見出し画像

喜んでルールに縛られることができる場所

子供の頃から、ルールが決まっていてその中で動くこと、に安心する性分です。
後にそれが、SFでいう"規律性"と発覚します。
それが理解できない相手(=規律性が低い人)からは「融通がきかない」と言われたり、「マニュアルにこだわりすぎ」と言われたりもします。

それが、
テニススクールに通っていてつくづく不思議だなと思うのは、スポーツのルールには誰も文句言わないこと。

例えば
校則や交通規則、法律なら
それを破る人が一定数いて、揉めたり、罰則が課せられます。

けど、
テニスだと、ラインをはみ出して打ってしまったときに「つい間違っちゃったからルール無視しちゃえ」とか
「やりづらいからルールを変えよう」と言う人は見たことがありません。
何のペナルティもないのですけど。

かなり厳密にルールを守っても、「ルールに細かいね」なんて言われることもなく、私としてはすごく居心地が良いです。

これが例えば「皆でランチ行きましょう」だったら、
性別や年齢、あるいは国籍等々で意見が皆違うのだから、
全員が大満足するお店のルール、ってものは存在しません。
それがテニスだと
ちゃんとボールをラケットで打ち返すし、ワンバウンド以内でラインからはみ出ないように打とうとする。
小さな子供でも例外なく。
「ラケットじゃなくバットで打ちたい!」「ワンバウンドで打ち返したくない!」とごねる子供も見たことがない。

スポーツだと皆喜んでルールを守る(スポーツの種類にもよりますが)ので、
ルールを守らない人を見ると私はそわそわ不安を感じるのですが、
テニスの現場は、規律性の高い私にとって居心地の良い場所です。

コテンラジオで、スポーツの歴史とかやってくれないかな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?