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踊る阿呆になった日

徳島を旅した時に、”踊り狂う”という体験をした。
”阿波踊り会館”は、阿波おどりの歴史と文化に触れたり、阿波おどりの実演を観ることができる観光スポット。ここで初めて見た阿波おどりは躍動感あり迫力満点、すっかり魅了された。ショーの最後は観客もステージに上がり、踊り方のレクチャーを受け、みんなで踊って盛り上がる。

踊り手さんが観客をステージに呼び込む。シャイな私は”見る阿呆”に徹するつもりだったのに、ついステージにあがってしまった。

手や足の動き、リズムの取り方を教わって、音楽に合わせて踊る。なんだか楽しくなってきた。輪になって踊る皆の喜びが渦巻いている。どんどん盛り上がっていく。

最初は客席の目が気になっていたのに、いつの間にか踊ることに夢中。恥も理性も忘れ、まさに”踊る阿呆”状態。音楽にのって踊る、それ以外のことは頭になかった。これはプチトランス状態といえるかもしれない。

楽しくノリノリで踊っていたら、踊り手さんから首にレイをかけられた。観客のうち、レイをかけられた人は賞品をもらえることを後から知った。賞を狙っていたわけではない、ただ楽しく踊っていたら2等賞。賞品はてぬぐい。「1等でなくてよかった」。なぜなら、1等の賞品は旗だったから。

いい体験ができた。
阿波踊りの魅力がわかったし、
欲しい賞品がもらえたし、
自分の殻を破り心を解放できた。
その代償は…腕と足の筋肉痛。

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