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壊れゆく女

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18禁 な小説を書き始めました。。。 女性が感じる官能小説を目指します! でも 展開不明。。。。
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6月…
気がつくと、先週くらいから雨の日が増えてきた、
もう梅雨入りなんだな…
数分前にスマートフォンのアラームで起こされた愛美はパジャマ代わりのTシャツのまま
濡れたベランダのミニトマトのプランターを眺めながら、
白いカップに注いだコーヒーを片手に
ゆっくり…目が覚めるを待っていた。
毎朝のこと、
彼女が、実はゆっくりする時間など無い事に気がつくのは、まだ数分先の事なのだ。

今日は火曜日
毎週

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背後からなのか、横からなのか
愛美からでは判らない男の手。
ウェストからゆっくりと下がり
細めのスカートな浮かび上がる下着のラインを指でなぞられる。
豊かな丸いヒップを2度3度撫で回し
太股へ進み
また撫でるように上へ上がる
下から上へ這い上がる指先は
今度はスカートの中に入り込もうとして来たため
流石に慌てて
脚を閉じ、身体をよじって防御の態勢を採った。
同時に強めの咳払い
男の手はピクっとして

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その力強い指の動きを続けた後、男の指先は鍵状に曲げられ、愛美の秘部の中心に入り込むがごとく、
強く圧し当てられ、その指は男の執念と力強さを誇示するかのように、愛美の足が宙に浮きそうなほど引き上げられた。
そして、男の腕はゆっと前後に揺すられ、ストッキング越しではあるが、一番敏感な突起がある部分を犯し始めたのだった。
身体は大きく、瞬発的な動きをし、もう愛美自身が身体をコントロールすることが出来ない

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ドアが開く音が聞こえると同時に、愛美は我に帰り、乱れた服装を確認する間もなく、男の前から急いで離れるように、人の波にのり、多くの人と同じように車外へ吐き出された。
降車すると直ぐにスカートなどの乱れを直し、急いでトイレへ駆け込み、便座に座り込み、先ほどの異常な行為を思い、自己嫌悪と悔しさが込み上げ、涙が流れ落ちてきた。
破られたストッキングを脱ぎ捨て、まだ熱を帯びている、男に弄ばれた秘部に濡れて張

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「よしっ、じゃ始めるか、」
と課長が入室し着席すると
「秋本、コーヒー買ってきて。
俺はアイスでブラックな、板垣は?」
「同じでいいです」
「じゃお前のも入れて、これな」
と秋本に小銭を渡した。
秋本がエレベーターホールの自動販売機へ行くと、やはり課長も愛美の不自然に傾けられた脚に気がつき、
「あ~、ここの椅子は窮屈だったかな、すまんな」
と気遣いの言葉を掛けてくれたが、逆に恥ずかしくなり
「大丈

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気分が沈みがちな帰宅の途上、救いなのは早目に退社したので電車が混んでいない事。しかし夕刻には女性専用車輛は無い
また痴漢されたらどうしようとの不安もあったが、
混んでいなければ平気だろうと乗り馴れた車輛へ乗車した。
疲れた、仕事の疲れもあるが、今朝の一件から精神的にも、肉体的にも疲れた鞄を膝に抱えながら座席に腰を降ろすと、身体が鉛のように感じた。車内は7割程度の乗車率だろうか、空席がポツリポツリと

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でも、眠れはしなかった。
明かりを消した部屋の中、表の街灯の明かりがカーテン越しに差し込んでいる。
薄明りの中、そっと目を閉じ
左右の指先を自分の胸の膨らみに這わせる。。。
自分の指だというのに、今朝の電車の中で知らぬ誰かに触られているような気がし
全身に鳥肌が走り、力が抜けていくような僅かな快感を覚えた。
シャツの上からだと言うのに、自分の意志と切り離された指が愛美の敏感な先端へ
ゆっくり、とま

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また朝を迎えた。
昨夜の行為は一時的な性欲の解消にはなったが、やはり精神的に満たされる事は
無く、独りで迎えるいつも通りの朝に寂しさを助長させる事にしかならなかった。
すでに愛美自身も判っていた、一年以上も男性を迎え入れた事は無かったのに、
昨日の朝の様に思いもよらない異常な性的な刺激を受け、全てがおかしな方へ向か
い出した事を。
 ベッドの中で、
『私って、そういう性癖があったのかな・・・』

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秋本と社用車に乗り込み、取引先へ向かう。
昨日の事もあり、秋本を変に刺激しないように鞄の中に入れておいたストッキングを履き、秋本の隣、助手席に乗り込むが秋本の視線を常に気にしてしまうのだが、秋本は全く構わないといった様子で車を走らせた。
 狭い軽自動車の中、両膝を合わせて折り曲げた脚は短めのスカートから、やはり目立ってしまう。意識し過ぎているためか、もじもじと何か落ち着かない気もするし、僅かではあ

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河原に着いた。
川沿いに小さな道路が走り、橋の下には少しスペースがあり、その場所に車を停めた。車に乗ったまま缶のフタと窓を開け、河に流れる涼しい風を車内に導き入れた。午後の日差しに暖められた風ではあるが、川面に冷やされ、心地よい風を車内へ運んでくれる。
 秋本は座席を倒し、タバコを咥えたまま伸びをした。
「彼いないんだよね、
 なんで作んないの?」
と藪から棒に聞いてきた。
「作らないんじゃなくて

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 意志による身体の力は完全に抜け、彼の指先の動きに、無意識の緊張が身体に拡がり、彼の腕を握り締めるしかできない。快楽の白い霧が頭の中に渦巻き理性の欠片が中心部で弱々しく輝く感じがしていた。
 昼間から、しかも会社の車の中で、そんな罪の意識も遠くで瞬く程度となり、彼の指先がスカートの中で、ストッキングとショーツを破り、いやらしい愛美を直接、淫靡な音をたてながら掻き回して欲しい、、、消えゆく理性に

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