【EP.3】え…？私が、悪うございます？？

ミーティングがやたら長い我が社。

その理由は明確で、
・事前に議題が共有されていない
・誰も考えていない
・「特に意見ないでーす」が許される
・議長がいない
・そもそも遅刻する人がいる
・「○○の仕事で遅れました」というと、なぜか「忙しいのに来てくれてありがとう」と感謝される
・上記を誰も注意しない
からです。（細かいところは他にもあるけど、とりあえずこんな感じです）


その分残業も多い会社で、でも私は無駄な残業はしない主義なので（必要な残業はあると思ってる。それは、やる。）なんとか改善したくて。

課長（【EP1】と【EP2】でインパクトを残した、あの課長です）に相談したところ、ぜひ進めてほしいとのことだったので、まずは議題の共有から着手することにしました。

ちなみに、ミーティングメンバーのなかでは私が一番年下で、社歴も短かったです。

発案者に確認をして、軽くA４サイズ１枚にまとめたレジュメを作り、１週間以上前に「お忙しいところすみませんが、事前にお目通しをお願いします。余裕のある方は、意見も考えてきていただけると助かります！」のメッセージとともに共有。

（本当は意見を考えてくるのもマストにしたかったけど、できる気がしなかったので）

でも。ところがどっこい。
ミーティング参加者のほとんどが、レジュメを開いてさえ来きませんでした。

OH,NO！と頭を抱えながらも、まあいきなりは無理なのかなと思い（自分で自分のことを仏さまかと思った）、次回のミーティングからは、「もしお時間なくてレジュメを確認できない場合、見ていない旨を教えてください」を加えて送信しました。

でも。ところがどっこい。
そのミーティングで、冒頭から話が通じず、「あれ？レジュメ、ご覧になりましたか？」と尋ねるとあっけらかんと

「え？見てないよ？」

と返す先輩の皆さま。

頭がくらくらするのを必死にこらえ、その日はいちからミーティングの趣旨を説明し、無事に、相場の2倍の時間をかけて終了しました。
（一言もしゃべらない人もいたなあ…）

そして、当日のうちに課長に相談をする、私。

一通り説明をして、課長や部長といった上司陣からも一声もらえないかとお願いすると…

課長「あのね、ぴよさん。どうして、AさんやBさんたちがレジュメを見ないかって、ちゃんと考えたかな？？」

ぴよ「いままでやってこなかったからだと思います。あと、やっぱり、課長や部長に言われないことを、一番下の私が言っても響かないのかな、と…」

課長「うーん。ちょっと違うかなあ。」

ぴよ「…えっと…」

課長「ぴよさんは、どうしたらみんながレジュメを見たくなるかって、考えた？」

ぴよ「…（理解するのに、時間がかかるぴよ）」

課長「ぴよさんは、ちょっと他人のせいにしすぎなところがあるかな。どうやったら、みんながレジュメを見たくなるか、本当にちゃんと考えた？」

ぴよ「あの…どうして見てほしいかは、お伝えしました。それと、もし見られなかった場合はそれを教えてほしいと…」

課長「ぴよさんはね、できる人なの。でも、できない人だっているの。みんなぴよさんみたいに優秀じゃないの。分かる？」


ぴよ「あの…アイデアが優れているかとか、言葉選びがうまいかとか、そういうのは能力面だと思うので、なにも言っていないんです…私ももちろん完璧じゃないですし…でも、共有されたレジュメに目を通すとか、それができなかったときに自分から言うって、できるできないの問題なのでしょうか…やるかやらないか、じゃないでしょうか…
そして、それを上司の皆さんにサポートしていただけないかと…
（ていうかそれが上司の仕事では…部下を育てるということでは…？）」


課長「それを、やる気にさせるにはどうしたらいいか、どんなレジュメをもらったら見たくなるかを考えてごらん？ほら、ぴよさんのレベルアップのチャンスだよ☆☆！！」

ぴよ「…えっと、課長や部長からは言っていただけない…？」

課長「私が言うのもね…」

ぴよ「（本心そこじゃん！注意したくないんじゃん！）」

課長「まあ、ぴよさんは元々できる人だとは思うの。でも、他人のせいにするところは、ちょっとどうかなって思うんだよね。これを機に、自分の悪いところを、ちゃんと見てみたらどうかな。」

ぴよ「（思考回路はショート寸前）見たくなるレジュメ…ですよね…」

課長「そう★★★！自分だったらどんなレジュメをもらったらついつい見ちゃうか、考えてみて！ね！！！」

自分なら、仕事の資料は、何のひっかかりも持たずに見るわ！
見たくなるレジュメって何！？！？！？！？！？！？！？

宝くじでもつければいいの！？！？！？？！？！？！？！？

私のこと優秀って褒めて全部やらせる気やん！！！！！！！！！
全然すごくないからーーー！学生でもすることだからーーー！！

と心の中で叫びつつ、
「わかり…まし…た…」と声を絞り出した、ぴよでした。

【EP.3】、いかがでしたでしょうか。

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あと割と友人には
「なんかもうすごすぎて、自分の会社が天国に見える」
「元気出た」
と言われるので、シェアも大歓迎です。笑

それではみなさん、【EP.4】でまた、お会いしましょう。