ち方など見直す価値は計り知れない、それ本気で感じます。
ベース弾いてるから体を壊した？
でもベースを弾いてるから体を見直した？
その辺の順番とか道理とかよく分かんない事になってる気もするけど、いずれにしても、体が良くなるって嬉しい、立ち方や姿勢の勉強をするって意外と楽しい、そこ間違いありません。
Q.ベースの基礎って何だろう？
A.まず健康な事じゃね？
ね～。これね～。
痛みなく立てる、歩ける、弾ける、その方が楽しいよね～。
もう歳だからボロボロ？治らない？諦める？
いやいや、けっこ～変えられちゃうかもしれませんぜ！
少なくとも俺は今の方が楽しいです♪
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