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人それぞれの”許せないこと”と、KPファン界隈のもめ事

人間、
”これは許せない”
”これだけは譲れない”
というこだわりや、ポリシーのようなものをもっている。

”どうしてそれが譲れないのか?”
と言われたときに、過去に経験した事柄からそういう思考になった、など根拠を説明できるひともいるかもしれないし、生理的に受け付けない、性格的にどうしても、というひともいるだろう。


私がすきになったグループ King&Prince に様々なことが起こって、憶測によるファン同士の意見の相違、いきすぎたアンチ活動、所属事務所批判、メンバー批判など、SNSではありとあらゆることが起こっていた。
感情の爆発、一生勝敗がつかない闘い、人権侵害、憔悴の様子、、、、、、人間、大切なものが突然変わってしまうとこんなにも壊れてしまうのか、というありさまを目の当たりにした。
一方で、みんなで辛い時間を乗り切るための明るいハッシュタグ活動が起こっていたことも事実である。
一口にファンといっても、母数が多いので考え方はそれぞれだ。
SNSなんて、ファンという名の全く無関係のひともいるだろうし、○○担のふりをして実は△△担、というひとが悪口を言ったり、よくわからない世界でもあって、怖いなぁと思った。

私は基本的に平和主義で、メンバーが仲違いで分裂したのではなく、お互いの道を進むことになったのはそれぞれの意志の尊重である、ということを根底に考えたいと思っている。
もし、事務所で何かがあったとしても、私たちがそれを知ることはよくないことであるから本人たちが言わないし、会社の内部で起こっている本当のことなんて知ることはできない。憶測であれこれ言われることも誰も望まないと思っているので、今現在、King&Princeとしてデビューした6人が表に出て仕事ができること、それぞれ活躍できていることを応援するのみ、という考えだ。

ただ、
私が、一連のこの騒動からの時間の中で、
私って、週刊誌やネット記事に対して異常にアンチなんだな、、、と気づいた。

あの11・4から、King & Princeのファン(ティアラ)の間で様々な憶測が飛び交った。
永瀬廉は、自身のラジオ番組で話すことができたのだが、彼自身も感情を整えることが大変で涙ながらのラジオだった。
そんな中での彼の発言内容、ファンからの賛否。
事務所の陰謀だの、誰が悪いだの、あの頃こうしてたからこうだとかいう憶測。
はっきりと説明できない事情があるのか、ブログ以外に5人が自分の思いを話せる場所がなかなかなかった。
それゆえに、ネット記事や週刊誌、スポーツ誌なども「関係者によると」系統の嘘か本当かわからない内容の情報をたくさん流す。
事務所に問題がある、分裂だ、、、、、
私的には、"永瀬廉は社長のオキニ"だと書かれたときはブチギレた。
やめてくれよと。誰が言っていたんだそんなこと。そんなこと書いて誰が得をするんだ。
脱退側のファンは、彼をすでに猛攻撃していたのに。
4人がわちゃわちゃしている中で彼は社員に媚び売ってたんだ、とかさんざんな言葉をみた。
本当に腹が立った。


お笑い芸人さんを応援していた頃、
漫才のつかみで「そろそろ結婚しようと思うんだけど」と言っただけで
「年内に結婚へ」
という記事が出ていた。YouTubeで本人がネタにしていたが、
「リアルに彼女と気まずくなる」と言っていた。迷惑でしかない。

そんなネット記事の世界、誰が信じられるというのだ。

King&Prince、現Number_iのメンバーが全てを話せないのには、大人の事情はあると思う。
それは、社会人として。
言ったら迷惑がかかるひとたちがいたら、
真実は話せない。
それは芸能界でなくてももちろんそうだと思う。
一般的な会社に置き換えたとして、顧客に、辞める理由、仕事の形態が変わる理由を全て正直に話すなんて、できる状況なんかあるのか?

だから、憶測しかできないので、
妄想やネガティブな思考が膨らんで、SNSの反応が大きくなって、、、、、、

あの時期を経て、今、
5人がそれぞれ生きてきてくれたことが奇跡だと本気で思うし、
まさか、今全員が表に出て活動できていること、もっと奇跡だと思う。

だから、
その"今"を、邪魔する週刊誌やネット記事は許せない。
ときに本人たちの行動を制限したり、思うような活動ができなくなるようなことも勝手に書かれる。

偏見だが、関係者という言葉を使えば、いくらでも嘘の、捏造の記事を書けると思うし、それでタレントやファンの心を平気で殺してお金を得ている人々が私はどうしても許せない。


と、いうように、
ここまでKing & PrinceやNumber_iを追ってきて、
ファンとして、考え方や推しの立場、それぞれの正義が違うので、
意見が完全一致することはない。

事務所がどうしても許せないひと。
2人に押し付けてグループ、事務所を出ていった3人が許せないひと。
3人が苦しんでいたであろうにその場所に残った2人が許せないひと。
3人が同じグループを組んだことが納得できないひと。
一方で、
5人がまた再結成することを夢見るひともいるし、
再結成ではなく、それぞれの場所で5人、6人がしあわせでいてほしいと願うひとももちろんいる。



とりあえず、何かを否定するひとは、推しが被害者だと思ってしまっているのかな?と思うが、
許せないものはどうしようもない。
一旦その考えに陥ったら、なかなか思い直すことは難しいだろう。

ただ、どんな考え方をもっていても、
ひとを不快にしたり、傷つけたりする発言をすることは、
基本的によくないことである。
その、基本をすっかり忘れていたり、
人それぞれ考え方が違うことが前提、ということをわかっていても誰かの言葉に傷つき、ときに反論し、そこから争いが生まれる、ということもある。


スルースキルを身につけること、
人はみんな違う考えを持つということを意識すること、
そして、
自分が推しのために考えていること=推しが望んでいることとは限らないと弁えること。

大切なことはそういうことかもしれない。


この後、もうひとつあげたい記事がある。
一旦ここで締めようと思う。


ひとりひとりの考え方を受け入れることはできなくても、
違う、ということを理解することができるようになりますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。