#臨時国会召集について

「コロナに夏休みはない。今が拡大を抑える最後のチャンスだ」と語気を強めた。(日本経済新聞社,東京地方部,亀真奈文,7月30日https://www.nikkei.com/)

 東京都医師会の尾崎治夫会長の言葉だ。

 新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、豪雨被害も相次いだ。感染症対策と災害対策について審議する必要がある。

 立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党が、「衆参いずれかで総議員の1/4以上の要求があれば、内閣は臨時国会の召集を決定しなければならない」と定められている憲法53条に基づき、臨時国会の早期召集を求める要求書を大島理森衆院議長に提出した。衆参いずれかで総議員の4分の1以上の求めがあれば、内閣は召集を決めなければならない。少数派の発言権を保障し、国会と内閣のバランスを保とうという、この規定の趣旨に従い、首相は野党の要求に応じる必要がある。

 コロナ禍で、感染拡大防止と経済活動の両立という難題に、与野党の枠を越えて知恵を絞るときだ。通常国会の会期延長をせず、週1回の衆参両院で閉会中審査が実施されているが、限られた時間では議論は深まらない。

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