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#17 アフリカやケニアの周産期医療の改善に努めたい 藤井美咲さん

グローバルに、ローカルに、社会で活躍するPLASインターン卒業生。
彼らの想い、現在の活動、そしてPLASでのインターン経験が彼らの「いま」にどのようにつながっているのかを聴きました。 

今回は、PLASの元インターン生・藤井美咲さんにお話しを伺いました。

♦自己紹介

藤井美咲と申します。私は2023年3月にケニアにある病院でのインターンシップを終え、2023年4月より西アフリカに位置するシエラレオネという国の病院で助産師として、助産業務・研究補佐業務等の活動を行う予定になっています。
PLASでは主に海外事業に関する業務を担当していました。

♦PLASと関わるようになったきっかけ

PLASと関わるようになったきっかけは実際の国際協力を学びたいと思ったことです。PLASでインターンを始める前は助産師として病棟で働いていました。助産師になったきっかけは国際協力の中でも母子保健分野に携わりたいという思いがありました。
働き始めて3年目、日々の仕事に追われてなぜ助産師を目指したのか道を見失いそうになった自分がいました。このままではだめだ、自分から行動を起こして学びに行かないとと思っていたところでPLASに出会いました。
国際協力の道を目指している中で「何かしてあげるのではなく、現地の人と一緒に活動し、つくっていきたい」という思いが私の中でありました。私はPLASの理念である「「あげる」支援ではなく「つくる」支援」という言葉と思いに惹かれ、ここで学びたい気持ちが大きくなりました。

♦インターンを通して身に付けたこと

自発的に取り組む楽しさを学べたことが一番大きいと思います。
病棟時代、意見を求められる場において「発言しても否定される」「言っても変わらない」という経験が積み重なった結果、意見があっても言わないで過ごすことが多くありました。
しかしPLASでは、ミーティングのときに思ったことを伝えると、職員や他のインターン生が暖かく意見を受け入れてくれて、ときにそれが事業に生かされたり、イベントに繋がることがありました。自分で出した意見だからこそ、さらに責任持って仕事もするし、「もっとこうしたらいいかな」とさらに意見も出てきて、より楽しく仕事ができたと思います。このような環境で働けたことで、自発的に行動し、取り組むことの楽しさを知ることができました。

♦卒業後の進路

卒業後は、以前から決まっていたインターンシップのため半年間ケニアで過ごしました。ケニアでは、ミゴリカウンティに位置する小さな病院で助産師として働いていました。

自然豊かなミゴリカウンティ

ここでもPLASでの経験が生かされたと思います。自発的に行動していくことで、現地スタッフとの円滑なコミュニケーションにつながったり、異国から来た自分を認めてもらうことができたと感じました。
そして実際にケニアでは若年妊娠や新生児死亡等の周産期医療の現状を目の当たりにしました。「日本では助けられる可能性があるのに」という経験を何度もしてきました。この経験から「アフリカやこの地域の周産期医療の改善に努めたい」という思いが強くなりました。そしてご縁があり、今年4月よりシエラレオネにある病院で助産師として勤務することになりました。そこで経験を積み将来的にはケニアのこの地に戻って周産期医療の改善に努めることが夢です。

病院内の手術室での一枚

♦インターンを考えている方へのメッセージ

行動を起こそうか迷っていた当時の自分に今言いたいことは「自分から行動したら人生変わったよ」と伝えたいです。インターンを始めたときにはすでに社会人であり、ある程度の基盤もあったので行動する怖さがありました。しかしPLASのインターンに参加したことは私にとって人生のターニングポイントであり、かけがいのない学びになりました。
ここでは一人ひとりのチャレンジを応援する職員・スタッフがいて、安心してチャレンジできる環境が整っていると思います。この経験は将来に繋がると思います。

藤井さん、素敵なお話しをありがとうございました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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