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ひとの心配ばかりすることで自分を守っているのかもしれない

「ひとの心配より自分の心配をしろ」
とよく言われる。

特にこの鬱病期間。


でも、
入ってくる情報の登場人物みんなに感情移入してしまったり、
外を歩きながら最近、自分以外のことを考えている。

少し前までは、自分の先のことについての妄想をしながら歩いていたんだ。止まらない、ありえない、でもありえなくはないな、という妄想。

自分が、東京に飛び出してNSCに入るとか、
もしも芸人になって、お笑いコンビ”ニューヨーク”のYouTubeで、トークする機会があったらとか、
そういう、叶うのか、本気で叶えたいのか、よくわからない妄想をしていた。
しかも、自分の今までの人生とか、そういうことをニューヨークに限らず、誰かに、何かのトーク番組でずーーーーーーっと話している妄想ばかりで。

あまりにも、ひとと会話していない状況が続いたこととか、誰かに聞いてほしい共感してほしいわかってほしいとか、自分の現状をいつか笑い話にしたいとか、、、、、、
そういうことを思っていたからかもしれない。


でも、

最近、そんな妄想すらむなしくて。
先日の記事にも書いたように、
どう考えても今、社会に出ることができない、環境を変えることもできない、いまだにこんな生活、、、、、、
ということが現実として結構刺さって、
そこから、自分に関しての妄想が減った。

できなくなった。




今、
半年ほど前から母と注目し始めた、
ジャニーズアイドルの”King&Prince”に、
突然の発表があって。

そのことから、
改めてこのグループのメンバーのことを探っていったら、
もう、来年5月に体制が変わってしまうこのときになって、
もうめちゃくちゃハマりそうになっている。

たまたま、いいな、すごいなと思い始めたタイミングでの大きなニュースだったのでただただ驚きしかなかった。
そして母にいたっては、数年前から平野紫耀くんのことがすきで
「かわいいーーーーーー」とバラエティを録画して観ているほどで。
最近時季的に母も鬱増しで、
録画したテレ朝『帰れマンデー』に平野くんが出演した回を何度も何度も観て、心を安定させていたところだった。

母は完全にショックを受けてしまった。
彼は、事務所を辞めてしまう。

まずは母のメンタル、と思っていたが、
探っているうちに自分が、どんどんドはまりしていて、
各々の性格やキャラ、
そして、3人が辞めてしまうという異例の事態の中でグループを守っていくと決めた2人のうちのひとり、永瀬廉くんのラジオを聴いたら、
もう、私は完全に彼にやられた。

、、、、、、書いているとキリがないけれど、本当に正直な彼の人柄が好感しかなかった。
今までの、そしてこれからに向き合うつらさとか、今後2人でどうやってキンプリを作っていくのかなどなど思いを寄せてしまう、どうしても。


このタイミングで惹かれてしまうなど、リアルガチなファンの方がいちばんイラっとする感じのタイプのファンになってしまう、、、、、、

今まで追われるように必死になって観ていた、だいすきな芸人さん(主にニューヨーク)の番組もYouTubeもそっちのけで、キンプリのものを観始めた。

ダメだ、このタイミングですきになったら、、、、、、



ただ。

そう思ったのもつかの間。


昨日、『M-1グランプリ2022』準々決勝の結果が発表され、
今回がラストイヤーであり応援していたコンビ、”見取り図”が敗退したことを知った。
その他、実力者や有名どころが続々と敗退する事態に、Twitterでもお笑いファンが驚いていた。

見取り図が、どれだけ漫才にかけてきたか。
大阪の住人ではなくても、なんとなくは感じてきたつもりだし、
本人たちは、今どんな気持ちか、考えるだけで切ない。

決勝の10組に選ばれると、このお笑いブームの昨今は特にTVに引っ張りだこになる。
ありがたいと思い、そのようなメディア出演の仕事を全て受け続けていると、賞レースの優勝はどうしても遠のく気がするし、
でもエントリーするからにはそれを言い訳にはできないし、、、、、、

優勝はしていないけれど有名になったという芸人さんにとって、
どうするのが正しいのか、考えさせられる。

TVに出て知名度をあげる、いわゆる「売れる」芸人になるのか。
劇場で漫才、ネタに賭け賞レースで結果を求めるか。

ただ、たとえ「賞レースに賭ける」と言ってメディア出演を全て断ってネタに専念したとしても、必ず優勝できるわけではない。
仕事なので生活もかかっている。

お笑いをたのしくやるか、
命を削って目標に向かうか、
頂けるお仕事をありがたくやるか、
それとも、、、、、、


、、、、、、なんて、

キンプリばかり観ていても結局、お笑いも心配するのかよって自分にツッコみたくなる。

準々決勝を観覧した方の事前情報(Twitter)で、
「見取り図がふたりとも噛みまくっていた」
という投稿があって心配だったが、やはり、審査員は厳しい。

”劇場番長”と言われていたほど漫才を愛していた見取り図が、こんなことになるとは誰も予想しなかったと思う。
M‐1決勝戦にも3回登場している。

では、知名度があがらず、メディア出演が多くなかったら、優勝できていたか?と言われると、、、、、、
理由はわからない。


書いているうちに、リリーさんのnoteには動きが。

ふぅ。
あとは、Spotifyでも聴ける彼らのラジオの放送日を待つことにしよう。



もうひとつ言うのなら最近、
だいすきなROCK界隈での動きが。

XJAPANのYOSHIKIさん、LUNA SEA &XJAPANのSUGIZOさん、ギタリストMIYAVIさん、
そして、
かれこれ25年程愛し続けるL'Arc-en-Cielのhydeさん。

この4人がバンドを組むというビッグニュースがあったのだ。
#THELASTROCKERS

いきさつはいろいろあるが、
最終的にやろうと強く推したのはhydeさんらしい。
聞いたところ、YOSHIKIさんに対する、愛ある提案なのだなと私は感じた。
hydeさんの性格も、さすがに長年のファンとしてわかるので。

ただ、、、、、、

このことによる批判が、
YOSHIKIさんやXJAPANのファンの皆様然り、
L'Arc-en-Cielのファンの皆様(一部だと信じたい)からも溢れていた。


hydeさんが責められるのは、見たくない、、、、、、


XJAPANの活動はどうなるとか、
hydeさんがそうするせいでとか、
それは予測していたが、
L'Arc-en-Cielのファン(ドエル)さんのツイートをみていたら、

「L'Arc-en-Cielの未来よりそっち選んだんだね」
「すみません、ファンやめます」

、、、、、、これは、苦しい。


きっと、苦しいなら、
ネットなんて見なきゃいい、SNSなんて見なきゃいい。

hydeさんは、おそらくこんな批判は覚悟の上で行動した。
彼は私の何倍も、いや比べたらいけないほど強い。


でも、母もXJAPANファンということもあるしなんだか、
いろんな意味でつらくなってしまう。


もう、元気で生きていればいいじゃない、
人生一度しかないんだから自由に生きようよ、、、、、、

と、鬱病金欠でLIVEにもついていけていないダメダメドエルの私はもう悟りを開いているが、
そうでないドエルさんにとっては、
L'Arc-en-Cielの未来が不安になったのだろう。

そして、
hydeさんが叩かれてつらいのに、
それぞれのひとの言いたい気持ちもわかってしまうし、、、、、、


なんで私、こんな全員に感情移入してるんだ?




、、、、、、とまぁ、

こうやって、ひとの心配ばかりしている。


そんな今の自分を俯瞰で見てみた。

思ったのは、
私の今のこの状態は、

自分の心配をしないようにするための、自己防衛なのでは?

ということだった。


そう思うと合点がいく。


多分、明日もまた、キンプリの動画を観たり、
ファンの皆さんの動きをみたり、
時々芸人さんが気になってみたり、
たまたま行ったお店でだいすきな中島美嘉様の歌声に鳥肌が立ったのでダウンロードした新曲を聴いてみたり、
いろんなものを気にして忙しい無職な1日を過ごす。

自分のことなんて、考えたくない。
CMで転職とかスカウトとか聞くたびに耳を塞ぎたくなる。
「もし働けなくなったら」っていう保険のCMもだいっきらいだ。

だから、明日も誰かの心配をして生きる。


それでいい。

いいんだ。


しばらく、そうさせて。


誰かへの感情移入や心配を、
ちゃんとしたやさしさへ転換できますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。