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デアデビル ”悪を倒すものが正義ではない”

昨日、新居の鍵を貰ったので、2人で新しいカーテンを選びに行く。

ネットで買おうと思っていたのだけど、以前ネットで買った現在の住まいのカーテンが大失敗だったので、今度は実物を見て買おうと言うことに。

街は暑かった。

しかし、フランフランで可愛い寝具やカーテンを買った。イタリアンー!という感じのカラフルな食器も買いたかったけれど、もう、これ以上荷物を持てないということで、また今度。

もう一つやりたかったのは、携帯会社に行って家族割りにして貰うという計画。以前、私がipadを買いに行った際、「家族でなくても同居している人とは家族割に出来るんですよ!」と熱心に薦める店員さんがいたので。

何でそんなに熱心なの?と最初は思っていたのだけど、色々な話をしているうちに、互いに直感が働いて来たという顛末。ああ、なるほど。お宅もそうなさっているのですね・・・と言うことが分かった。ごく普通の若き青年だった。

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色々とやることがある。でも、引っ越しまで日にちがない。心がついていかない。ここでの3年間は、とても楽しかったから。これ、何ブルーって言うのだろう?

色んなことを思い出して、懐かしくて、ちょっと涙が出た。

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読書もドラマも映画も、ちょこーーっとづつになってしまう生活。

でも、その”ちょこーっとづつ”が欠かせない。

Netflixオリジナルドラマ『デアデビル』

昼間は弁護士として活動するマット・マードック。

少年時代に盲目と引き換えに得た超感覚を利用し、
夜はデアデビルとなり、スラム街となってしまったニューヨークのヘルズ・キッチン近隣で犯罪者と戦う。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/デアデビル_(テレビドラマ))

まだ全部観ていないうちに感想を書くのは初めてだけど、深い、面白い。

盲目なのに、全ての五感・六感が研ぎ澄まされた故に、滅茶苦茶強い主人公。人は何かを失う時に、確実に何かを得ると思っているので、こういうこともあるだろうなあと思う私。だから、あながち現実離れし過ぎていないところが、まずは良い。

主人公の他に、現時点では敵のキャラクターの濃さが目立つ。敵対している権力者であるフィスクの他に、ロシアンマフィア、日本人ヤクザのノブ、そして、杖をついている一見ヨボヨボ腰が曲がっている中国人のお婆さんが、マダムガオ。このお婆さんが何故だか一番迫力がある。巨漢のフィスクも彼女の一言で震えあがる。

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このドラマの1番気に入っているところは、勧善懲悪ではないというところ。それぞれの事情と生い立ちがあり、敵対しているもの同士が、実は、同じく「この街を良くしたい。」と思っている。

が、それぞれに過去も価値観も違うから、やり方も違う。

だから、闘い、迷い、時に考える。

それぞれのエピソードに触れていく過程では、気が付けば敵側に深く心動かされ、”せっかく、ここまで生き延びたのだから、幸せになれるといいね。”とさえ思ってしまう。

ドラマでも本でも、面白いとか、興味深い!と感じるものには、全て自分の内なる投影が入っている。

私の中にも、”弱い者を叩く者は、叩いて良い。弱いものイジメするやつらの中で、尚且つ自分より強い者は、思いきりやっつけても良いんだ”というような、とんでもない思い込みがある。もちろん普段は意識しているわけではないけど、そういう暴力的な傾向があるなあ~と、この手のドラマを観ると気づいてしまい、勝手に赤面してしまう。

でも、本当は良いも悪いも、強いも弱いも無い。いや、いちおう表面上はあるけれど、実は、真っ逆さまだった・・・ってな事がこの世には沢山ある。

そして、最近、常日頃思うのだけど、どんな人でも、このドラマの”マスクの男”ほどに、色んな顔を持っているものだと思う。

だから、面白い。

もしかしたら、私は、人間が好きなのかも知れない。

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