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[日記]虎ノ門で食べた鯨の竜田揚げ

かつては給食の常連だった鯨の竜田揚げ。硬くて食べにくかったなどとも聞くが、その世代にとっては思い出の味のひとつらしい。
安価で買える馴染みの食材だった鯨肉も今ではスーパーやデパートでも滅多に見かけない高級品なイメージがある。
私の地元には「鯨汁」と言う塩漬けにした鯨の脂身を使った郷土料理があるのだが、この脂身が年々高くなっていると母は良く文句を言っていた。

そんな鯨肉の竜田揚げをランチなら1000円で食べられる場所がある。

虎ノ門の『鯨の胃袋』

ランチ営業もしている居酒屋さん。

テイクアウトもある(右上)

細い階段を上がって左手側にお店入り口。
中に入るとカウンターとテーブル席があり、壁一面に魚や鯨の絵が大きく描かれていて楽しい雰囲気。

ランチメニューでは鯨のお刺身も各種頼むことが出来る。どれもワンコイン以内。
こちらは鯨の尾の身。

くじらの尾の身(¥500)

ワサビ、生姜、ネギの薬味がついていて厚めの刺身が4切れ。筋ばっているところが全くなく程よい柔らかさ。
見ての通りサシが入っているが脂っこさは全くない。かと言って淡白すぎるわけでもなく味わってるとすごく幸せ。
哺乳類なので牛肉に近いような気もするが肉独特の臭みも全くなく、牛肉とマグロの美味しいところだけが凝縮されているような感じ。

これを孤独のチェーン(※後述)風に言うと

とてもうまい。

頑張って味を説明しようとしたけれど無理だった。
とにかく美味しいので一回試してみてほしい。ワンコインだし。百文字は一口に如かず。

鯨の竜田揚げ(¥1,000)

こちらが鯨の竜田揚げ。ご飯、ワカメと麩の汁物、お漬物、イカの塩辛もついて1,000円。
竜田揚げの下に水菜。上にはネギと味付けして炒められたなんらかの野菜が乗っている。何かは分からないけど美味しかった。

鯨の竜田揚げは硬いことなど全くなく、揚げたてのサクサクとした衣と味付けされた鯨肉がひたすらに美味しい。
この竜田揚げなら何個でもいける。揚げ物なのに胸焼けしない。

大満足のランチだった。

『鯨の赤身肉食べ放題』というのも要予約でやっているらしい。機会があれば行きたい。
食べログのメニューを見ると竜田揚げ・お刺身・ステーキ・お寿司などが食べ放題らしい。行きたい。

漫才コンビ三拍子が虎ノ門の魅力を漫才で伝える企画「虎三」では夜のメニューを紹介。(2020年9月公開)
こちらでは鯨のお刺身の盛り合わせ、竜田揚げや鯨のユッケ寿司を三拍子の2人が食べて紹介しているので気になる人は是非。

漫才もおもしろい。

壁に貼ってある習字は毎週月曜日19時から三拍子がやっている『生漫DAY』というYouTube生配信の書初め企画で書かれたもの。

左から三拍子高倉さん、三拍子久保さん、ピン芸人のケンナカノさん、歌手の大貫永晴さん。

動画に飛べるQRコード付きの生漫DAYポスターも貼ってある。さすが。

毎週、旬な時事漫才と虎ノ門情報をお届け

生漫DAYの書初め回


※孤独のチェーン

三拍子と同じサンミュージック所属のぽ〜くちょっぷ篠木さんがチェーン店に行って食事をし、「うんめぇ〜」「とてもうまい」などの心の声を垂れ流す『孤独のグルメ』パロディ動画。
食レポは放棄している。
味の細かい説明などなくとも、篠木さんが美味しそうに食べる姿と「うんめぇ〜」の一言で食べに行きたくなる。
諸事情で現在は更新がないが、今もなお一部ファンの間で続編が待ち望まれている。


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