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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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2022年10月の記事一覧

リトル・フォレスト 2

"人間は『らせん』そのものかもしれない(中略)わたしが描く円もしだいに大きくふくらんで そう…

幸腹グラフティ 1

"こんな寒い日にはあたたかい部屋で あたたかい料理を作って 大切な人と あたたかい関係を築く…

生き物の死にざま

"人間だけが特別な感情を持つ動物なのだろうか。それとも、私たち人間が勝手に擬人化して見れ…

中途半端な密室

"『その家はですね、なんと玄関も窓もすべて中から鍵が掛かっていたんです』『ほう。それじゃ…

ニ魂一体の友

"僕の第一印象は甚だ悪かった。『青き魚を釣る人』などで想像した僕のイメージの室生君は非常…

リトル・フォレスト 1

"春を告げる大切な山の恵みとして きっと太古の人々はつくしを大切にしてたと思うなあ(中略)け…

田中家、転生 する 1

"私と一緒に地震で死んだと思った家族は そろってまた一家として転生していた(中略)日本人ならなんとなく理解できる東洋思想があるために 家族全員拍子抜けするほど すんなりと受け入れていた"2021年発刊の本書は平凡一家の異世界貴族生活シリーズ。コミカライズ第1弾。 ⁡ 個人的には苗字が田中wという縁で、原作小説は知らないのですが、手にとりました。 ⁡ さて、そんな本書は地震で全滅をしてしまった平凡を愛する田中一家が、そろって今度は異世界の辺境貴族一家として仲良く転生【見た目は子

いつかティファニーで朝食を 1

"新品の朝もあれば 陽のささない朝もある それでも私たちは 毎朝目覚める"2012年発刊、ドラマ…

漆黒の慕情

"『絶世の美女』という言葉はあっても『絶世の美青年』という言葉はない。しかし、片山俊彦は…

エコール・ド・プラトーン 2

"一陣の春風が 散った桜の花びらを 空高く舞上げていった エコール・ド・プラトーン それは大…

暴政

"二十世紀のヨーロッパ史が私たちに教えてくれるものは何かと言えば、社会が破綻するのも、民…

異端の祝祭

やっと見つけました。貴女は素晴らしい。こんなに嬉しいことはありません』【社長】は笑美の手…

ツワモノガタリ 1

"そもそも"天才剣士"沖田総司の腕前であれば 一度突けば勝負を決することができるであろう で…

京都の流儀 もてなし篇

"日本の美、和の象徴ともてはやされはするものの、この街ではこれが日常であり何も変わらない。受け継ぐことの大切さ、て習いから始まり街全体で育て上げる風習、そして皆が守ってくれる温かさ"2014年発刊、本書は京都生まれ絵師によるANA機内誌「翼の王国」連載コラムを書籍化した一冊。 ⁡ 個人的には京都在住ながら、いわゆる『花街』については全く知らないことから本書を手にとりました。 ⁡ さて、そんな本書は京都生まれ、毎夜、花街に浸り、各界著名人とも親交のある著者が2014年まで連載し