初代マネージャー・その後🇰🇭【スーパースターを目指すカンボジアの若者たち】第40話
🇰🇭カンニャのその後
ケンの芸能事務所に初代マネージャーとして来てくれた、カンニャ
メンバーたちの心の通訳も兼ねて
マネジメント業務を頑張ってくれたカンニャは
旦那さんの仕事のお手伝いのため
芸能事務所を卒業しました。
そしてその後もずっと、
チームのみんなの心の支えでいてくれました。
特にプノンペンへ行った後
メンバーが次々と離脱していく中で
暗闇に落ちそうだったレナを励ましてくれました。
コロナが明け
久しぶりにケンとレナはシェムリアップを訪れ
昔懐かしいみんなで、昔懐かしいレストランに集合しました。
観光客である外国人が利用するような、そんな安い店じゃないレストランです。
カンボジアのローカルなレストランはとっても安いんだけど、観光客向けに作られたパブストリートのレストランは、一般的なカンボジア人にはちょっと高めの値段設定になっています。
こういう店を利用する時は、ケンやレナがみんなに「ご褒美」とご馳走するのが常でした。
でも、今回は、なんとノリがみんなの分を支払ってくれたのです。
現在、カンボジアではQRコード決済が主流。
ノリはニヤリと笑って、QRコードを読み取り会計をサラッと済ませてくれたんです。
さすがスーパースターだなー!
「レナさぁ~ん、本当にproudですね~!
前は、レナさんが一生懸命、封筒にお金を入れて、みんなに渡してたじゃないですか」
そうそう、あー金無いわーって思いながら、レナはみんなのお給料を封筒に詰めていました。
他メンバーも驚いた様子なくサラッとノリにお礼をしていて、
もう日本から来たレナやケンが、
みんなに奢る必要なんか無いところまで、
金銭価値が揃ってきたのね。
「ケンちゃんとレナさんがいなかったら今のみんなは無いって、今はみんなが解っていますよ。」
そんなカンニャの言葉に
またもレナは涙ちょちょぎれるのです。
カンニャは今、一児の母。
ケンとレナは、カンニャの子どもに会うことができて感無量です。
ポラリックスの陰の功労者は、カンニャ。
あなたです。
ケンとレナは、
シェムリアップ滞在期間をカンニャと過ごし、
最後はいつも通り、ギューと抱き合って別れました。
これがカンニャ姉さんの「その後の物語」です。
どんなに時が経っても、立場が変わっても
みんなにとってカンニャ姉さんは
「ビッグシスター」です!
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