見出し画像

溺るる者は藁をも掴む

聞いた事がある諺。そんな状況が、自分の人生でも起きるとは。

振り返ると、就活・転職活動での事だ。

新卒時

新卒時には、売り手市場と言われたにも関わらず、なかなか内定が取れず。書類審査と言うより、面接が通らない。自己PRとかどうすればいいのか分からない。秋頃?内定が取れたかと思ったら、大学の就職支援課で有名な問題企業であった。人生がめちゃくちゃになるの嫌だったから、泣く泣く内定辞退をした。年末(年明け?)までなかなか内定が取れず、あまり興味が無い企業や少し遠くの会社を受けたりした。全然手応えを感じる事無く、最悪派遣社員でもいいから働かなきゃ…と思っていた。派遣メインの会社にも登録したし、若者向けのジョブカフェにも行ったし縋る勢いだった。周りは内定をとっくに取っていて、焦りもあったし自分が価値が無い人間に思えて惨めだった。…その後、卒業までに何とか内定をもらえた。

転職活動時

次を決めないまま退職し、再就職先を探す時。求人数が多そうな転職サイトや転職エージェントに登録し面談し求人に応募し。「私は応募資格を満たしていないかも…」と多少思っても、ダメ元で応募。でもそんなに上手くは行かない。30代も半ばを過ぎると途端に選択肢が狭まる。求められるスキルを全部満たしていると言う自信も無い。80%か90%は書類選考で落とされた様な気がする。

このままではマズイと感じ、あまり使っていない転職サイトに登録してみたり、ハローワーク求人にも応募をした。新たな転職サイトは地方の求人が少なかったり、ハローワーク求人は求人数は多いが自分が良いと思えるものは少なかった。食わず嫌いはダメだ、とわずかな可能性に賭けて応募をした。結果は、自分がうっすら予想していた通りだった。

…3ヶ月経っても内定が1つも出ない。いよいよ焦ってきた。正社員一択なのだが、紹介予定派遣とか他の雇用形態も視野に入れた方がいいのかな…と思い始めた。念のため派遣会社にも登録した。なりふり構っていられなかった。

…しばらくしてダメ元で応募した1社に内定をもらい、転職活動は終了した。在職中では無い為、少しの望みがあれば手当たり次第にもがいていた。自分を否定されている様で苦しい時もあった。ほとんどそうだった。就職活動と言うのは、本当に縁次第なんだなと感じた。私の市場価値の無さと年齢も原因だろうけど。

まとめ

振り返ると、自分は思っているよりも恵まれているんだなと感じた。コロナ禍の中、失業保険が切れる前に就職先が見つかったし。新卒採用の時も、卒業までに何とか内定貰えたし。もっともっと大変な状況の人は沢山いる。全てが上手く行くわけでは無いけど、今まで頑張って来た事は無駄にはなっていないと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?