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個人開発でも稼ぎやすいゲームジャンル3選

◆ はじめに

ゲーム開発者のzeroです。

スマホゲームは今や世界中で大人気ですね。毎日何千万人もの人がスマホでゲームで遊んでいます。そんなスマホゲームの市場は年々拡大しており、個人開発者にとっても絶好のチャンスが広がっています。

しかし、ゲーム開発者にとっては、何をどのように始めれば良いか分からないこともあると思います。どのジャンルが今一番注目されているのか、どのジャンルが個人開発者に向いているのかを理解することは大事です。

そこで、今回は2022年のスマホゲームの売り上げランキングを参考にしつつ、個人開発者が狙うべきゲームジャンルについて考えてみたいと思います。


◆ 2022年の売上ランキング

まず、2022年のスマホゲームの売り上げランキングを見てみましょう。

引用:gamebiz

この表からわかるように、売り上げトップ10に入ったゲームは、ほとんどがRPGというジャンルです。RPGとは、ロールプレイングゲームの略で、キャラクターを育成したり、ストーリーを進めたりするゲームです。

また、売り上げトップ10に入ったゲームは、ほとんどがIPコンテンツでアニメや漫画などの有名な作品を元にしたものです。これらの作品は、すでに多くのファンがいて、知名度や信頼性が高いです。

これらのことから、日本市場ではRPGや有名作品を元にしたゲームが人気が高いことがわかります。

では、個人開発者も同じようにRPGを作るべきでしょうか?
そんなことはなく、むしろRPGは個人開発者がエターナる(永遠に完成しない)確率が最も高いジャンルです。

売上トップ10に入ったゲームは大手企業が開発・運営しており、開発費や広告費が莫大です。グラフィックや音楽などのクオリティも高く、ゲームシステムや操作方法も複雑で多様です。

個人開発者がこれらのゲームと同じレベルのものを作ることは、現実的ではありません。

では、個人開発者はどんなゲームを作ればいいのでしょうか?
個人開発者が作るゲームは、以下のような特徴を持っていると考えられます。

・開発費や広告費が少ない
・開発期間が短い
・グラフィックや音楽などの素材が少ない
・ゲームシステムや操作方法がシンプルで分かりやすい
・ゲーム内容や世界観に独自性や個性がある


◆ 個人ゲーム開発者が狙うべきジャンル

これらの特徴を活かすためには、以下のようなジャンルがおすすめです。

1.脱出ゲーム

脱出ゲームとは、閉じ込められた部屋から脱出するために、謎を解いたり、アイテムを探したりするゲームです。シナリオや背景画像などの素材は少なくても作れます。また、ツールやエンジンも多数あります。

ダウンロード数が多く、ユーザー層も幅広いです。特に女性ユーザーが多いです。独自性や個性を出すことで話題になる可能性があります。

プレイ時間が短く、再プレイ性も低いためDL単価は低い傾向にあります。そのため、Steamでの低価格販売と相性が良いです。

2.放置・クリッカーゲーム

放置・クリッカーゲームとは、タップやスワイプなどの簡単な操作で進めることができるゲームです。放置すると自動で進行するものもあります。

ゲームシステムや操作方法がシンプルで分かりやすいです。また、バトル、農場、育成など様々なサブジャンルと相性が良いです。やり込み要素が多く、長期的にプレイされやすいです。特に男性ユーザーが多いです。

DL単価が高く、課金要素を入れるポイントも多いです。

ゲームバランスや数値設計が重要です。ゲームの進行や難易度に影響する数値を適切に設定することで、ユーザーの満足度や継続率を高めることができます。

3.ノベルゲーム

ノベルゲームとは、テキストや画像などで物語を展開するゲームです。選択肢によって物語の展開やエンディングが変わることもあります。

制作難易度が低く、ツールやエンジンも多数あります。ゲーム開発初心者でも作りやすいです。物語の内容や選択肢によってエンディングが変わることでリプレイ性が高まります。特に恋愛やホラーなどのジャンルが人気です。

ユーザーの感情に訴えることで口コミで拡散されることも期待できます。
また、ノベル+RPG、ノベル+クリッカーなど他のゲームとの相性も良いです。

以上のように、個人開発者が狙うべきゲームジャンルは、開発費や広告費が少なくても作れるもの、ダウンロード数やDL単価が高いもの、制作難易度が低いもの、独自性や個性を出せるものになります。


◆ まとめ

この記事では、2022年のスマホゲームの売り上げランキングを参考にしつつ、個人開発者が狙うべきゲームジャンルについて考えてみました。

結論としては、以下のようなジャンルがおすすめです。

・脱出ゲーム
素材や開発費が少なくても作れる
ダウンロード数が多く、女性ユーザーが多い
独自性や個性を出すことで話題になる可能性がある

・放置・クリッカーゲーム
システムや操作がシンプルで分かりやすい
やり込み要素が多く、長期的にプレイされやすい
DL単価が高く、課金要素を入れるポイントも多い

・ノベルゲーム
制作難度が低く、初心者でも作りやすい
物語の内容や選択肢によってリプレイ性が高まる
ユーザーの感情に訴えることで口コミや評価が得られる

これらのジャンルは、大手企業と競合しづらく、個人開発者の強みを生かせるジャンルです。

ゲームのジャンルは、ゲームの特徴や方向性を決める上で重要な要素です。

何のゲームを作ろうか迷ってる方は、この記事を参考にオリジナルのゲームを作ってみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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