背後からなのか、横からなのか
愛美からでは判らない男の手。
ウェストからゆっくりと下がり
細めのスカートな浮かび上がる下着のラインを指でなぞられる。
豊かな丸いヒップを2度3度撫で回し
太股へ進み
また撫でるように上へ上がる
下から上へ這い上がる指先は
今度はスカートの中に入り込もうとして来たため
流石に慌てて
脚を閉じ、身体をよじって防御の態勢を採った。
同時に強めの咳払い
男の手はピクっとして止まり
愛美の身体から離れていった。
その時、電車は駅に滑り込み
降車客の流れが出来たので、振り返り周囲の男性を見たが
もう誰だかは見当も付かなかった。
そして乗車の人の波
愛美の降車駅まで二駅手前のこの駅は
乗り換え駅にもなっているので、乗車客も一際多い。
波に押され奥へと押しやられ
もう身動きすら出来ない状態だ。
両腕を胸元でクロスさせ、
下をうつ向かなくては
周りのサラリーマンが吐く息を吸い込んでしまいそうで気持ちが悪い。。。
今度は、前後左右をサラリーマンに囲まれる形に押し込まれ
最悪な事に、目の前の男性と
向かい合わせになる位置となってしまった。。。
すし詰めの車内だと言うのに、男性は片手でスマートフォンを操り電車の揺れに身を任せていた。
そして揺れに合わせ、片手のスマートフォンが愛美のクロスした腕の間から柔らかな胸元に圧し当ててくるのであった。
僅かに腕を動かし、スマートフォンの防御を試みるが、動く電車に揺られ、また違う隙間から愛美の胸元を突っついてくるのである。
『なに?こいつ…痴漢?』
と一瞬頭をよぎり、
上目遣いに男の顔を見ようとすると…
スマートフォンの画面を見ている男の視線と
目が合ってしまった、
愛美は、直ぐに視線を落とすのだが、
その瞬間、男が微笑んでいたような気がした。

その直後、
また誰かの手の平が、愛美の細く締まったウェストに伸び、
また下着のラインに沿って指を滑らせて来たが、
今度は判る、
『目の前の男だ…
触り方もさっきと同じ
こいつだったんだ…』
そう頭に閃いたが、この混雑ではどうにもならない
大きな声を出して止めさせるか?
そうとも思ったが、さっき視線があった目
冷ややかな微笑が頭に蘇ると、
恐怖感を感じ、身体強く強張らせるしか出来なくなってしまう。
指先は、愛美が騒いだりしないと悟ったのか、
ゆっくりと下半身へ進み…
張りのある太股へ到達すると、
愛美の脚を堪能するかのように
やらしく撫で回し
太股の内側を、ゆっくり
ジワジワと這い上がるのであった。
下半身の指先に意識を向けていたせいか、
胸元の腕の力が抜け、その瞬間を待っていたかのように、スマートフォンの尖端が
愛美の柔らかな胸の先端部を捉えた。
スマートフォンは小刻みに揺すられ、
明らかに性的な刺激を与えようとしているのが判る。
その先端部は、それが見知らぬ男の物であっても
愛美の身体をビクっとさせるには充分な刺激を与え、
また下半身の指先は、スカートの中にまで入り込み
ストッキングの上からではあるが、
その脚の間まで到達してしまった。。。
指先は、一番触れられたく無い部分周辺を
ゆっくり、くすぐるように動き
脚を閉じても出来てしまう
わずかな隙間から、
愛美の一番敏感な部分へと滑り込んできたのだった。

愛美自身は、余りにも大胆な行動と恐怖
周りにばれてしまうのではとの緊張感で頭が一杯になり、
また、見知らぬ男に触られ
敏感な胸の先端と、下半身を触られ
少なからず彼女自身が熱くジンジンと疼き
わずかであろうが、熱いものが彼女の中から溢れでているであろう感覚を感じ
その部分を、ストッキングと下着のうえからとはいえ
見知らぬ男に触られ、
その熱い蜜が男の指先に判ってしまうのではないかと思い、またそう思った瞬間に、
熱いものが身体の中から溢れでたのを感じだ。
別に快楽を覚えている訳ではない、
気持ちが良いか、悪いかと言えば
やはり見知らぬ男に触られる事は気持ちか悪い。
そして何よりも、恐ろしいと感じ、また怒りも覚えるのだが、大切な部分をやらしくいじられ、刺激され続け、身体が愛美を裏切り男の進入を待つかのごとく、秘部を熱くし、湿り気以上の蜜を溢れさせている事に対し羞恥心が頭を支配し、ビクビクと男の指先に反応する身体の動きで、周囲にバレてしまうのではとの不安から、身体を硬直させ抵抗するのが精一杯であった。
男の指先は、ストッキングの上から熱くなった愛美の部分をガリガリと引っ掻くように動き、徐々に力が加えられ愛美の合わさった秘部の中心を圧し広げるかのように、ストッキングと下着ごと、深く進もうとして来た。
決して指の動きは速くなく、ガリ…ガリ…と、強く、愛美の柔らかな合わさった部分を、ストッキングを破り、指が薄い布一枚で守られた蜜壺を求めるように責め続けるのであった。

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