忍翔 OSHOW

世界を忍び翔けるインプロバイザー|俳優の恐れを取り除き、自由で創造的にする指導|インプ…

忍翔 OSHOW

世界を忍び翔けるインプロバイザー|俳優の恐れを取り除き、自由で創造的にする指導|インプロ・クラウン・マスクの伝道師|年間50stg&100WSを行い、演劇だけで飯を食う|世界10カ国で演劇🇯🇵🇮🇹🇦🇪🇺🇸🇫🇷🇨🇦🇮🇩🇳🇱🇳🇵🇵🇭

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  • 演劇研究レポート

    演劇に対する思想やエクササイズを幅広くまとめています。

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    100時間無料で俳優指導する企画「演劇無料塾」での稽古レポートです。

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インプロのショートフォームとロングフォーム

インプロにはパフォーマンスのスタイルが、大きく分けて2つある。 ショートフォームとロングフォームだ。 簡単に言うと、 数十秒から数分程度の短いシーンを中心に見せていくスタイルがショートフォーム、 30分から1時間以上の長い作品を見せていくスタイルがロングフォーム。 お笑いライブで例えるなら、ルミネとかでやってるいろんな漫才やコントをどんどん見せていくお笑いライブがショート、なんばとかでやってる吉本新喜劇がロングだと思ってもらえればいい。 今日はショートフォームとロング

    • インプロに出会ったことで会社員からCEOになった人の話

      インプロに出会ったことで人生が変わった人がいる。 僕もその一人だ。 インプロに出会ったことで、より自由になったし、考える前に行動するようになったし、自分がワクワクする方向へとどんどん進んで行けるようになった。 ちなみにインプロとは即興芝居のことだ。 これから起こること、やることが何も決まってない中で、演じながら物語を作っていく。 まさに、人生そのものなのだ。 インプロの中には、面白いものとそうでないものがある。 それは、プレイヤーがワクワクする方向に進んでいるものか、そう

      • インプロとアドリブの違い

        先日、友人のインプロバイザーである堀光希くんがこんなツイートをしていました。 僕はこの考え方に「真理だ!」と思いました! そしてアドリブ力が必要な人と、インプロ力が必要な人が分かれるような気がしました。 今日はその気付きと思考の展開について記します。 イマーシブシアターに必要な即興力は「アドリブ力」最近流行っているイマーシブシアター。お台場にも常設の施設が出来ましたね。 いわゆる観客参加型演劇で、演者は観客とコミュニケーションを取ったり、観客を劇世界にリードする存在となり

        • 【2024年8月開催】忍翔×渡猛 コラボWS&トークイベント『インプロ×クラウン』

          日本を代表するインプロバイザーである、忍翔&渡猛によるコラボワークショップが開催されます。 今回のワークショップでは渡猛がインプロを、忍翔がクラウンの指導を担当し、相互作用による実践的な学びを提供します。 また、ワークショップだけでなく、トークイベントも別途開催されます。そちらだけの参加も可能です。 講師紹介忍翔(OSHOW) インプロバイザー、俳優指導者、俳優 ハリウッドキャスティングディレクターである奈良橋陽子が主催するMLSにて、数々のシェイクスピア作品、ブロードウ

        インプロのショートフォームとロングフォーム

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          ありがとう25000回ゲームをやってみたら、不思議なことが起きまくった話

          ありがとう25000回ゲームって知ってますか? 「ありがとうの神様」などの著書で知られる小林正観さんが提唱するゲーム、というかもはや修行の一種です。 ゲームの内容はとてもシンプル。 「ありがとう」という言葉を25000回言う です。 ただし、その間に不平不満愚痴を一度でもこぼしてしまったら、やり直しです。(心の中で思うのはOK) このゲームを最初に知ったのは、「名言セラピー」などの著書で知られるひすいこたろうさんの動画です。 前から引き寄せの法則や潜在意識には興味があ

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          あのジジイが帰ってくる…『MASK IS Ⅱ』

          マスクによるスタンダップコメディならぬシットダウンコメディ またやります。 ハーフマスクとは…口から上だけを覆った仮面のことです。俳優のトレーニングやパフォーマンスとしてはもちろん、国によっては儀式に使われたりもします。 キース・ジョンストンは自身の著書『IMPRO』の中で「仮面とトランス」という章を使い、本の3分の1もこのハーフマスクについて語っています。 そこでは自分自身を手放し、ハーフマスクそのものに変身するという面白さを読むことが出来ます。 今回のパフォーマンスで

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          インプロ&クラウン無料体験WSやります!!!

          インプロ、クラウンをやったことがない人たちのために、無料体験のワークショップを開催します! インプロとは…「即興で演じる芝居」もしくは「即興で作る物語」のことです。 お互いのセリフ、表情、感情、動き、アイデアを受け取り合いながら、唯一無二の作品を作っていきます。 インプロに大切なのは「イマココにいること」です。 先の展開を予測したり、あれこれ頭で考えたり、面白いことを言おうとした瞬間に、イマココから離れてしまいます。 インプロの父と呼ばれるキース・ジョンストンは「自由の

          インプロ&クラウン無料体験WSやります!!!

          【2024年9月】神戸で開催!発表会付き!3日間集中インプロワークショップ!!!

          関西を拠点にインプロバイザとして活動する忠さん、ぬまたぬまこさんのお二人からお声かけいただき、9月に大阪で3日間集中ワークショップを行うことになりました! 今回は発表会付きで、最終日にショーを行う実践的なワークショップです! 関西圏の演劇人、インプロバイザーの皆さんは是非ともご参加くださいませ!!! 主宰者からのメッセージ皆さんはインプロをご存知でしょうか? インプロとは即興で演技をする事を主に指します。 そんなインプロは、自身の内面を知り、相手の内面をも知る事の出来る演技

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          【エッセイ】SMの交流会に参加した時の話(過激な表現多数。苦手な人注意)

          昔、SMの交流会に参加したことがある。 事の発端は小学校に入るか入らないかくらいの年頃。 自分の部屋に置いてあったミニーマウスのぬいぐるみの身包みを剥がし、輪ゴムで縛り付けたことから僕の性癖の歪みが始まった。 小学校では男子の間で電気あんまが流行り、クラスに1〜2人はいる可愛い顔した男子がされているのを見て興奮したり、 中学校では野球部の帰り道に落ちていた青年誌を隠しながら持ち帰り、自室で開いた時にまず目に入った、女の子が体育倉庫に縄跳びで拘束され、同性の同級生たちにトマ

          【エッセイ】SMの交流会に参加した時の話(過激な表現多数。苦手な人注意)

          ImprOtakuを1年やってきて

          ImprOtakuの結成から丸一年が経過しました。 日本のインプロの新しいホームとなるために活動して来ましたが、現状どんな感じなんでしょう。 これまでの歩みと現状分析ともに、今後の展望を語ってみようと思います。 ルースムースシアターのようになりたくてそもそもImprOtakuというチームは、カナダのカルガリーにあるルースムースシアターをモデルとしています。 ルースムースシアターとは、インプロの父であるキース・ジョンストンが1977年に創設した劇場で、これまでに数々の世界的イ

          ImprOtakuを1年やってきて

          【2024年7月開催】忍翔×横尾圭亮 コラボWS『変身×Transformation×перевоплощение』

          今年の7月、忍翔と横尾圭亮によるコラボワークショップが開催されます。 「変身」をテーマに、現代の日本の俳優に必須な内容を凝縮させます。 講師紹介忍翔(OSHOW) インプロバイザー、俳優指導者、俳優 ハリウッドキャスティングディレクターである奈良橋陽子が主催するMLSにて、数々のシェイクスピア作品、ブロードウェイミュージカル作品に英語で出演。その後はLoose Moose Theatre、Impro Theatre、Ecole Philippe Gaulier、Vamos

          【2024年7月開催】忍翔×横尾圭亮 コラボWS『変身×Transformation×перевоплощение』

          忍翔の嫉妬した人ランキングベスト5

          佐久間さんのYoutube「ノブロックTV」の芸人ランキングが面白かったので、自分でもやってみようと思って動画を作りました。 特に面白いのは「嫉妬した芸人ランキング」で、毎回芸人さんが身を削って、曝け出している様がたまんないです!人間を感じます! なので今回僕が撮ったのもそれです。これまでに嫉妬した人を5人曝け出しました! ただ、どこにどれだけの需要があるかわからなかったのと、なんとなくコアな層向けにしたかったので有料記事にしています。 時間潰しに良かったら!

          ¥300

          忍翔の嫉妬した人ランキングベスト5

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          2024年のインプロワークショップまとめ

          僕(忍翔)が2024年に開催するインプロワークショップを全てまとめました。インプロ以外のワークショップはホームページをご覧ください。 インプロとは…Improvisation(即興)の略で、即興芝居のことです。台本を用いず、自分やパートナーから出てきた台詞、感情、キャラクターを使って、ストーリーを作っていく芸術です。大切なのは、頭の中ではなく、今ここにあるものに気付き、活かすことです。そのために「正しくやらなきゃ」「うまくやらなきゃ」「面白いことしなきゃ」という余計な恐れを

          2024年のインプロワークショップまとめ

          サマースクールでやりたい10のこと

          今年の8月に初めてサマースクールを開校します🏫 このサマースクールを通してやりたいことは「僕が持っている知識や技術を余すことなく伝える」です☀️ これまで14年間500ステージ、世界中で体験、実践してきたインプロのパフォーマンスのいろはを全てお伝えします‼️ それを10個にまとめてみましたので、以下をご覧ください🦑 ①キース・ジョンストンのインプロ このスクールの基礎となるもの。即興で興味深いストーリーを作るために必要なこと、不要なこと。人が恐れる3つのこと、人が検閲

          サマースクールでやりたい10のこと

          言葉がわからないから出来るショー

          『Words Begger』というショーを去年カルガリーで作った。 そんな言葉はないのだが、直訳すると「言葉を乞う人」 言葉を知らないクラウン・ShonShonが、お客さんから言葉を教わり、その言葉を使って即興でシーンを作ったり、お客さんと遊んだりする。 国際的に活動するにあたり、世界のどこでも出来るフォーマットを作りたかったのだが、カルガリー滞在中に突然アイデアが降ってきた。 昨日、遂にそのフォーマットを全く知らない言語を使って上演した。 過去の上演はどれも英語。英語は

          言葉がわからないから出来るショー

          貢献することで「それ」と出会える

          ネパールでのインプロフェス2日目🇳🇵 5人のインストラクターが日替わりで現地の生徒に指導する。国際交流というよりも、国際的なインストラクターがネパールの演劇界に貢献するといった感じだ。 参加者は全部で30人程で、全員同じクラスを受講する(今の所) ほとんどが10代、そして皆インプロ未経験だ。 同じネパール出身とはいえ、皆ネパールの各地から集まり、新しい演劇を学びにきた。だからお互いのことをあまり知らない。 ネパールは演劇後進国で、日本以上に取り残されている。劇場はあるにして

          貢献することで「それ」と出会える