(文部科学省)高等学校情報科担当教員の配置状況及び指導体制の充実に向けて
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情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。
令和4年11月8日〜9日にかけて、高校「情報」教員の配置に関する記事が各機関によって相次いで報道されました。
当方で確認できているニュースを本記事末に並べましたので、ご参照いただければと思います。
報道の元となった資料を文科省が公開しています。
一次情報が大事ですので、まずは下記を是非ご覧ください。
(資料)
高等学校情報科担当教員の配置状況 及び指導体制の充実に向けて(PDF)
こちらの資料を拝見し、報道の、とりわけ「見出し(タイトル)」では伝わりきれていないと感じるものをご紹介したいと思います。
■情報免許を保有していない教員が担当するのはほぼ2022年度で終わり、2023年度からは概ね情報免許を保有する教員が教科「情報」の授業を担当する見込みである。
タイトルでは「いまの不足」(=今年度開始の4月)ばかりが目立ちますが、次年度からは概ね教科「情報」の免許を保有する教員が担当する見込みとなっています。そして、共通テストに向けた準備が本格的に始まる2024年度には、全て教科「情報」の免許を保有する教員が授業を担当する見込みです。
■産学官協議の場を県域毎に設置し、指導者の継続的養成、外部人材の活用体制の充実を図る。
国からの支援(財政面、関連団体への協力要請)
(一社)デジタル人材共創連盟との連携・協力
が具体的に挙げられています。
もちろんELDIも、協力要請があれば全力で協力したいと思います!
■情報科 専門性&指導力向上の取組を行う。
情報Ⅰ解説動画 アーカイブ配信
情報Ⅱ解説動画
NHK高校講座「情報Ⅰ」(教科調査官が制作委員として監修。教材不要。受講無料。オンデマンド視聴可)
が挙げられています。
以上より、高校の教科「情報」においては、次のことが言えると思います。
専門的な知見を持ち合わせた指導者の配置はほぼ今年度中に目処がつく。
指導者の質を高めるための施策もたくさん用意されている。
そして今後は、各高校において、学習者の実践や演習などの環境整備がとても大事になってくると思います。
情報I内において、プログラミング等を実践できる環境の整備(教材などの活用)
情報Iで学んだ内容を演習する時間の確保(例:総合的な探究の時間を活用してデータサイエンスの知見を深め、探究学習に活用する)
AIドリルなどの利用
などが重なれば、問題解決能力を身につけつつ、大学入学共通テストに向けた準備もしっかりできると思います。
ELDIでも産学官の連携をより強めていき、高校「情報」の環境整備に協力していきたいと思います!
とくに教員の皆様は是非ご登録ください!(最新情報が漏れなく伝わります!)
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