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風邪っぴきの日

ちょっと風邪をひいたようだと言っていたその後、ちょっとどころか、久しぶりに立派な風邪をひいた。

立派な風邪と表現するのも変な話だが、私、近年はあまり風邪というものをひかない。記憶に残る限り、寝込むほどと言えば6年ほど前にインフルエンザにかかったのが最後。

いちおう高齢者施設に勤めているもので、朝晩抗原検査をして疑うのだけど、4回とも陰性。風邪だ。間違いない。ただの風邪だ。でも、風邪ってこんなに辛かったっけ?

子供の頃から20代30代くらいまでは何かと病弱&虚弱だったのだが、30代後半にレイキヒーリングに出会ってからは滅多に寝込まなくなり、そして寝込み方を忘れた。元から健康だった人のように、ちょっとしたことで大袈裟に騒ぐようになってしまったのだ。

相方に料理を作る以外はずっと臥せっている今は、偶然にも2連休。あたかもこの連休を狙って寝込んだかのように。
もったいないじゃないか。でも動けない。

相方が仕事に行っている間、もうこれ以上眠れないというくらい眠って、目前の枕の柄を見つめたり、ただ時計の音を聞くことしかできない感覚を思い出した。
そうだった、そうだった。私、よくベッドから部屋中を見回している子供だった。

少し懐かしかった。いつも「わたし、ほんとに元気になるのかな?」と疑っていた感覚。

しかし、相方が帰って来ると、無性に台所に立ちたくなり、たれに漬け込んでいた生姜焼きを焼いたり味噌汁を作ったり。美味しそうに食べる顔を見て嬉しくてほっとしたり。

しかし、やはり空元気だったらしく、すぐにふらふら~。
また臥せっていたところ、日本シリーズが始まったので臥せったまま観る。おかげで熱があがった。←アホ。

休んだり好きなことをやるために少し動いたり。食べて寝て、薬を飲んで、そしてあとはもう治るしかない。

免疫が打ち勝って鼻が通って来たり、汗が引くのと同時に熱が下がったり、感覚を研ぎ澄ましていると、回復していく様が分かる。

そんなあたりまえのことが、凄いなあと感じる。誰もが身体の中に大勢の兵隊を抱えていて常にキングダム状態で生き残っているのが今日だとすると、本当に凄いことだと。

漫画のキングダムの顔をした白血球たちが浮かんで来るあたり、やはりまだ頭がおかしいのだろう。こんなの書いていないでもっと寝るべきだ。

それはそうと、治った後も自分の身体のシステムに感謝して行こう。

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