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好奇心を"内側"に仕込む

今はまだ、親の言うことを素直に聞き入れている子供達。

でもそう遠くない内に、親に反発する時期、
or親が死んで自立して生きていく日が来る。

私が死んだあとの新しい世界を生きていく彼女達にとって、
「こうすべき」「こうすれば正解」と言った、現代の社会にあわせた私自身の先入観や常識がかえって彼女達の足枷になってしまう時が来ると思う。

"子供のことを思って"、よかれと思ってしたアドバイスが、子供の首を絞めることになることもある。
だって、それは私のパーソナリティー&生きている社会に、"外側から"良くも悪くも強く規定されているから。

コテンラジオを聴いて時代を俯瞰して眺めると特にそう思うし、
意外と死は身近にあって、親にいつ何が起こるかもわからない。

じゃあ、「今すぐに」、
私の言葉が子供に届かなくなっても、子供達の"内側に"意味ある何かを仕込んでおけないか。

自立心?
レジリエンス?
社会性?
バイアスの見つけ方?
自分の得意なこと?

全部身につけたらもちろんベストなのだけど、
その中でも特に重要な、もっとシンプルで普遍的なことはないかしらーーー

と、ぐるぐるーーーーーー考えていたら友達との会話をきっかけに
昔読んだ本をふっと思い出した。

16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える賢い子に育てる究極のコツ
瀧靖之著

幼い頃から老いて死ぬまで、脳のごほうびは"好奇心"。
子供時代なら未知のことに興味をもって取り組める
、人生の後半では認知症の予防になる。

これだー

知識のノウハウではなく、これってどーゆーこと?どうして?面白い~と思う気持ち。

私自身、「これってどうして?」と聞いても親に聞いてもらえず、環境的には好奇心が全く育たない生活だったにも関わらず、
好奇心や学習欲は枯渇しなかった。

思えば、
親からの強いコントロールや固定観念の押し付け、ヤングケアラーとしての心の不安的さ、を
理解して俯瞰できるようになったのも、
やっぱり好奇心や学習欲がエンジンになって、
ひたすら解を収集したからだった。

けどそうだとすると、、、
むしろこれ親の教育関係ないかな、、、
好奇心も遺伝に大きく関わるのであれば
ここでの私の決心はあまり意味ないかもなあ。

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