polaris_hokkaido

東北海道、摩周湖の近く、弟子屈町にあるペンション「ぽらりす」です。 北海道の片田舎でも…

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東北海道、摩周湖の近く、弟子屈町にあるペンション「ぽらりす」です。 北海道の片田舎でも、光害に美しい星空が脅かされつつある現状を目の当たりにし、星空を守る活動と夫婦の思いをつづろうとnoteを始めました。 https://www.polaris-hokkaido.com/

最近の記事

てしかが星空愛好会~第4回定例観察会@20240415

定例化観察会としては、初めて好天に恵まれ、楽しく過ごしました。 6月の天文宇宙検定について6月9日に、釧路で天文宇宙検定の試験が行われます。 4月14日に、釧路市こども遊学館にて、事前勉強会が実施され、3名ほどが参加したので、その話題からスタートしました。 4級は小学生クラス、3級は中学生クラスということですが、予想以上に難易度が高く(笑)、いろいろ例題を見ながらお話ししました。 申し込み締め切りは、4月26日。(2名以上で申し込むと団体割引でちょっと安くなります。4月

    • ポン・ブルックス彗星観望記

      約70年ぶりに地球の近くにやってきたというポン・ブルックス彗星。 (ポンなのか、ポンスなのか・・・フランス語読みとか英語読みとかという話ではないかと思います。) そこそこ明るくなり、急に明るくなったりしたので、天文界隈では、それなりに盛り上がっていました。 私もそれなりに見たり撮ったりしましたが、やっと見える撮れる程度で、難しさを実感しましたが、それなりに楽しめました。 今年2024年は、秋ごろにとても明るい彗星が来るらしいので、良い練習になりました。 最初は8等星一番最

      • 第5回てしかがの星空楽しみ方講座~星空撮影を楽しもう~開催しました!

        第5回は星空撮影講座2024年3月11日(月) 弟子屈町の公民館講座を開催しました。 第5回てしかがの星空楽しみ方講座 ~星空撮影を楽しもう~ です。 今回は、星空写真講座としては1回目なので、初心者向けの星空写真の入門編です。 ぽらりすのお客様と星を見る時に、撮れそうなカメラを持っているお客様をお誘いして、星空撮影チャレンジをすることが多々あります。 「自分のカメラでもこんなに撮れるんだ!」という喜びの声が聴けるので、その感動を町内の方にも! ということで、企画しました。

        • てしかが星空愛好会~第3回定例観察会~月面X観察会@20240118

          1月18日に、てしかが星空愛好会の第3回の星空観賞会を実施しました。 今回は星というよりは、月の観察! 月面Xという天文イベントを観察する予定でした。 天気予報はあいにくの曇り空。 スタート時点でも曇っていたので、あきらめて雑談をしていると、前回もそうだったのですが、到着したメンバーが、「月見えてるよ!」とのことで、みなさんで外へ。 終わりかけの月面Xをぎりぎり楽しむことができました。 しばらくすると、雲で見えなくなって、屋内へ。 天文情報としては、 スマート望遠鏡のお話

        てしかが星空愛好会~第4回定例観察会@20240415

          写真展「本当の夜をいつまでも」

          写真展を開催します! 近隣の方は、ぜひお越しください!! テーマ弟子屈の美しい星空をご紹介します。 また、先日、こちらでご紹介した、弟子屈の星空の現状。 これを、できるだけ多くの方に知ってほしい。 それをテーマとした、展示です。 概要日程:2024年2月24日(土)~3月31日(日) 時間:9:00~16:00 場所:川湯ビジターセンター(旧:川湯エコミュージアムセンター) 1階奥    「休館:毎週水曜日(水曜定休の場合は翌日振替)」    3月20日(水)が祝日の

          写真展「本当の夜をいつまでも」

          【予定】公民館講座「てしかがの星空の楽しみ方」~第5回 星空撮影を楽しもう!~

          今回は撮影講座です春の星座から始まって、金星・火星、木星・土星、流星群と、4回実施した講座ですが、今回は、星空撮影の講座を企画しました。 ぽらりすで、お客様をおもてなししている中で、よいカメラをお持ちでも、星空撮影の経験がない方がたくさんいらっしゃいます。 「まさか自分のカメラで、星が撮れるとは思っていなかった。」 「頑張れば撮れると思っていたけど、もっと難しいと思っていた。」 という感想をよく耳にします。 実際、星があまり見えない都会にお住まいの方は、星を撮るチャンスにも

          【予定】公民館講座「てしかがの星空の楽しみ方」~第5回 星空撮影を楽しもう!~

          弟子屈の星空がピンチです

          なんとなくですが、毎日見ている弟子屈の夜空がだんだん明るくなってきて、星が見にくくなっているように思っていました。 その傾向が、数字で出てくると、相当な危機感を感じます。 デジカメ星空診断測定値の推移毎年、夏と冬に環境省が取りまとめている、星空観察の結果を時系列で並べてみました。 これまで、逐次まとめをして、いろいろなところでPRしてきました。 その中で、前々回、2023年夏のデータが、先日公開になりました。 データは、星空公団のホームページからアップロードすると、速報値

          弟子屈の星空がピンチです

          公民館講座 第4回「てしかがの星空の楽しみ方講座」開催しました!+α

          第4回講座はふたご座流星群2023年12月14日(木) 弟子屈町の公民館講座を開催しました。 第4回「てしかがの星空の楽しみ方講座 ~ 流星群を楽しもう ~」です。 前回は、木星・土星を中心としたお話で、あいにくのお天気で、望遠鏡による観察はできませんでした。 今回は、ふたご座流星群に合わせた講座にしたので、前回以上にお天気が悪かった時のダメージが大きいことが予想され、2週間くらい前から、気が気ではありませんでした(笑) 予報サイトによって、大きく違う天気予報に一喜一憂し

          公民館講座 第4回「てしかがの星空の楽しみ方講座」開催しました!+α

          【予定】てしかがの星空の楽しみ方講座第4回 ~流星群を楽しもう~

          今回のテーマは、流星群です。 秋から冬へと、弟子屈では晴天率の高い季節がやってきました。 そして、3大流星群の一つ「ふたご座流星群」がもう間近です。 12月14日の深夜がピークになっています。 まさにその夜、てしかがの星空の楽しみ方講座を実施します。 今回も、少し座学をやってから、外で流星群を観察するパターンです。 流星群を見るコツなどをお知らせしたいと思います。 目標は、全員が1個以上の流れ星を見る! ことです。 ぜひご参加ください~ 詳細は、広報をご覧ください。

          【予定】てしかがの星空の楽しみ方講座第4回 ~流星群を楽しもう~

          公民館講座 第3回「てしかがの星空の楽しみ方講座」開催しました!

          2023年11月8日 公民館講座を開催しました。 前回は摩周湖展望台にて、金星・火星などを見ることができました。 今回は、木星・土星を中心としたお話でした。 さらに、今回の目玉としては、星空観察の時に駐車場の照明をライトダウンしようという試みを準備しました。 こちらが、そのリハーサルの時の記事です。 というわけで、当日を迎えたのですが、お天気はとても微妙。 というか曇り空。 講座のスタート30分前では、時折、星が少し見えてはいましたが、雲の流れで、隙間にあたった時に見える

          公民館講座 第3回「てしかがの星空の楽しみ方講座」開催しました!

          まだまだ誤解が多い「星空保護区」や「光害対策」

          最近、星空保護区を目指す自治体が増え、ネットニュースにも多々取り上げられています。 その中で、光害対策や星空保護区について正しくないと思われる記事があったので、ズバリ!、ダークスカイ・ジャパンさんに聞いてみました。 まずは、こちらのネット記事(2023年09月29日:アスキー) この記事の後半に、 「『明るくしないといけない場所を暗くしないといけない』 という、ある種矛盾をはらんだニーズ」 という表現がありました。 これについては、ダークスカイ東京支部長の越智先生※が

          まだまだ誤解が多い「星空保護区」や「光害対策」

          星の本を寄付しました。

          話はちょっとさかのぼります。 古新聞になってしまいましたが、投稿しておきます。 今年5月に東京府中市にある米粉カフェ「てぃだ」さんで開催した写真展。 この時に、星・ネコ・シマエナガ関係のグッズをいろいろ販売させていただきました。 その時にこんなお話を元に販売をさせていただきました。 最後の3行が重要です。 物販の収益で、書籍を寄付しますという宣言をしています。 で、今日のお話は「寄付しました」というお話です。 いろいろ失敗しました本来であれば、写真展をする前から、図書

          星の本を寄付しました。

          ぽらりすの外部照明を上方光束の少ないものに交換しました

          弟子屈町の星空保護区登録を目指しているわけなので、自分のとことも光害対策をしなければと、ずっと思っていました。 夏の忙しい時期が終わりかけた、このタイミングで、交換をしてみました。 電気工事やさんに尋ねたところ、「上方光束ゼロをうたっている、家庭用の照明器具はない」ということでした。 ある意味当然と言えば当然ですね。 行政が、共有部分の照明を変更するというのが普通のパターンなので、一般家庭用ではまだまだそういう照明機器はないですね。 というわけで、カタログを見ながら、でき

          ぽらりすの外部照明を上方光束の少ないものに交換しました

          街なか星空観賞の可能性

          てしかがの街なかで星が見えないのはなぜか?ぽらりすは、牧草地の端っこにあって、お隣までの距離が400mという立地なので、周りに光を発するものがなく、星見をする条件が良い場所にあります。 ある意味、ぽらりすで星がきれいに見えるのは当たり前なわけです。 しかし、この町弟子屈の中心市街地や川湯温泉街では、街灯や建物の明かりでなかなか星を見るという感じにはなりません。 街中で星を見ることを、あきらめなくてはいけないのでしょうか? ぽらりすで星が見えて、街なかで星が見えない理由は、

          街なか星空観賞の可能性

          てしかが星空愛好会~第2回定例観察会@20231010

          10月10日に、てしかが星空愛好会の第二回の星空観賞会を実施しました。 天気予報はあいにくの曇り空。 第1回に続いて、今回もダメかとあきらめていましたが、到着したメンバーが、「星見えてるよ!」とのことで、みなさんで外へ。 この時期は、土星木星が見ごろなので、望遠鏡も持ち出しました。 星がかなり見えていいるものの、予報通り雲も多く、若干欲求不満のたまる星見となりました。 木星は雲に隠れて見られませんでしたが、土星を望遠鏡で見ることができ、みなさん土星の輪を確認できました。

          てしかが星空愛好会~第2回定例観察会@20231010

          てしかがの星空の楽しみ方講座第3回

          夏の忙しい時期は、中断していましたが、星空講座第3回を実施します! 前回、「火星金星」をテーマにしましたが、今回は、「木星土星」です。 例によって、少し座学をやってから、晴れていれば、望遠鏡で観察会です。 観察は、今回、公民館の前で実施します。 途中、駐車場の照明を10分間消灯して、どれくらいの変化があるか、実験する予定になっています。 月がないので、かなり見えると思います。 ぜひご参加ください~ 詳細は、広報をご覧ください。 申し込みは、公民館です!

          てしかがの星空の楽しみ方講座第3回