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私は自分が思っている以上に”私”のことをよく分かってない

自分のことは自分が一番よく分かっている。
そんなの当たり前だと思っていたのだけれど、そうでもないのかも。

つい先日、職場の先輩との会話でマンガの話になって、「リオさんは最近読んでるマンガありますか?」と聞かれた。

ウッ……と答えに詰まった。

最近、マンガって読んでない気がする。

呪術廻戦とかSPY×FAMILYとか今人気の作品もよく知らないし、これから読んでみたい作品ならあるんだけど……。

結局、とっさに答えが浮かばず「ここ最近はあまり読んでないですね〜。先輩は何か読んでますか?」と相手に振って逃げてしまった。

でもね、あとでよくよく考えてみたら私つい最近マンガ読んでたんだよね。

1つは『めぞん一刻』。
高橋留美子さんの作品は名作揃いで昔から好き。ただ、めぞん一刻はちゃんと読んだことがなくて。Huluでアニメを見て原作も読み始めた。

ラブコメの金字塔と言われているだけあって、すれ違いながらもだんだんと縮まる距離の描き方が秀逸。終盤の名シーンは特にホロッときた。一刻館の住人をはじめ、出てくるキャラもみんな魅力的!

もう1つは『ガチ恋粘着獣~ネット配信者の彼女になりたくて~』。
今も連載中のWebコミック。タイトルの通り、動画配信者にガチ恋してだんだん暴走し始める"獣"たちの話。

4月からドラマ化もされる話題作。個人的に好きなポイントは、作中に出てくるツイートとかコメントが妙にリアルなところ。こちらも登場キャラの個性がつよつよで、やってることは大体犯罪なんだけど、なぜか惹かれる。

……マンガの紹介が長くなったが話を戻すと、「最近読んだマンガは無い」という私の発言は大嘘で、実際は割と直近で読んでいたのだ。しかも2つも!

この事実に気づいたときは軽くショックを受けた。

何がショックって、頭に浮かんだけれど言わなかったのではなくて、本気で忘れていたんだよね。

自分のことは自分が一番よく分かっている。

そう思っていたのに、最近読んだマンガのことさえ思い出せないとは……。

この出来事で学んだのは、適度にアウトプットしないと自分のことさえ分からなくなるんだなってこと。

自分が思っている以上に脳は忘れんぼうなんだよね。

マンガの件も、時間が経ったら思い出せたので記憶から完全消去されていたわけではない。

ただ、頭の隅の遠〜〜いところに置き去りになっていたから、すぐに気がつかなかった。アウトプットが不足するとこうなるのね。

いしかわゆきさんの著書に出てくる「自分はアホだ!」と思えばアウトプットできるって言葉の重みを身をもって体感した。

人は覚えたことのほとんどを忘れてしまうし、
どんなに時間をかけて読んだ本も、
一時は確かに心に刺さったはずのメッセージも、
頭のなかから抜けていってしまいます。

いしかわゆきさんの『書く習慣』より

たしかに、自分に関することでさえ忘れちゃうんだから、たくさん時間をかけても心に刺さっても”出力”しないと思い出せないよね。

スマホのメモでも、Twitterでも、noteでもなんでもいい。
短くても自分にしか分からない書き方でも良いから、書き留めておく。

やっぱり「書く」って大事。


<今回の学び>
適度にアウトプットしないと自分のことさえ分からなくなる。

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