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詩の周辺

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詩に関すること、詩にしたい景色
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2021年9月の記事一覧

【詩】手紙

  手紙                       月を見ながら歩いた 空気が優しく湿っ…

mk
2年前
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【詩】その日まで

  その日まで うちのうちがわ どろどろしとるんじゃ 自分でもどうなっとるんかわからんで …

mk
2年前
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おめでとう、とは言ってもらえなかった話。

おめでとう妊娠です、と医者は言ってくれなかった。また来週来てください。袋が見えます。こっ…

mk
2年前
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【詩】2011年3月11日

二〇一一年三月十一日 二〇一一年三月十一日  それは私のなかの小さな命が 命として この世…

mk
2年前
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誰かにとって特別な私でありたい

誰かにとって特別でありたいと願うとき「誰か」は「本当はあの人」のことあるけど、すれ違うだ…

mk
2年前
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金木犀のにおいが連れてくるのは

早朝、窓を開ける。ひんやりとした風がカーテンを揺らす。秋の風だ。しんとした、まっすぐな空…

mk
2年前
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【詩】八月

八月 弔うことを許されないまま三年が経つ 明らかに明けた 夜の余韻を空の端に捉えながら 陽の下に呼吸すること を受け入れられないでいる 仮定法過去完了は心の中に ずんと沈んで 茶色くなった葉っぱを抱いた動かない水 みたいだ 生ぬるく静かにとろみを帯びていく 鼓動も呼吸も言葉にのせて飛ばせたのに あの日 おめ でとうもありがとうもごめんなさいも私の手の中にあふ れるほどゆれていたのに きっとあの人は どの色をし てどの形で現れても間違いなく私を 私の輪郭で撫でて くれたはず

忘れてしまうようだ

息子が生後6か月目に入る頃だろうか、ひと月ぶりに帰省した。 末期の子宮がんを患っていた祖…

mk
2年前
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分娩台で朝食を食べた話

私はその日、予定日より2週間早く産気づいた。その一週前に、もう生まれますかね?いやまだま…

mk
2年前
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【詩】眠っていたいな

眠っていたいな 一生眠っていたいな 陽がこぼれてくる明るい森の中で ほんのりあたたかく湿っ…

mk
2年前
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