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【読書】投資で一番大切な20の教え

老後の資金として、年金とは別に2000万円必要だ、なんて話が出て、皆様も驚かれた方が多いでしょう。

"こんなにも平均寿命が延びると思ってなくて、年金制度では賄いきれなくなってしまったので投資の勉強して自ら対策してくれ。NISAとidecoで税制面優遇するからさ♪"って話だと思ってます。

払う金額増えるわ、貰える金額減るわ、しっかり管理できないわってなってるんだから怒りたくなりますよ。しかし、これにずっと怒っていても解決しないので、切り替えて具体的に対策していかないといけないわけです。

そこで出てくるのが貯金、投資といったお話。
現金預金の利息なんて、昔とは違って、今は悲惨です。こっちは銀行にお金貸してあげてる(普通口座で貯金)のに、年利0.002%
100万銀行に貸し付けたら(普通預金にお金入れたら)、1年後に20円つけて100万と20円返してくれる(普通預金から引き出す)

は〜?!馬鹿にしすぎでしょ笑
呆れて言葉が出ないレベルだと思うのですが、日本人は貯金好きが本当に多いですよね。

COVID-19が影響しての特別給付金10万円についてのアンケート調査でも多くの方が使い道に"貯金"と答えてます。そもそも貯金って使い道なのか?って気がしますが・・・。

このことに危機感を抱かない方が多いと思います。投資失敗すれば損するわけだし、こんな時代だから使わず貯めるよね。といった感じで。

でも考えてみると投資は未来を創造する行動です。投資って言葉がマイナスのイメージを連想させてしまうかもしれませんが、子供を育てている親御さんは教育投資をしていますし、仕事出来る様になりたいといって本を読んで勉強している人は自己投資しています。

こういった人たちがいなくなれば子供の数は減り、優秀な人材不足になり国際的な競争力は弱くなって国の存続が危ぶまれていきます。今の日本はまさにそういった段階に入り、実際に人口が減っています。

それぞれ個人の軸に合った投資を進めていくことは日本国を豊かにしていくことにつながっていくものだと考えています。

民主主義の本質と金融リテラシー向上のための勉学は学校の授業にも取り入れるべきだと思います。今回、私や私の家族の性質を考慮し、最適化された投資を行うための哲学を構築する必要があると考え、書籍を読んでみました。

それが『投資で一番大切な20の教え』

人は同じ程度の喜びと恐怖があれば、恐怖の方をより強く感じる傾向があるようです。
含み損(確定させていない損失)が大きく出たときはしっかりとした進むべき道標がなければ、恐怖を回避する突発的な行動、いわゆる迷走してしまう可能性も出てきます。自身を律するためにも個人にあった投資におけるルール作りは必要なことだと感じています。

本書で印象に残ったところは以下の通りです。
・投資は良いものを買うことではなく、ものをうまく買うことで成功する。→本質的価値を把握する。
・すぐれた投資家はリターンを生み出す能力と少なくとも同じくらい、リスクをコントロールする能力を持っている。
・リスクコントロールの重要性、これはリスク回避とはまったく別のことである→十分な見返りが得られるときにリスクをとることで付加価値を得る

少し内容は難しいですが、じっくりと熟読して、思考方法を自分のものにする。という訳者のあとがきに通りの内容だと思います。読んでいて多くのことに納得しました。

投資哲学(ルール)を構築するキッカケになった本書ですが、現在はまだまだ脆弱な我が家の哲学なので、実際の投資による経験の積み重ねで、より強固なものにしていこうと思いました。
皆さまの理想のライフスタイルの実現の一助になれば幸いです。

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