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『踊るように人生を。』に救われた、真っ昼間の鬱病pizza

すごく鬱調子が悪い。

それは、母も同じ。


いつものパターンか、、、と思われた方、
本当にごめんなさい。


長年のご近所さんとの人間関係のあれこれを思い出したことがきっかけで、母はさらに具合を悪くしている。


ここ数ヶ月、King & PrinceのYouTubeで曲を聴いて親子でハマり、アルバムを母が購入し車で聴くことが通例になりつつあったところ、
そのキンプリにご存知の通りの発表が。

平野紫耀くんがとにかく癒しだった母はショックを受け、報道の出た翌朝顔を真っ暗にしていた。

今、まさにハマっていたところだったし、
平野紫耀くんが、最近調子を落とした母の癒しだった。


私は、YouTubeでKing & Princeのダンスというか、パフォーマンスにただただ見惚れていた。
私自身は、ダンスの才能がゼロ。
アメトーークの『踊りたくない芸人』というものがあるが、私の場合は『踊りたいけど踊れない凡人』である。
そんな私は、TVでダンスをみていても
"すごいなぁ、私とは体が違うんだろうな"
とか思うだけ。

でも、キンプリのパフォーマンスをYouTubeで観ていると、
ほかのジャニーズさんとは何かが違う。

見惚れる。

ずっとみていたくなる、芸術的なダンス。

プロフェッショナル、というのか、
勢いだけじゃない、キレという言葉もチープかな、と思うくらい、魅力が溢れている。

『シンデレラガール』での彼らのデビューは、華々しかったので覚えているのだが、
足をぱっと上げて下すだけでも、動きのキレがすごくて揃っている。
ダンスのど素人でもすごいことはわかった。

その後、『中居正広のダンスな会』という、様々なアーティストのダンスについて、プロなどの詳しい人達が語る番組を観たとき、
"バブリーダンス"で有名になった、大阪府立登美丘高等学校でコーチを勤めた振付師のakaneさんが、
King & Princeのダンスをすごいと称賛していた。

ttps://www.youtube.com/watch?v=bcxWKh9Ohoo0


プロも認めるのだから、多分間違いないだろうなと思った。





そんなこんなで、
私は、ちょうどハマっていたキンプリのことが気になっていて、メンバーの人柄など知らないことをいろいろ調べる中で、どんどん、キンプリ中毒になっていく日々をすごしている。

にわかファン、と言われても仕方ないが、
頭の中からキンプリがいなくなってくれない。

メンバーとして残り、グループを継続する決断をしたひとりである永瀬廉くんが、メンバーで唯一持っているラジオ番組を通して、自身の思いを話していた。
当然のように翌朝の報道でもとりあげられる。

気になって、聴いてみた。

世間の憶測では、これも事務所に言われていったのではないかとかいう意見もあったけれども、
実際に彼の話を、声を、ちゃんと聴いたら、

これはきっと本音だな、と、直感で思った。

彼の、
決して飾らない、きれいごとで終わらせない、そして苦しみを吐露し泣くことも照れず、自分の言葉で、懸命に紡ぐその言葉、声に、
私は、やられてしまった。

彼の、正直なその姿勢に、私は心を掴まれた。

そうやってますます、
私が彼らの魅力にのめり込んでいく中。





昨日の昼。

母は鬱増しの怒りを爆発させた。

また、私の苦手な昼食準備のときだった。


私と母は、鬱調子が悪いときの行動、パニックになる感じが違う。

母は、不安になると怒る。怒鳴る。感情的になって止まらなくなる。血が上ってしまう感じ。
私は、不安だととにかくおろおろして、ひどいと泣き叫ぶなど。自分を責めて沈んでいく感じ。


その、母の怒りの感情のスイッチを、私の行動が刺激してしまった。

母の具合が悪いと分かっていたのに、それを配慮する行動がとれなかった。


そして、怒鳴りながら放つ母の言葉は、
ひとつも間違っていない。

私は、もともと怒鳴り声が常人より苦手。
でも、仕方ない。
自分の言動が、母のスイッチを入れてしまったのだから。


ただ、
昨日は、妹が休みだった。

妹も、怒鳴る母とうなだれる私、という光景に、暗い顔をしている。


家族の雰囲気を、私がぶち壊している。

自分を責めた。


母の鬱病に寄り添うことができなければ、
私が無職で家にいる意味がない。

私の鬱病が、母の鬱病が治らない原因で、
家族を苦しめている、、、、、、

そういう考えに囚われた。


私が部屋を出たら、
母と妹は笑って何か話している。

やっぱり、私がいなかったら、平和なのかな。

いつも指摘されるのは同じことだし、いつまで何をやっているのか、成長のないこの10年間、何のために苦しんで生きているのか。


、、、、、、こんな状況なんて、今までも何度あったかわからない。

私が出ていけばいいと思って、
バレないように出ようとしても、止められて失敗する。

10年間鬱病をやっていると、そんなことは何度もある。


とりあえず、自分の部屋へ行った。

カーテンを閉めた。


もう、鬱病になって10年以上経つのに、
まだこんな日々を送っているのか。
いつまでこうやって家族を困らせて、
自分も楽になれずに、
何年生きているんだろう。


泣きかけた。


泣けなくなったら終わりだ。


しにたい気持ちは生まれるし、
出ていきたいけど、
今日は、
家を出たいと思っても体が動く状況でもなかった。

動けない。

誰か、私を◯してほしいとまで思った。


このまま消えたい。


というか、生まれてこなかったことにしたい。
そうしたら、きっと、家族は幸せだった、、、、、、


、、、、、、こういう自分の状況も、
鬱病になって何度も経験した。

とりあえず、独り言をTwitterで吐き出す。


すると、

トレンドワードが、ふと目に止まる。

 

”踊るように人生を。”



、、、、、、これ、キンプリの曲だ。


アルバム『Made in』の曲なら車の中や、YouTubeで何度も聴いているからわかる。
心が楽になる、お助けソングだ。

なぜこの曲がトレンド?
とは思ったが、
キンプリのファンの方々(通称ティアラさん)が、ビルボードランキングにキンプリの曲を入れようと、ひととおりのシングル曲(多分)の名前の羅列をツイートして、みんなでがんばっていた。

その中に、この
『踊るように人生を。』
はあるのだが、
それだけが、トレンドとして私のTwitterに表示されている。


、、、、、、聴いたらいい気がした。



手元にあったiPhoneでYouTubeを開いて、
よく知っているこの曲のMVを、再生した。



ひとつひとつの歌詞が、自分に言っている気がした。



”いい曲”
と言われるものの中には、
「そんなことわかってるよ!」
と言いたくなる曲もあるが、
これは決してそうではない。

聴いていただいたらわかると思うのだが、
いっぱいいっぱいになっているひとの心がほっとするような、寄り添ってくれるような曲だ。

何度も聴いていたので、わかっていたつもりだ。


ただ。


この、カーテンを閉めてもなお差し込む日の光がつらい、
こんな真昼間にしにたいとか思っているような鬱病どん底メンタルである自分の状況。
そして、
今、ひとりひとりがこれからのこと、世間の声などに悩まされながらもぐっとこらえて、日々の仕事をがんばっているに違いない、そんなKing&Princeの5人の声であること。

それが合わさって、
全てが自分の心に染み入ってきた。


サビに入った瞬間、どこかでつかえていた涙があふれ出た。


もっと楽にいきましょう
笑って 泣いて
気の向くままに歩いてゆこう
どの瞬間もまるっと抱いて
生きる自分を褒めてあげたい

https://www.uta-net.com/song/317183/
詞:MUTEKI
 DEAD SNAKE


「もっと楽にいきましょう」
なんて、今のキンプリに言われたら、刺さる。


以前からすきなのは、

どの瞬間もまるっと抱いて
生きる自分を褒めてあげたい

https://www.uta-net.com/song/317183/
詞:MUTEKI DEAD SNAKE

もうとりあえず、泣いた。


笑えない、泣けない。
感情が出なくなったら、終わりだ。

そのことも、よくわかっている。


泣かせてくれるって、本当にありがたい。

泣けないときは、どこまでも、沈んでいくしかないから。



あのトレンドワードは、
私に「これを聴け」と、導いてくれたのではなかろうか。


私よりはるかに年下のアイドルたちに、
心を救われる日がくるとは思っていなかった。

作詞も作曲も本人たちではないけれど、
彼らが届けることで、心に響くものがある。


今、ハマっているので完全にキンプリ中毒な私だが、
King&Princeの公式YouTubeのMVのコメント欄には、
5人体制でなくなってしまうことを惜しむ声が多く寄せられている。

でも、
この『踊るように人生を。』
のコメント欄には、
ファンからのコメントだけではなく、
苦しいとき、それこそ病気治療中の方などが支えになったという感謝のコメントも多い。

この曲で救われたひとが、たくさんいるようだ。


大げさに言えば、

いや、


大げさでもなんでもなく、

私は命を救われた。


鬱病は、それ自体で死ぬことはない病気。
ただ、
いつ死にたい衝動がきてもおかしくない病気だと思う。

私にも何度もあった。

これから先も、それに悩まされていくと思う。


思うとおりにならない病気だ。
YouTubeでは省略されている2番の歌詞のように、まさに、

、、、、、、、、、、


だめだ、歌詞を見直したらまた目が潤む。


やさしい曲すぎて。


というわけで、
今、私が生きていてこうしてnoteを書いていることが、
当たり前ではないということ。

King&Prince、ありがとう。

そして、キンプリのためにがんばっているティアラさん、ありがとう。
そのおかげで、この曲に救われたわけなので、、、、、、

溢れる憶測、世間の目に負けず、仲良しな5人、いや6人が、今後の人生を踊るように生きていけることを願ってやまない。

そして、ショックを受けてから何かできることを、と必死で模索するティアラさんの動きを見ていると、
King&Princeは本当に愛されている、しあわせものだなぁと。

才能、魅力のあふれるメンバーばかり。

ティアラさんならずとも応援したくなる魅力をここ最近で勉強してひしひしと感じている、にわかファンな鬱病患者pizzaは、
どうやら永瀬廉くんと同じ干支。来年年女で、誕生日が5日違い。
もちろん、ひと回り上です、、、、、、


King&Princemのこの音楽が残って、受け継がれ、
たくさんのひとの心をやさしくできますように。

そして、King&Prince、みんなの未来が、どうかあかるく、やさしさに包まれたものになりますように。


未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。