「今」の重みと空瞑想

時々わけもなく怒りのようなもやもやが湧いて出ることがある
実のところ、怒りであるかどうかもわからない
ただわかるのはそれが心地よくない状態だってことだけ

その原因が何なのか探ることは意味がない
正体さえわからないものなのだから

暖かな陽気が外へと誘う
久しぶりに空を見上げてわかった
自然に目を向ける余裕が持てない間にもやもやがたまっていたということを

淡い青色の空に薄い雲がじっととどまっているのを眺めていた
上空では風が吹いていないのか
静止画のようなのに
ちょっと目を離したとたん
雲は消えていた
空の色は変わっていた
夕焼けの準備を始めていた

今の積み重ねが変化をもたらす
今は瞬時に消え去るのに
今の積み重ねは確実に変化を生む

すぐに変えようとしなくてもいい
焦らなくていいから
自分の心地よいペースで
気の向くまま楽しめばいいんだ
そう思えた時
もやもやはどこかへ消えていた