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妹の結婚式の前日のコト

緊急事態宣言とともに、はじまったGW。明日は、妹の結婚式が控えていた。


わたしも、明日式場までに着てくドレスをみたら、スカートの裾が半分ほどほつれていたり、ピン札がなかったりてんやわんや。


その最中、離婚して離れて暮らしているおやじから連絡が入る。


以前、おやじに、妹が結婚式をするということを伝え、手紙を書いてほしいとお願いしていた。

『手紙はニガテだよ~』

と、おやじは言ってたので諦めていたら、いまになって

『手紙が書けたよー!』


・・・のんきだ。(笑)


空は暗い。わたしは、ダッシュで電車に乗り込み、おやじの最寄り駅まで手紙を取りに行った。


受け取った手紙は、札束が入っているかのような封筒だ。封も閉じてないし(笑)


わたしは、なにかの勢いに任せて、おやじの大好きな日本酒を握りしめて電車に乗っていた。そう、電車に乗る前に買ったのだ。


遅い、還暦祝いとして渡した。

そうすると、断捨離をしたおやじから、食料やら誰かの形見のような水色のカーデガン、前に勤めていたレストランのロゴが入った食器をくれた。(一部、保管場所に困る(笑))


おやじと駅のベンチで、たわいもないハナシをしながら過ごした。

おやじの手元には、渡したサポーターが。


メールには『明日、楽しんできてね!!』


おやじも、本当は行きたいんだろうなぁと思いながら


ダッシュで帰る。


わたしがスカートのほつれた裾に、両面テープを貼りなんとか工面していたところ、連絡していた母登場。


おやじにもらった品を、一番見られたくないひとが!!


母は、わたしの裁縫箱から、いとも簡単に裾直しをしてくれた。


本当、感謝の一言につきる。母、ありがとう・・・。


母が、帰宅して、夕飯を食べ終え、ゆっくりとしていたときのこと。


『きぬごし!!出しなさい!!!』


夫が、愛犬、きぬごしのくちに手をつっこんで何かを出そうとしている。


きぬごしは、いろんなものに興味があって、よく誤飲をする。前には、わんちゃん友達の家にいって、11センチある、ぬいぐるみを丸のみしたことも…。

夫がいうに、きぬごしは糸を食べたという。20センチくらい。

犬にとって、糸やヒモは腸に絡まってしまい、死に至る可能性のある大変な誤飲。


わたしの髪の毛だと信じたいが、夫は糸だったという。

いつもの動物病院は、開いていないので、夜間救急センターにいくことに。


22時予約。知り合いの車を借りて、安全運転で向かう。


病院内の空気は、ピリついていた。


でも、まだきぬごしは容態が元気な方だったみたいで、みんなに声をかけられ

待合室の空気は、きぬごしの登場により、なごんだ(笑)


きぬごしも、診察室に呼ばれた。処置は、凝固剤を使い、血の流れを止めて、嘔吐を促せるとのこと。


待っていると、先生が、きぬごしが飲み込んだ糸を持ってきて

『これが、時間が経つと、腸と腸を引っ張り危険になるけど、出てきましたので…』と一安心。


家に帰ると、もう深夜。

もう、クタクタ(笑)


親族のわたしと夫は、明日着物を着たりするので、早朝に起きなければいけないけれど

明日は、妹の結婚式。

手紙渡せるかな。


むぎあじ。






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