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リモートワークから始まった、華子の地方都市の移住のリアル

福島のITベンチャー企業でディレクター&UIデザイナーをしている華子と言います。

千葉や東京で5年ほど働き、千葉と福島県郡山市の2拠点生活を経て郡山市に移住し、3年が経ちました。

28歳までずっと千葉の実家暮らしだった私ですが、初めての1人暮らしは福島への移住でした。

首都圏での生活も便利で楽しいものなので、全ての人に移住してほしいとは思いませんが、自分探しのたびに出たくなっちゃった人や、仕事や婚活などで頑張っているのになぜか結果が出なくて心がだんだん疲れてきた人など、このnoteを思い出してもらえるといいなと思って書きました。

猪苗代湖。猪苗代町、会津若松市、郡山市にまたがる、日本国内で4番目に広い湖です。


実際どうなの?地方暮らし

「地方移住」と聞いてどんなイメージがありますか?
郡山市に住むまで私はこんなイメージでした。

・畑や田んぼを耕して自給自足
・電波はほぼない、スーパーまで車で1時間以上かかる
・マイカー通勤当たり前
・東京に行くには、バスと電車を乗り継いで2時間以上かかる
・今の仕事を辞めて一念発起
・地方創生
・地域おこし
・古民家、リノベーションetc...

実際のところ、私の生活は、東京駅から東北新幹線で約80分の郡山で1Rのアパート暮らし。スーパー、コンビニ徒歩圏内。バスも通っているので、車の免許も持ってなくても、場所を選べば意外となんとかなるなという感じです。

福島県郡山市は人口33万人の地方中核都市です。
郡山市は広いので利便性は場所にもよりますが、サイゼリヤだって、ユニクロ、無印良品、ヨドバシカメラだって普通にあります。

JR郡山駅(東北新幹線・東北本線・磐越西線・磐越東線・水郡線)

ネットも問題なく繋がるので、Amazonでも楽天でも、大抵の欲しいものはネットで買えます。

もちろん東京や千葉と違ってお店は少ないですが、暮らす分には十分です。むしろ、東京には名前も知らないブランドがたくさんありすぎて、優柔不断な私には福島くらいがちょうどいいです。

田舎過ぎず、都会でもない、ちょうどいい暮らし。
のんびりやの私にとってはピッタリでした。

今、首都圏に住んでいる方で、地方移住に興味がある方は、まずは地方中核都市に住んでみることをオススメします。

E5系 いつかはグランクラスに乗りたい。


移住のきっかけ・仕事

正直なところ、今の生き方は計画的に選んだ生き方ではありません。成り行きな所があります。

私は現在プレイノベーションという、郡山市にあるITベンチャー企業で働いています。

私が東京・千葉でフリーランスのデザイナーで働いていた際に、プレイノベーションの社長の菅家さんを友人経由で紹介してもらい、そのことをきっかけに一緒にお仕事をしたり、イベントのお手伝いをするようになりました。

お仕事を通して福島の会社や福島で働く人と関わらせていただき、もっと地方の案件をやってみたいと思い、それまでフリーランスとしてお仕事をもらっていたところ、2017年ごろに正式に正社員として雇用してもらいました。

福島に引っ越すことが必須ではなかったので、リモートワークという形で2、3年は千葉の実家で働いていました。

移住する前は、数ヶ月に1回郡山に出張に来ていました。大好きな新幹線での夢の出張でした!!

何ヶ月かに1回、千葉と福島を往復しておりましたが、首都圏はコロナが増えてきたし、とりあえず、試しに福島に住んでみるかと思ったのが、移住のきっかけです。

引越し直後はモノが少ないため、オシャレに見える一人暮らし。(最初だけ)

「福島に引っ越しました。」と言うと、「どうして福島に引っ越したの?」と聞かれ、いつも回答に困ってしまいます。
「そのまま福島に骨を埋めるのか?」と聞かれることもあります。
大変申し訳ないのですが、意識高い系でもなく、高い志も、地方暮らしに憧れてということもありません。骨を埋めるくらいの覚悟もありません。

私の好きな日本酒がたくさんある福島。
エリアによって性質がたくさんある福島。
そして、私が苦手な雪が降る福島。

もし、福島の生活が合わなかったら、仕事が合わなかったら、貯金が尽きたら東京に帰ればいいや、と思って軽い気持ちで引っ越してきました。

家族や友人と離れて寂しくないのかと聞かれることもありますが、コロナ禍ということもあって、直接会わずともzoomやskypeなどのオンラインツールを使っていつでも話せます。コロナが落ち着けば新幹線や高速バスでひょいっと帰れます。

もう引っ越して3年ほどになりますが、結果的には移住して良かったと思っています。

山から見た郡山市。町と自然が違いことも魅力だと思います。
福島市から見た山。千葉には山がないので、山の景色を見るのが新鮮でした。キレイ。

休日の過ごし方

好奇心旺盛で、新しい物が好きな私は、千葉に住んでいたときは毎週東京に行って、カフェやパン屋など新しいお店を開拓したり、美術館や展示会に行く休日を過ごしていました。

美術館がたくさんある六本木や上野、おしゃれで美味しいお店の多い恵比寿、新しいサービスやベンチャー企業がひしめき合う渋谷。
常に新しいものに触れられる首都圏の暮らしは楽しいものでした。

郡山市に移住してからの休日は、お洒落なカフェに行ったり、道の駅で新鮮な野菜を買ったり、ゆる〜い時間が流れており、こんな生活スタイルもあるんだと気づきました。

もともとのんびりやな性格なので、東京の人混みでせかせか歩きながら楽しむよりも、自然を見て楽しんだり、美味しいものをなるべく並ばずに食べたりする方が性に合っていると、移住して気がつきました。

郡山を起点に福島市やいわき市に行き、自然と食を楽しんでいたら、
移住してから体重が8kgプラスに
ダイエットのために田んぼ道を自転車で走りました。ジムもたくさんあるけど、自然の風を受けて自転車を漕ぐのも楽しかったです。

もしも、地方移住が気になったら

私は地方移住を兄弟や友人に進めていますが、1番気になるところは仕事ではないかと思います。

私は、東京の制作会社で働いているとき、たまたま運良く、福島県郡山市に本社のある会社の社長と出会いました。
しかし、東京で働きながら、なかなかそんなに地方の会社と接する機会はないと思います。

そんな時に、利用してほしいのが、私の所属している会社の新規事業、Fukushima & Companyというサービスです。
現在トライアルプログラムとして、参加者をクラウドファンディングで募っております(8月29日まで)。

Fukushima & Companyでは、20年後に起こりうる社会的課題や地域課題、その時に個人が直面する課題など、福島を起点にして未来を見立てていくプログラムです。福島の未来を調べ、考える、「探究」していく活動を3ヶ月かけて行います。サラリーマンだけでなく、福島の経営者や起業家の方も参加を予定しています。

普段仕事をしていると、スケジュールや目の前の仕事に追われてしまい、本当はもっと時間が欲しかったと思うことはありませんか?
このプログラムは「探究を、ちょっと優しく、もっとオープンに」というテーマなので、とことん考え、さまざまな経歴の参加者と対話を通して、参加者それぞれのやりがいや役割、ビジョン、自分たちにできることを探究します。

また、全てオンラインでの開催を予定しているため、福島在住の方でなくとも参加できます。首都圏に住んでいる方、他の県に住んでいる方も参加可能です。

実際に企業に入って仕事をするわけではないので、本サービスでは参加者のことを「バーチャル(仮想)社員」と呼んでいます。そして、そこに所属するグループをFukushima & Companyと称してプログラムを作っております。

移住や転職までは行かなくても、もし福島で働くとしたらどんな感じなんだろう、というきっかけづくりとして利用してもらえるといいのかなと思って
います。

最後に:イベントのお知らせ

移住や、Fukushima & Companyにご興味のある方は、
2022/08/29 (月)19:00 - 20:30にオンラインイベントを行うので、お気軽に参加してみてください!!

こんな方におすすめ

・地元が好きな方、地元に貢献したい方
・福島で生まれる新しい取り組みや、新規事業が生まれるプロセスに興味がある方
・副業や転職に興味があるがなかなか踏み切れない方
・UIJターンや地方移住に興味があるがなかなか踏み切れない方
・Fukushima&Companyのブラッシュアップに携わりたい方

当日のコンテンツ(途中入退室可能!)

交流イベント形式で開催していますので、途中入退室自由です。
ご都合のつく時間だけお気軽にご参加ください。

・UIJターン移住の事例紹介、コツ
・探究人口プラットフォーム「Fukushima&Company」の説明
・Fukushima&Companyのあり方を深める探究セッション

▼Fukushima&Companyのトライアルプログラムへのお申し込みはこちらから


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