茨城の片隅から教育を語る

茨城在住の片野靖久と申します。 5年ほど起業家として活動をしてきました。 しかし、子ど…

茨城の片隅から教育を語る

茨城在住の片野靖久と申します。 5年ほど起業家として活動をしてきました。 しかし、子どもの自律を促す専門家として、再び教育現場に復帰します。 これまで培ってきた人生経験、学び、出会いを子どもたちの未来のために。

最近の記事

子どもの背中を押してあげるのが教師の役目

自律できる子どもを育てる。 私が掲げるミッションです。 自律できる子どもをと言っても、 自然に身につくものではありません。 もちろん、日々の生活の中で、 仲間ともまれることで、たくましく育つことを通して 自律できる子が身につく・・ということはあるかもしせません。 しかし、それは昭和の一家に5,6人の兄弟がいた。 学校から家に戻れば、おのずと家族の一員としての役目を果たす 地域が共同体であって、みんなで力を合わせる時代であれば、 自然と身についていたことでしょう。 しか

    • 「自律」できる子どもたちが日本を立て直す!!

      前回の記事で、「私は自律を促す専門家でありたい」という記事を書きました。 前回の記事↓ https://note.com/pkjyasu/n/nd5103e47c084 前回は、「自律できる子供の育成」について、私なりの指導の在り方についてお話しました。 今回は、なぜ自律できる子を育てることが急務なのか? についてお伝えします。 1 自分の意志で行動できない子どもたち 昨年度、中学校の非常勤講師をしていたのですが、 教師側からの「指示待ち」の生徒が多かったのが気にな

      • 私は「子どもの自律を促す専門家」でありたい!!

        先日、あるオンラインセミナーを受講しました。 久し振りに教師向けのセミナーの受講。 かつて教育団体でお世話になった、講師の先生たちとオンライン越しですがお会いできて嬉しかったです。 みなさん、自分の強みを生かしてご活躍されています。 久し振りの教師向けセミナーを受講して、一体、自分の専門って何だろうか。 これです!!って言えるものは何か? 実は自分の専門性って言えなかったのです。 兵庫教育大学大学院時代は、社会科のゼミで学び、学会発表、学会誌にも掲載を頂きました。

        • どう活かす?教科書&動画コンテンツ!

          今年度、小学校の教科書が新しくなりました。 前から気付いてはいましたが、 今年度の教科書には動画などのQRコードがたくさん提示されています。 学習課題や、用語の説明、QRコードを読み込めば動画がその場で視聴できます。 また、教材会社などでは、購入すると付録として、動画やプリントなどがネットを介して入手できます。(数年前までCDROMでしたが・・) 私もつい最近まで起業家でしたので、 例えば、見込み客獲得のため、LINE公式アカウントにご登録いただくキャンペーンのために

        子どもの背中を押してあげるのが教師の役目

          教室の「空気」意識していますか?

          新学期が始まって1週間が経ったかと思います。 あなたのクラスはいかがですか? まだ教室の中には緊張感があるかと思います。 しかし、あなたの「仕掛け」次第で、 これから先、教室の子どもたちが活発になれるか。 覇気のない教室になるのか。 人間関係のトラブルが連続になるのか。 と大きく分かれます。 そこで、私は教室の「空気」を意識しています。 1 先ずは子どもたちが「楽しい!!」と感じさせること 前回「3つの『安』」を意識した学級づくりについてお伝えしました。 https

          教室の「空気」意識していますか?

          「3つの『安』」を意識して学級開きを行おう!!

          週明けからいよいよ新年度がスタートするところが多いかと思います。 「今年こそはいいクラスをつくるぞ!!」と気持ちを入れ替えていることでしょう。 新年度「黄金の3日間」という言葉があり、 この3日間の過ごし方一つで、1年間のクラスの方向性が定まるとも言えます。 この時期に楽しいことをしていこう、 またはその逆で、子どもをビシッとさせて気を引き締めよう・・ いろいろな思いがあるかと思います。 私が学級づくりで大切にしたいのは、「3つの『安』」です。 この3つが必要だというこ

          「3つの『安』」を意識して学級開きを行おう!!

          私が目指すこととは

          こんにちは。勇気づけの教師片野靖久です。 改めて初投稿します。 私が目指すこととは、 「自律できる子供の育成」にあります。 自分の頭で考え、判断し、行動できる。 もちろん、行動してすぐにうまくいかないかもしれない。 しかし、諦めず、修正してでもやり切る子を育てたい。 と考えています。 そこで私は、自律できる子供の育成のために、 思考スキル、コミュニケーションスキル、心と身体のコラボ この3つが重なり合って、「意志決定能力」が高まり、自律へとつながります。 この3つの要

          強い力士から学ぶ、教師力向上のヒント!!

          今年になって相撲に興味をもち始めた片野です(笑) 春場所は毎回興奮して見ていました。 これまで相撲は、単に力があるのが強いと思っていたのですが、 ・立ち合いでの主導権が握れるかどうか。 ・理科の力の原理を思い出すよかのように、力の加減を活かしながら、瞬時に力士がもっている技の「引き出し」を駆使できるか。 そうすると、夕方の中入り後の取り組みはもちろんのこと、 休日はアベマTVで三段目の取り組みなども見てしまいます。 よく、大相撲の解説者や協会の幹部が「稽古が足りない」

          強い力士から学ぶ、教師力向上のヒント!!

          (自分の名前)と言えば○○!!」と秒で言えますか?!

          毎度毎度朝ドラネタで恐縮ですが、 先週の「ブギウギ」ではスズ子の一人娘である愛子の誘拐未遂事件が起きます。 その事件に対応した警視庁の刑事役に内藤剛志さんが登場しました。 内藤さんの登場でSNS上では「捜査一課長!」、「カツ丼のシーン最高♪」などと賞賛されました。 内藤さんと言えば、前述したように刑事もののドラマに出演することが多いですよね。 しかも民放ドラマですが、 今回NHKのドラマでも刑事役ででて見事ハマりました!! つまり「内藤剛志=刑事」というブランディング

          (自分の名前)と言えば○○!!」と秒で言えますか?!

          「できる教師」と「できない教師」の「差」ってほんのちょっとだけなんです

          冒頭から偉そうなことを言って恐縮ですが、 かつての私・・教師1・2年目は「できない教師」でした。 教室はいつもうるさい。 授業中の私語はしょっちゅう。 そして感情的に怒る・・・ 学年末、クラスの女子児童から「来年は絶対に×3担任にならないで!!」 とダメ出しされる始末・・ しかし、キャリアを重ね、試行錯誤の中で「できる教師」と「できない教師」の「差」は何か?気付くことができました。 「できる教師」とは、「成長を続けよう」と意識をもって取り組める教師です。 あなたが「

          「できる教師」と「できない教師」の「差」ってほんのちょっとだけなんです

          学年最後の授業参観決まりましたか

          3連休がゆっくりできましたか。 さて3連休が明けると、そろそろ学年末の授業参観が気になりますよね。 4年生の「二分の一成人式」のような、予定路線もあるでしょうが、 (ただこの「二分の一成人式」も問題があるようですが・・) 何をするか悩んでしまいますね。 私は授業参観&学級懇談会について、 年度最初の授業参観&学級懇談会は、 片野のことを知ってくれ!! という意識がありますが、 それ以降は、学級のビジョンを達成するプロセスを見てもらい、 学年末の授業参観&学級懇談会は、 成

          学年最後の授業参観決まりましたか

          学級における成長の尺度は「行事」で見えてくる!!

          今日は私が非常勤講師で勤務する中学校の1年生が宿泊学習で福島県へと向かいました。 私は1年生の担当ですが、非常勤講師の身なので引率はせず、 代わりに見送りに行きました。 みんな楽しそうで、 たくさん思い出を作ってほしいと願って見送りました♪ さて、私は学級経営で必要な「3つの『安』」というものを提唱しています。 これは「安全」、「安心」、「安定」を指します。 この中の「安定」とは、波風が立たない・・という意味でなく、 緩く成長していくという考えです。 特に中学校、高校

          学級における成長の尺度は「行事」で見えてくる!!

          あなたの学校では「大谷グローブ」はどう扱っていますか?

          あなたが小学校にお勤めであれば、 すでに「大谷グローブ」が学校に届いてるかと思います。 片野は今は中学校に非常勤講師として勤務しているので、 「大谷グローブ」を見ることも、触ることもありません。 年始に住んでいる市役所のロビーに飾ってあるのを見ましたが・・ あなたの職場では、「大谷グローブ」の扱い、 どうしていますか。 田舎の、児童100人未満の超小規模校ならば問題ないでしょうが、 都会の大規模校だと、このグローブの扱い・・難しいと聞いています。 そもそも、校庭が狭い

          あなたの学校では「大谷グローブ」はどう扱っていますか?

          なぜ阪急電車は、ずっと、そしてすべての電車で赤茶色なのか?

          関西圏を走る「阪急電車」(以下阪急)。 普通も、急行、特急などすべての電車が赤茶色です。 しかも、昨今の鉄道会社、 JRも大手私鉄もアルミ製の銀色をベースにした電車が主流の中、 阪急は、創業当初と変わらず、ずっと赤茶色(正式には阪急マルーン色と言うそうです)。 なぜ、各鉄道会社の車両のデザインは大きく変わる中、 阪急は今も昔も電車の色が変わらないのでしょうか。 実は、鉄道が明治維新に新橋~横浜間に開業してから、 客車は赤茶色が「定番」だったそうです。 これは、 レール

          なぜ阪急電車は、ずっと、そしてすべての電車で赤茶色なのか?

          授業づくりがうまくなるには?!

          今日のテーマは、どストレートな内容です。 結論から言えば、 〇授業後に到達している、理解している、子どもが抱いている感情はどんな状態か、明確な「ビジョン」 ビジョンを達成するために必要な「戦略(学習内容)」 授業のおける「戦術(学習活動)」 この3つに整合性があること。 〇そして、「戦略」における「切り口」のセンスです。 「切り口」とは題材をどこから切り込めば、 子どもたちの学習意欲を喚起できるのか。 または、子どもの実態に応じて、 どこを切り込めば子どもたちは主体的

          授業づくりがうまくなるには?!

          僕を誰だと思っているんだい!!

          今週の朝ドラ「ブギウギ」では、ヒロイン、スズ子が、「タナケン」こと棚橋健一と喜劇に初めて挑戦します。 (ちなみにスズ子のモデルは戦後「ブギの女王」となる笠木シズ子、タナケンは昭和の喜劇王榎本健一です) しかし、演技に関してタナケンは一切スズ子に助言をせす、 さらに舞台稽古でも、 他の役者とのうまく間合いが取れず、スズ子は苦労します。 そんな葛藤の中、ある日舞台稽古で、これまでのセリフにあった東京弁から、大阪弁に変えたことで、これまでの葛藤から脱します。 その変更に、タナ

          僕を誰だと思っているんだい!!