「プロ」と「アマ」の違いとは?!
最近相撲にハマっているはま風です。
幕内力士にも魅力的な力士は多いのですが、
横綱は照ノ富士一人。
大関は二人。
しかも現在元大関出身が7人。
今回の名古屋場所では横綱照ノ富士が優勝しましたが、
前回は大の里、前々回は尊富士と入門してすぐの力士が優勝する事態。
レベルが低いのか、それとも群雄割拠な状態なのか。
一つ言えるのは、学生出身の力士が多いこと。
初場所時点では幕内力士42名のうち17名が大学出身。
さらに高卒から入門した力士を加えれば半分以上となるでしょう。
学生といっても、日体大や日大、
高校であれば埼玉栄や鳥取城北などの相撲名門校出身者が多数います。
そんな現在の相撲界ですが、先日あるYouTubeの動画で、
伊勢ケ浜部屋の稽古の様子が配信されていました。
そこでは横綱照ノ富士が十両力士の伯桜鵬に対して
「学生相撲じゃねぇんだよ」と言っておりました。
動画はこちら↓
https://youtu.be/9XB7Lv0HGBc?si=MGPlXnJsgr2BmZwy
学生相撲・・つまりアマチュアと、大相撲・・プロの違いはなんなんでしょうか。
さらに言えば、このnoteは教師向けですので、
教師の世界に置き換えたらアマチュアとプロの違いは何なのか?
視点を置き換えて考察していきます。
1 相撲の世界における「プロ」と「アマ」の違いとは
前述の伯桜鵬関は鳥取県出身で、
相撲の名門鳥取城北高時代は高校横綱になり、
さらに高校卒業後はケガの治療に専念するためにすぐに角界に入らず、
父の会社に入社し、全日本実業団相撲選手権にて実業団横綱になります。
こうした輝かしい実績を掲げて、元横綱白鵬が師匠の宮城野部屋に入門し、2023年の初場所で幕下付け出しでデビューし、同年の秋場所では最高位西前頭9枚目までます。しかし左肩のケガや部屋内のパワハラ問題で閉鎖後は伊勢ケ浜部屋へと移籍するなど不運が重なり、名古屋場所では東十両13枚目で11勝4敗の好成績を上げるなど復活が期待されます。
さて、大相撲とアマチュア相撲の違いについて、以下生成AIにての引用をあげます。
大学相撲
競技形式: 大学相撲は団体戦が中心で、個人戦も行われます。団体戦では、チームの総合力が重要です。
試合数: 大学相撲の試合は比較的短期間で行われ、1日に複数の試合が行われることもあります。
技術と戦術: 基本的な技術や戦術が重視され、力士の成長を促すための教育的な側面が強いです。
生活環境: 学生は学業と相撲を両立させる必要があり、練習時間も限られています。
プロ相撲(大相撲)
競技形式: プロ相撲は個人戦が中心で、各力士が自分の成績を競います。番付(ランキング)によって力士の地位が決まります。
試合数: 大相撲は年間6場所(各15日間)行われ、1場所で15回の取組が行われます。
技術と戦術: 高度な技術や戦術が求められ、力士は常に自分の技を磨き続ける必要があります。
生活環境: 力士は相撲部屋に所属し、厳しい稽古と規律の中で生活します。相撲が生活の中心となります。
さらに、学生出身力士が成功する理由についても生成AIによる引用をします。
基礎技術の習得: 大学相撲では、基本的な技術や戦術をしっかりと学ぶことができます。これにより、プロに入ってからもスムーズに適応できる力士が多いです。
体力と精神力の強化: 大学相撲の厳しい練習や試合を通じて、体力と精神力が鍛えられます。これがプロの厳しい環境でも役立ちます。
競争経験: 大学相撲では多くの試合を経験するため、試合慣れしている力士が多いです。これにより、プロの舞台でも緊張せずに実力を発揮できることが多いです。
ネットワーク: 大学相撲出身者同士のネットワークがあり、プロに進んだ後も情報交換やサポートを受けやすい環境があります。
つまり、プロとアマの違いは、
〇稽古の時間
〇プロは番付によって待遇が変わるが、アマには大会でタイトルをとっても待遇は変わらない。
〇プロは24時間365日相撲漬けだが、アマは学業や本業との両立をしなければならない。
そして、学生相撲出身が角界ですぐに順応できるのは、
力士としての基礎技術が習得済みであることが一番だと感じます。
ただし、プロとアマの差は、
当たりの強さの違い、
そこでのケガのリスク。
そのためにケガをしない体づくりが求められるのでしょうね。
2 教師の世界での「プロ」と「アマ」の差は?
このnoteはあくまでも教育者向けのnoteなので、
前述の相撲での「プロ」と「アマ」を教師に置き換えて見れば、
「プロ」も「アマ」も子どもに勉強を教えるのは一緒です。
子供を賢くする、よい方向に進ませることも一緒です。
大学の教職課程を通じて、基礎的な知識や技能を習得している。
(今の大学の授業は私の頃とは格段に違うでしょう)
しかし、プロは教えるだけでなく、授業をコントロールするファシリテーター的な役割と、指導の「引き出し」をもっていること。
何よりも、これで給料を頂き、
これは力士がケガをしない体を作るように、
子どもたちの前に立った時に、ブレない心、健康な体など子どもたちの前に立った時の矜持にあると思います。
3、今の教師は優秀だと思う
話が相撲と教師を行きかうようで混乱し恐縮ですが、
名古屋場所翌日、照ノ富士が記者会見で、
「今の力士は一番強い」と言ってます。
今の力士は稽古が足りないとよく言われますが、
照ノ富士曰く、みんなストイックで、筋トレ、体のケアは昔以上だと言われてます。
つまり、現在の角界は、レベルが高い。
誰が優勝してもおかしくない。
常に勝ちきれないのはケガだったり、メンタル面に「差」が出るのではないでしょうか。
これを教師の世界に置き換えれば、
私自身も若手の教師を見ると、優秀な先生が多いと感じます。
前述のとおり、大学の授業やカリキュラムは昔と違って充実しているし、
何より、倍率が下がっているとはいえ、昔のような「デモシカ教師」では今の教師は務まらない・・だからこそ、本気で教師を目指す学生ばかりだと思います。
なので、そこそこ指導はできると思います。
しかし、相撲の世界で「当たりの強さ」が違うように、
学校や学級によって、子どもたちの「当たりの強さ」は違い、
その当たりの強さに、くじけそうな若手教師はいます。
だからこそ、現場で目の前の子どもたちと向き合い、
どうしたら1mmでも成長させるのか、
その「引き出し」を一つでも多く獲得すること。
ブレない心(教師哲学・指導軸)、身体のメンテナンス。
この点を留意しながら、プロの教師を目指してください。
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