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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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#哲学

訂正可能性の哲学

"ぼくたちはつねに誤る。だからそれを正す。そしてまた誤る。その連鎖が生きるということであ…

エチカ

"だから人生においては何より有益なのは知性ないし理性をできるだけ完成することであり、そし…

現象学の理念

"ラーメンを食べたとき、あなたは何を思いますか?『出汁はなんだろう?』『この値段でこれな…

哲学と宗教全史

"人間が何千年という長い時間の中で、よりよく生きるために、また死の恐怖から逃れるために、…

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

"一体なぜ。本書はこの問いからはじまる。なぜ一九六五年をもってキツネにだまされたという物…

テツケン

"私は解釈という方法で古典を読み解いていくのが好きです。自分の疑問を著作にぶつけて、その…

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

"私は心の中で繰り返す、いつの日かニーチェが言っていた言葉を。『打ち勝つための道と方法はあまたある。それはお前が見つけなければならないのだ』未来はまだ決まっていない。"2016年発刊の本書は京都本大賞受賞作にして、哲学ナビゲーターによる、挫折しない"実存主義"哲学小説。 個人的には、哲学に関しては原書と向き合って難解さを楽しむというよりは【知的好奇心を日々を持っていきる為のガイドブック】と思っていることから本書も手にとってみました。  さて、そんな本書は学生生活や家

世界の共同主観的存在構造

‪"哲学が、そしてまた諸科学が、隘路を打開しつつ新しい途につくためには、旧来の発想法の地…

料理の四面体

"この料理の四面体こそが、世界にかって存在した、いま存在する、これから存在するであろう、…

論理哲学論考

"本書が全体としてもつ意義は、おおむね次のように要約されよう。およそ語られうることは明晰…

笑い

"笑いはこの泡のように生まれるのだ。それは社会生活の外面において、軽い謀反のあることを告…

意識と本質-精神的東洋を索めて

"意識と存在のからみ合いの構造を追求していく過程で、人はどうしても『本質』の実在性の問題…

時間と自由

"私たちは、考えるよりも、むしろ話す。私たちは自ら行動するよりも。むしろ『行動させられる…

善の研究

"終に臨んで一言して置く、善を学問的に説明すれば色々の説明はできるが、実地上真の善とはただ一つあるのみである。即ち真の自己を知るというに尽きて居る。"1911年発刊の本書は日本人による最初の哲学書にして、二元論を経験の根源『純粋経験』による東洋思想と西洋思想の統一に真摯に挑んだ独創的な名著。 個人的には、森見登美彦の『四畳半神話体系』で、語り手たる『私』と悪友の小津が本書を片手に不毛な活動をしている箇所を読んで、そういえば。と積読の海から回収して手にとりました。 さて