「よしっ、じゃ始めるか、」
と課長が入室し着席すると
「秋本、コーヒー買ってきて。
俺はアイスでブラックな、板垣は?」
「同じでいいです」
「じゃお前のも入れて、これな」
と秋本に小銭を渡した。
秋本がエレベーターホールの自動販売機へ行くと、やはり課長も愛美の不自然に傾けられた脚に気がつき、
「あ~、ここの椅子は窮屈だったかな、すまんな」
と気遣いの言葉を掛けてくれたが、逆に恥ずかしくなり
「大丈夫です」
と消え入るように答えた。

秋本も戻り、課長が会議の始まりとして、愛美に商談の進捗状況の説明を求め会議は進んでいった。
そんな中、愛美は秋本の視線が相変わらず愛美の脚に注がれているのを感じ、課長からの質問に答えながらも、神経は下半身に集中し、秋本の舐めるようにまとわりつく視線に晒され続けた。
横に座る大崎からは秋本の様子は判らない。
それを良いことに、秋本の視線は露骨に愛美に向けられ、時より卑猥な笑みさえ浮かべている。
一瞬、鋭い睨みを秋本へ向けるも、その一瞥を嘲笑うかのような笑みを見せてきた。
『なに、こいつ、、、気持ち悪い』
と流石に思ったが、課長の話は休むことなく、また時折質問もされるので、軽蔑と怒りの眼差しを秋本に送り続けることも出来なかった。

秋本が、大きく脚を開き、ちょうど股間をつき出すように座りなおすと、なんと薄笑いを浮かべた秋本の物がズボンを持ち上げているのが見てとれた。
愛美は直ぐに両脚に神経を集中させ、その脚の間の奥が見えないよう防御を固くし
『まじ?何を想像してんのよ』
と心の中で呟いた。
今朝からついてない、そう思いながらも、秋本が何を考えているのかを想像してしまい、課長の声が徐々に遠くなっているように感じた。
秋本が愛美をどう想像し、男の物を誇示するレベルまで興奮したのか、秋本の頭の中で愛美はどう弄ばれているのか、、、
今朝の一件は、いわゆる指先だけの愛撫であり、
男の熱く脈打つ物を一杯に受け入れた訳ではない、
言ってみれば中途半端な行為で終ったせいだろうか、
秋本の頭の中で犯される自分を想像すると、
また愛美自身が痺れるように熱を帯びていくのを感じた。

何か柔らかな物に包まれた外から響くような課長の声
血液が愛美の大切な部分に集中するのを感じ
無意識に、秋本が妄想する自分の姿を思い浮かべてしまう。
後ろから胸を揉まれ、荒い息遣いが耳元に当り
無理やり脚の間に指を入れられ、、、、
強引に柔らかな肉壺を掻き回される。。。
張りのある丸いヒップには秋本の硬くなった物が刺さるように押し付けられ。。。
とめどなく溢れる愛美の蜜
無意識に脚を交互に組み、そのたびに椅子と擦れる快感を感じ
何気なく組んで見せた両腕で
軽く乳房の尖りを擦ると
(んっ)
と声にならない快楽の嗚咽が喉で鳴ってしまう。
「板垣!おい!」
課長の大きな声、慌てて意識を頭の中にもどすと、
「すみません、ちょっとトイレへ・・・」
照れ笑いで誤魔化しながら、課長の許しをもらう前にトイレへ向った。個室に入り下着を降ろし、便座に座り、
そっと自分自身に触れてみると、
そこはすでに充分に蜜で潤い
軽く触れた自分の指先でも、背筋に電気が走るような
快楽の稲妻が走り抜ける。。。
目を閉じ、ヒクつく自分自身のヒダを撫でまわすと
自分の意志とは関係なく指先が暴走してしまいそうであった。
眉間に皺をよせ、歯を食いしばり快楽の吐息を抑えていると
素直に
『欲しい』と言う感情が湧きあがった
『硬く熱い物で私の中を埋めて欲しい。。。』
『力強く、壊れてしまうほどに。。。。』
しかし同時に、悲しい気持ちにもなった。。。
そこで指先を離し、下を俯き大きく深呼吸をし
トイレから会議室への廊下を戻るのだった。

その後の会議は、秋本自身の案件についての議事に入り
秋本の視線にさらされる事が無くなった訳ではいが、
静かに波が引くように、
狂おしい熱く吹き出る感情を冷却する事に没頭できた。
会議が終了し自席に戻り
明日の商談の準備をしながら、いつも通りとはいかないまでも
通常のペースに戻ってみると、
『実は、あの卑猥な視線は、
今朝の痴漢のせいで、そう思えただけじゃないかな・・・?』
とも思えるようになってきた。
午後になり、退社時間になる頃には、
いつも以上の疲労感を感じ
『下着も替えたいなぁ』とも思い
明日の準備が整ったのを確認した後
早々に会社の玄関を出て行った。

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