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「繰り返すものを感じて」

歩くと手の中が熱くなる。

ぎゅっと握ると感じる汗のようなもの。

風は穏やかで、海は水通しがぶつかりあって、嘶く。

傍には、被り物を被って歩く女子たち、笑顔で写メっている。

遠く距離を置いて、男子たちは飲み物片手に、笑い転げている。

夜中の公園は、昼間とは違う賑やかさが繰り広げられている。

また、歩き始めると手の中が温かくなってきた。

今ぐらいが、ちょうど良いような感覚を覚えて、帰路に着く。


気温が暖かく感じるにつれて、手の中のものも温かく感じ、

汗をかくが風に触れるとすぐに冷たくなってしまう。


この感覚の繰り返しが、気持ちを入れ替えてくれそうな、

気がしてならない。


温かくなって、冷たく感じて、スッと乾いていく。

また、ぎゅっと握ると温かくなっていく。


夜風と海の音色を聞き、今の気持ちを確かめてみてみる。

これで合っているのかな、この気持ちが今の自分なのかな。

確かめながら、歩いていくのがちょうど良いような気がする。

毎日、入れ替わっている。




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