#夜間の温度管理について

 夜寝るとき、クーラーをつけっぱなしにしますか?タイマーにしますか?それとも、つけませんか?

 昔の時代を生きた人間の一部には、「クーラーの風は身体に悪い」「電気代が勿体ない」などと、クーラーを嫌がる人がいるそうだ。

 平成・令和の夏は、明治・大正・昭和の夏よりも暑い。ただ暑くなっただけでなく、熱中症になりやすい環境を現代人は生きている。

 「気象庁の統計では、国内10都市の17年までの100年間の気温上昇量は平均2.7度。都市部を除く15地点の平均を1度以上上回った。」(日本経済新聞、2018年8月14日付、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34144620U8A810C1CR8000/、2020.08.29.現在)

 夏の気温は確実に上昇している。気温上昇の原因は複数考えられる。

 「ヒートアイランド現象」だ。

 アスファルトやコンクリート等による人工物は、草地や森林に比べて保水力が無いため、熱を和らげることなく反射する。また、熱容量が大きいため温まりにくく冷えにくい。よって、日中に蓄積した熱が夜間になっても保たれるため、夜間の気温も下がらない。

 都市部では人工物が高密度にひしめき合う。そのため、放射冷却が弱まり、地表面に熱がこもる。

 多様な産業活動や社会活動によって熱が排出される。自動車の利用や工場の機械が出す人工排熱によって、都市部の気温はさらに上昇する。

 科学技術の発達とインフラ整備、都市の形成と引き換えに気温上昇がとどまるところを知らない。

 人は寝ているとき脱水する。気づかずに熱中症になってしまわないように注意を払おう。

 私は冷房除湿の24.5度に設定し、起きる1時間前まではタイマーを切らないようにしている。

 みなさんの熱中症対策は何ですか?

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