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「半沢直樹 アルルカンと道化師」を読み終わって感じたこと

職場の人から「おもしろいから」と勧められ借りた本、池井戸潤さんの「半沢直樹 アルルカンと道化師」をこの週末に読んだ。池井戸潤さんの名前くらいは知っていたけど、大ヒットしたドラマ「半沢直樹」も「下町ロケット」も「陸王」も見たことがなかった。
最初は、銀行員が謎解きってどういうこと?って思ったし、M&Aや銀行の資金融資の話題にも興味がなかった。興味を引いたのは「アルルカン」という題名が、大好きなハリーポッターリーズ「アズカバンの囚人」の響きと似ていたことくらいだったが・・・とにかく読み進めた。

ある一族の相克のヒストリー
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有名な絵に隠された秘密と、その秘密を隠し続けなければならなかった理由

それぞれのストーリーが、企業買収、銀行の融資、銀行内の対立・争い、などの要素と重なり合って展開していく。中でも、二人の画家の書簡のやりとり、二人の命の消え方は印象的だった。
保身、私利私欲にまみれた輩をどうやりこめるか、最後にスカっとした。

本に限らず、いままで興味がなかったり、無関心だったジャンルのものでも、人から勧められたり、世の中で話題になっているものは試してみるといい。自分の興味の幅を広げることで、より多くのおもしろいものに出会える。楽しいと感じることが増えれば、心にとっても栄養になるだろう。

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