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珈琲と映画

今年は心なしか植物が元気。
公園の緑のグラデーションが深い。

前回の 珈琲の本 が意外と読んでいただけた様なので(どこにも需要がないと思っていたので、すごく嬉しい!ありがとうございます。)調子に乗って、私の好きな珈琲に関係する映画を。


ジム・ジャームッシュ監督のコーヒー&シガレッツ
言わずもがな(?)の珈琲映画です。この映画の影響で珈琲を飲み始めたと言っても良いくらい好きな映画。
珈琲を飲みながら、タバコを吸いながら、登場人物たちがどうでも良い様な会話を繰り広げていく、11本のショートストーリー。
本当に何も起こらないのですが、そして何故かここで飲まれている珈琲がそれほど美味しそうにも見えないのですが、夜中にふと観たくなる。音楽もまた良いのです。同じ監督の「パターソン」も素敵なのでぜひ。


ヴィムヴェンダース監督のベルリン・天使の詩
人間の心の声を聞くことのできる天使のダミエル。ある人間の女性に恋をし、彼も人間になりたいと思い、、。
こちらも名作。天使が人間の世界へ降り立った映像演出も素敵なのですが、人間になって初めてしたいと思ったことが「珈琲を飲めたらいいだろうなぁ」。
本当に幸せそうに珈琲をすするので、「あぁ、私たちにはやはり珈琲が必要だ」と大袈裟ですが思ってしまうのです。
と、珈琲に絡めて書きましたが私はヴィムヴェンダース監督が大好きでして、他の作品もぜひに。


荻上直子監督のかもめ食堂
フィンランドのヘルシンキで日本食の食堂を経営しているサチエと、そこに集まってくる日本人やフィンランド人の小さな物語。
こちらでは珈琲を美味しく入れるときのおまじない「コピルアック」が印象的。希少な珈琲豆である コピ・ルアク を知ったのもこの映画でした。
サチエが大きなケトルで淹れる大らかな珈琲。豆は浅煎りのものだろうか、、と想像しながら観てしまいます。
こちらの監督の作品は全てご飯が美味しそうなのも魅力。「マザーウォーター」にも美味しそうな珈琲が出てきますので、こちらも是非に。


私の独断と偏見で選んでみました。(やはりこれは需要がないかもしれない・・)

珈琲いれて映画三昧もまた良い時間。





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