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公民館講座「てしかがの星空の楽しみ方」~第7回 夏の星座を楽しもう~ 開催しました


第7回は夏の星座

2024年6月7日(金)19:00~21:00
弟子屈町の公民館講座を開催しました。
第7回 てしかがの星空の楽しみ方講座
「夏の星座を楽しもう」です。
釧路、羅臼、札弦など遠方の方もたくさんお越しいただき、37名のご参加をいただきました。
ありがとうございます。

夏というにはまだちょっと早いですが・・・

私たち夫婦が、ペンションというお仕事上、なかなか夏は時間がとれません。
なので、夏のシーズン前にいろいろお話をして、夏の予習をしましょうという講座です。
夏は、天の川が一番濃い季節でもあり、またペルセウス座流星群の季節でもあり、星を見る楽しみがたくさんあります。
事前にお知らせして、見逃すことのないように、という気持ちで講座を作りました。

弟子屈の星空の美しさを再認識

毎回お話ししている、「弟子屈の星空」のお話ですが、今回すこしアップデートしました。
ひとつは、デジカメ星空診断のデータを最新のデータに置き換えました。
前回までは、2019年くらいのデータを並べていたのですが、さすがに古新聞なので、昨年~今年のデータに置き換えました。傾向としては変わらず、弟子屈の星空の置かれている状況は、改善していないので、まだまだ守る活動が必要というデータです。

もう一つは、弟子屈を星が見える街にするための、光害対策の内容を、もう一歩突き詰めて考えました。
背の高い街灯のメリットデメリット、背の低い街灯の必要性を追加しました。
あと、「摩周湖でさえ星が見えればいい」という考えでは、摩周湖の星すら守ることができない、ということをわかるように追記しています。

夏の星座と天の川のお話

夏の星座の探し方は、いろいろ調べても、決め手となるものがなかなかなかったのですが、北斗七星から辿る方法を見つけたのでお話ししました。
夏の大三角を見つけて、そこからさそり座へ。
天の川の一番濃いところもそのあたりにあります。
誕生日の星座も含めて、夏の星座を探す手掛かりをお話ししました。

また、夏の大三角について、星が明るいのはなぜか?
近い星、遠い星みたいなことも説明しました。

その天の川ですが、いったい何だろう。というお話をしました。
弟子屈にいれば、普通にみられる天の川ですが、その正体を知れば、さらに楽しく見られると思います。

天の川の濃いところ

この夏の天文イベント!

この夏見逃してはいけない天文イベントをお知らせしました。

かんむり座T星の新星爆発
紫金山-アトラス彗星
そして、ペルセウス座流星群


2020年のNEOWISE彗星

お楽しみに~

星空観察はちょっと失敗

雲が多かったのもありますが、日の長いこの季節、暗く成りきっていなかったので、ちょっと厳しい星空観察になってしまいました。
反省して、次に改善します!!

アンケート結果より

いつも公民館講座の終わりに、アンケートを実施しています。
ほぼ自由記述な感じなのですが、今回その中に、ちょっと気になる回答がありました。しかも同じような内容で、お二人の異なる方から・・・

「弟子屈の星空は、昔のほうがきれいだった」

という内容です。
デジカメ星空診断の結果でも、明らかに空は明るく、星は見えにくくなっているのですが、実際に住んでいる方の実感として、そう思っている方がいらっしゃるというのは、初めて聞いた話です。

星空を守る活動が、やっぱり必要と、改めて感じた次第です。
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!

https://teshikagahoshizora.1web.jp/


今後の公民館講座

10月11日(金) 肉眼で見えると期待される大彗星について (変更になりました)
11月22日(金) 土星の輪が消える!? 望遠鏡・双眼鏡について
を予定しています。

そのあとも、準備中です~


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