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奇跡的なタイミング

台風が沖縄の石垣島を直撃した本日、美ら海は快晴だった。

朝7時半にインストラクターさんがホテルの前まで迎えに来て下さり、水着のまま車に乗る。

少し走った港まで運んで下さり、その場でウエットスーツを着る。

朝のうちは、時折スコールのような雨が降っていたし、波は一日を通してやっぱりちょっと荒かった。しかし、9時過ぎ頃から快晴。

港からボートに乗って、人口20人ほどしか住んでいないという水納島(みんな島)近くまでハイスピードで向かう。
少し前の時代だと人口40人と記録されているのだけど、今日聞いたら20人に減っていた。

このみんな島というのが、また本当に美しい。
上空から見るとクロワッサンに似ているのでクロワッサンアイランドと呼ばれているのだとか。

遠浅で海水浴客にも人気なのだろうと思うのだけど、私たちが遊んだ場所は「えーと、あの島がそうかな?」と分かる程度の沖。それでもサンゴ礁が続いているのだから凄い。

快晴になったものの、台風の影響のせいか波は荒かった。Kちゃんはダイビング体験が初めてだったので大丈夫かな?そして、30年ぶりの私、大丈夫か?と思ったのだけど、何とかなった。

腕の良いインストラクターさんたちが贅沢にもマンツーマンで面倒を見て下さり感謝。
体験ダイビングとして申し込むと、本当に浅いところで終了と言うパターンが多いのだが、結構深いところまで連れて行って下さり大感謝。

余談だけど私の後頭部は丸くて、ゴーグルのベルトの位置がどうしてもずれちゃうのよね。忘れてた。
水を抜くテクニックを思い出してやっていたのが、「あれ?どうやってやるんだっけ?」と思っているうちに、みるみるゴーグル満杯に水が入って来て何も見えなくなり、笑ってしまった。最終的には抜けたけど。

ボートにあがってから、インストラクターさんが「だ、大丈夫?!と何回訊いてもOKサインだすからビックリしたよ。深いところであんなになったら、普通みんなパニくって浮上サインを出すのよ。」。

40分程度潜らせていただいて、そのあとは延々シュノーケルを楽しんだ。

もう途中から「この辺で二人で遊んでいて良いよ。」と遠くの方から見ておられた。いやいや、流れたらどうすんの。
とにかく、ずっとはしゃいでいた。

特に思い出深いのは、Kちゃんの大感動ぶりだった。「凄い。ほんとに凄かった!」と、一日中語っていた。
そうなんだよね。初めてだとそうなりますわ。久しぶりでも結構感動している。
岩場やサンゴ礁に綺麗なお魚やニモが沢山いた。デカい魚とも一緒に泳げた。

「またやりたい!」

ですよね。

そうなるとこちらも、ボンベ持って立てる体力を残しつつ気を付けて老いて行かなくてはという話になる。

台風が次もその次も沖縄にぶちあたりそう。
その合間を縫っての、奇跡のような体験だった。

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