見出し画像

【EP.1】私、超能力者じゃないんです。

とある日。

文章を書く担当の私のもとに、営業担当の桜田さん(50代男性)から仕事の依頼があり、こんなやりとりをしました。

桜田さん「ぴよさん、この商品について、先方に説明する文章を書いてもらえますか?」

ぴよ「はい!承知しました!スペック表後で送ってください!ちなみに、期限はいつでしょうか?」

桜田さん「送っときますね~期限は特になくて、いつでもいいです。暇なときにやってもらえたら。まあ今月中とかかなあ。(このとき15日)」

ぴよ「ありがとうございます!かしこまりました!」

…いつでもよくないやん、今月中やん。
と思いつつも、早い方がいいだろうと、今日中に仕上げることに決めた私。

さっそく業務に取り掛かり、2時間後の夕方には仕上げました。

ただ急がなくていいということだったので、一晩寝かせて翌朝チェックをし、渡そうと思っていたら…

ぴよの課長(30代前半・女性)「ねえぴよさん、桜田さんからの仕事ってどうなってるの?」

ぴよ「え、あ、一応仕上げました。でも急ぎじゃないみたいなので、明日ゆっくりチェックして渡そうと思ってます。それでも早いですが…」

ぴよの課長「桜田さん怒ってるよ。ちゃんとしてね。」

ぴよ「!?!?!!?!?!?!?」

何かしでかしたのだろうかと思い、桜田さんの席へ行くと…

桜田さん「あ、チャットしときます。」

ぴよ「は、はい…」

自席に戻った私。目を見張る。チャットの内容とは…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴよさん
お疲れ様です。
先ほどお願いした仕事ですが、早くしていただきたいです。
ぴよさんはお客さんと接することはないですが、ぼくは営業です。
営業は、お客さんと会うってことで、嫌なことも言われます。
早くお客さんに渡さないと、ぼくが気まづいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

え。(文章力はもっと低くて理解するのに何度も読み直しました。誤字ももっとあった気がする…)

慌てた私。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜田さん
お疲れ様です。
チャット拝見しました。
たしか急がない(今月中)というお話だったと思うのですが…
私の誤解でしょうか、申し訳ございません。
改めて期日をいただけますでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


即レスの桜田さん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴよさん
いや、急がないって言ったけど、ぼくらの仕事を考えたら、そんなん言ってられないと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再び固まる、私。

つまり桜田さんの主張をまとめると。

期日を訊かれて、急がない(今月中)とは言ったけど、営業から頼まれたんだから察してすぐにやってくれよ。

ということですね。

いや、私超能力者ちゃう!
しっかり確認したやんか!
ていうか今日頼んで今日中の仕事って急すぎるやん!

普通それに対してごめんね、って言うもんじゃないの?
その商品だいぶ前にリリースしてたよね!
思いつきで頼んだのに私のせいにするってなに?

あと日本語ちゃんと使って!
文章の意味も分からないし誤字しているし!!!!!!!!!!!!!

そして私の課長!
なんであとはスルーなの?
どうして味方してくれないのよーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


と言いたかったのですが、毎日びっくりすることが多いこの会社。
私が悪者になるのは目に見えていましたので、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜田さん
それは失礼しました。
察する力が足りず、申し訳ありません。
幸い原稿はできておりますので、添付します。
ご確認くださいませ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と嫌みを含めて(精一杯の抵抗)、原稿を送りました。

ちなみに、桜田さんからは
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴよさん
いえいえ!今後は気を付けてくださいね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と返事がきました。(嫌みが通じない)


世にも奇妙な、コントみたいな落語みたいな会社の話【エピソード1】でした。


これからも時系列はごちゃまぜですが、なるべく分かりやすく書いていきます!

(皆さん割と文章が苦手で、意味の通じないチャットやメールもたくさん来たので…そこは整えます!)

「よく頑張ったね!」「こんな会社があるんだね…」「なんだか自分も頑張れる気がする」と思ったら、サポートをお願いします♪自分の気力回復に使わせていただきます。笑