井上タクミ ―プラネタリアン

国際科学映像祭(IFSV)の中の人

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マガジン

  • ✨星空を見上げたくなるカレンダー2023

    2023年版、オリジナルフォトカレンダー。 使用している写真は、2022年中に撮影したものです。 日付部分には、星空のみどころ情報を記載しています。

  • 見上げた星空の記録

    実際に夜空を見上げて向かい合った星空を、写真で記録し、共有します。

  • 🌠星空を見上げたくなるカレンダー 2022

    2022年版の、オリジナルフォトカレンダーです。 写真は2021年中に撮影。 日付部分には、星空のみどころ情報を記載しています。

  • 気軽に楽しめる♪ 星空の見どころ情報 [不定期配信]

    特別な機材や知識がなくても楽しめる、星空の注目ポイントを随時紹介します。ふとした機会に夜空を見上げるきっかけとしていただけたら嬉しいです☆

  • YouTubeで星空ライブ配信🌠 ~必要な知識&ノウハウ~

    YouTubeで、星空ライブ配信を行う方法について、体系建てて解説します! ・必要な機材 ・アカウント準備 ・ソフトウェアの活用ノウハウ ・ライブならではの強み の活かし方 など。

最近の記事

🏘星空を見上げたくなるカレンダー 2023.06 ひしめく街/金星の見どころ

季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2023年6月版。 ちょっと早めの梅雨が始まりそうな、ことし6月。 星たちも雲に隠されることが多くなるこの時期は、たまに見える星空を見て、季節がどんどん進んでいるのに驚く事があるかもしれません。 春の星座が引き続き見頃を迎えている一方で、いつのまにか夏の星座も、徐々に見つけやすくなってきています。 🔷今月の写真「ひしめく街」[撮影地:長野県諏訪郡] 諏訪大社を訪れた帰り道。 長く伸びる一本道を振

    • 🌳星空を見上げたくなるカレンダー 2023.05 昼下がり/一番星

      季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2023年5月版。 日が長くなってくることを実感しやすい5月。 今年は、一番星が見えてくる時刻を気にしていると、日に日に 🔷今月の写真「昼下がり」[撮影地:北杜市] とある草原の真ん中にある、おおきな木。 そこは、晴れた日の昼下がりには、最高の昼寝スポットになる。 日差しが強くて暑さを感じるような日でも、木陰に入れば涼しいそよ風がたまらなく爽やかで心地良い。そして、絶妙にコントロールされた木漏

      • 🌸星空を見上げたくなるカレンダー 2023.04 ワニ塚の夕暮れ/金環皆既日食

        季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2023年4月版。 今年の春の始まりは、少し早かったですね。3月下旬頃から、ちょっと早めの桜の便りが届き始めて、あっという間に季節が進んだような感がありました。 いっぽうで、夜空の方は、逆に季節の変化をちょっと実感しにくい印象です。というのも、宵の空では金星が圧倒的な存在感を放ち続けており、日が暮れてからも、まだまだ冬の星座がしっかりと目立っていて主役の座を明け渡さない様相なのです。 目立った天文現

        • +8

          2023フォトカレンダー<写真抜粋>

        🏘星空を見上げたくなるカレンダー 2023.06 ひしめく街/金星の見どころ

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        • OneSky Project(ハワイでのプラネ番組制作)
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          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.03 いつもの場所/ビーナスの舞

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2023年3月版。 今年の2月は、例年にもまして(?)あっという間に過ぎ去り、春の気配が感じられる3月を迎えます。 宵の空では、金星がすでに居場所を確かなものとして確保し、圧巻の存在感を放っています。今月は上旬に木星が近づき、下旬には月が近づくなど、まるで主役が自分のそばに、ゲストを迎え入れてステージを彩っているかのような印象さえ受けてしまいそう。 しかし、宵の明星が西の地平線に沈んでいく頃には、春

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.03 いつもの場所/ビーナスの舞

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.02 受け継ぐ伝統

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2023年2月版。 暖冬だと聞いていた今冬でしたが、1月下旬には10年に一度の寒波到来など、なんだかガッツリ寒さを実感してる印象が強いですね。 夜空の方では、今年前半の主役と言えそうな金星が、一番星の座をしっかりと守っています。あまりの圧倒的な明るさと、夕暮れころから見え始める力強い存在感が、なんだかとても頼もしい気がしますね。 🔷今月の写真「受け継ぐ伝統」ここは、とある神社の一つ。 大切な行事

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.02 受け継ぐ伝統

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.01 にぎやかな星空

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2023年1月版。 2023年は、流星群の当たり年! しかし、3大流星群のうち最初にやってくる、しぶんぎ座流星群だけは、月周りもピークの時間もイマイチで、あまり期待ができません・・・が、そうはいっても1月4日の夜明け前は、チャンスが有れば流れ星観察にチャレンジしてみたいところ。 🔷今月の写真「にぎやかな星空」雪が残る草原で、星空の撮影をしていた。 天気は上々。低空まで雲がなく、星空観察には申し分

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.01 にぎやかな星空

          宇宙から見た地球を想った ~皆既月食 と Pale Blue Dot~ 【見上げた星空の記録🌃】

          皆既月食のさなかにみられた、天王星食。 月食の延長 というくらいの気持ちで、とくべつ期待をせずに迎えたけれど、月の向こうに隠れゆく天王星の姿を目の当たりにして、思わずハッとした。 これ、はるか彼方からみた地球の姿にそっくりなんじゃないか、と。 Pale Blue Dotいまから、もう30年以上前のこととなる、1990年。 惑星探査機ボイジャー1号は、およそ60億キロ彼方から、こちらを振り返って太陽系の惑星たちの写真を撮り、わたしたちに届けてくれた。 おそらく、人類史上

          宇宙から見た地球を想った ~皆既月食 と Pale Blue Dot~ 【見上げた星空の記録🌃】

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2022.11 白糸の滝/皆既月食

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2022年11月版。 いまだに夏の暑さが記憶に残っている今年。 それでもやはりこの季節に慣れば、否応なしに真冬の寒さがもうすぐそこまでやってきているのを感じます。 今月は、2022年で注目度No.1の天文現象「皆既月食」が見られます。 そのほかにも秋の星座のなかで木星や火星などの惑星、そしてまた今年は火球クラスの流れ星も期待できそうな流星群もあるなど、なにげに夜空の話題が多い一ヶ月と言えそうですね

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2022.11 白糸の滝/皆既月食

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2022.10 アンドロメダ銀河/夜半の明星

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2022年10月版。 秋が深まるこの季節。 夜が涼しくなってきて喜んでいたら、いつのまにか、もう寒さを心配した方がいいかも、と思えてくる日々、でしょうか。 晴天率が高く星空観察に向いた好天に恵まれるチャンスも増える時期。 明るい星がほとんどなく、控えめな印象の秋の星空も、今年は明るい惑星たちがとびきりの輝きを添えて、なんだかにぎやかな印象です。 🔷10月の写真「アンドロメダ銀河 」ある秋晴れの日

          🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2022.10 アンドロメダ銀河/夜半の明星

          ISSに向かって、こどもが叫んだ言葉とは?【見上げた星空の記録🌃】

          地上およそ400km。 90分ほどで地球を回り続ける 国際宇宙ステーション/ISS は、みんなで見ると、すこぶる楽しい天体だ。 ● 子どもたちと一緒に この日は、久しぶりに子どもたちと一緒に見る機会があった。 予報によると、見えてくるのはもう間もなく。 見える場所は、、ちょうど月がいい目印になりそうだ。 月の右からやってきて、すぐ上を通って、左へ向かうはず・・・だから、 まずは、月の右側をじ~~っとニラみながら、 ひたすら時を待つ・・・。 わっ、見えてきた! 子ども

          ISSに向かって、こどもが叫んだ言葉とは?【見上げた星空の記録🌃】

          夏の終わりの天の川【見上げた星空の記録🌌】

          2022年8月某日の夜。 まだ薄っすらと雲が残っているような気もするけど、星がたくさん見えそうな天気だ。 天の川も、なんとか見えるだろうか・・・? 日の入り間もなく、まだ薄明の残る南天の空で、さっそくさそり座が見えてきた。これは、期待ができそうだ! 今夜はしばらく、この空と向かい合って天の川を待って見ることにしよう。 最高の星空、とまではいかないかもしれない。 でも、今夜を逃すと、夏の天の川をちゃんと見られる機会が、今年はもうないかもしれない。 晩夏の天の川は、そんな

          夏の終わりの天の川【見上げた星空の記録🌌】

          🦋星空を見上げたくなるカレンダー 2022.09 蕎麦畑の蝶/お月見と惑星たち

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2022年9月版。 今年の9月は、お月見のシーズンのみならず、土星と木星も見頃を迎え、夜空の主役の座を争う様相。明るい惑星は、やっぱり夜空で目を引きますからね。 のんびり夕涼みを楽しみながら星を見たり、あるいはカメラや望遠鏡・双眼鏡などを持っている場合にはそれらを取り出してじっくりと夜空と向かい合うのにもいい季節です。 🔷9月の写真「蕎麦畑のチョウ 」[撮影地:長野県上伊那郡] 平地よりも一足先

          🦋星空を見上げたくなるカレンダー 2022.09 蕎麦畑の蝶/お月見と惑星たち

          😾星空を見上げたくなるカレンダー 2022.08 黒い門番/満月直後の流星群☆彡

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2022年8月版。 早い梅雨明けで始まった今年の夏も、いよいよ暑さのピーク。 いつも以上に長かった夏に、そろそろバテて来てしまう時期ですが、それでも夜の時間帯には、ふと涼しさを感じる機会が少しずつ増えてくるはず。 そんなときこそ、星見や月見で夕涼みが最高です☆ 🔷8月の写真「 黒い門番 」[撮影地:南アルプス市] 「おい 待て、よそ者!」 のんびりと田舎の道を歩いていたら、背後から突然するどい声

          😾星空を見上げたくなるカレンダー 2022.08 黒い門番/満月直後の流星群☆彡

          🐠星空を見上げたくなるカレンダー 2022.07 水面/スーパームーン

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2022年7月版。 梅雨が終わると、猛暑の夏。 屋外に出るのも辛い季節になるけれど、水辺の景色はちょっと涼しげてホッとできますね。 梅雨時よりは星空を楽しむチャンスが増えそうな今月は、いわゆるスーパームーンの日がやってきます。そして、熱心な星見屋たちの注目を集めそうな火星食も。 🔷7月の写真「水面(みなも)」[撮影地:南アルプス市] 穏やかに晴れた日。 とある公園の一角にある池では、静かにゆれる水

          🐠星空を見上げたくなるカレンダー 2022.07 水面/スーパームーン

          ☔星空を見上げたくなるカレンダー 2022.06「田舎の風景」

          季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆ 今回は、2022年6月版。 春の爽やかな陽気のなかに、だんだんと猛暑の夏を思わせる熱気が混じってくるようになる6月。そして、その暑い日々のなかで、今度は☔雨の日が少しずつ増えてきて、梅雨入りのタイミングをうかがう。 6月らしい気候、というのは、時期や地域によってずいぶんと異なってきそうですね。 星空の話題としては、春~夏の星座の中では惑星が一つも見られない状態が、これからしばらく続くことになります。 惑星

          ☔星空を見上げたくなるカレンダー 2022.06「田舎の風景」