『否が応でもやってくる』
影が長く
日が短く
髪の毛は短く
カットするものは
とことん切り詰めて
せっせと身支度を整える
どこへ出かけるの?
どこまで行くの?
海鳥たちが飛び交う
海上をひたすら眺めて
明日という日が来ることを
嫌だとは言えずに
規則正しく並ぶ
ブロック状の影たちを
心なしか力強く踏みつける
なぜ嫌なの?
なぜって、明日で終わる
一つの区切りがある
乗り越えるハードルが
影と共に高くなっていく
そんな風に見えてしまった
短く刈られた髪を撫でながら
ハードルを見上げる視線は
目の前の景色ではなく
遥か彼方を見ている
光が射す方向を
霞かかった
雲の先
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