歩くこと、見えるもの、大事なもの

PCを早速サボっている。スマホで打って、画像もスマホで楽々貼り付けている。

日課は、散歩とウォーキングの中間。

幼い頃から、歩くのは嫌いじゃなかった。

近所の河原をぐるっと歩いて帰ってくるのがフルコース。ハーフコースのときもあれば、用足しに出かけて終わるときもある、あくまでも体調に合わせて。できるだけ、歩くように。外の空気を吸う、浴びる。

北東北の春、今はこんな感じ。
河原は桜並木になっている。

桜が咲くと本当に、綺麗なスポット。
最近、TVやSNSで広まってしまって、ここ数年は花が咲いてしまったら最後、人がわんさか(都会に比べたら全くだけど)押し寄せるようになる。いつもの、毎日歩く道ではなくなってしまう。人混みでは具合が悪くなることが多いので、桜が主役の花盛りの時期はなかなか近づけないことがある。

私は、花が咲かない時期のこの桜の木々をずっと見ている。
夏は、どんなに暑くても葉が茂って、本当に並木の部分だけは涼しく歩ける。
秋は葉が色づき、少し、前の職業を思い出して具合悪くなることもあるけれど、綺麗。
冬の間、一生懸命雪に耐えて蕾を固くする。
春が近づいてきた頃の、この蕾を見るのがすごくすきで。

私は1年中桜並木をみてきているし、きっと、桜並木たちも、今までの私の歩く姿を見てきた。
調子が悪くてパニックなりかけて途中で引き返す姿。
何かと葛藤しながら、独り言を繰り返し唱えてなんとか歩いている姿。
何年も、私の進化を見てきている。
ありがとう。

咲かない時期も、この木は桜なんだって、私は知ってる。

今このときも、私は私だ。

歩きながら、桜の木に学んできた。

咲いたときだけ、人はちやほやするけれど、散ってしまった後は、ずっと次の開花まで静かに準備をしている。

昨年撮影。

地元のいちばんのすきな光景。

この並木のおかげで、私は歩けている。
歩くって心にも、体にも本当にいい。
気分が変わる。

何度か味わったどん底の日々ののどこかでは、部屋の窓を開けて空気吸った、合格！みたいな、日々もあったんだ。
家から出ることができなかった。怖かった。

今、ずいぶんと、成長したはずだよ。
時間は、かかってしまっているけど。

よく、ランニングするひとはいるけれど、私は本当に体力も運動神経もゼロ人間。
昔体育でやってた長距離走とか、今私は何のために走ってるんだろうと思いながら半分意識抜けてたな。
私には、歩くのがちょうどいい。

鬱病8年やってると、
よくある
"ゆっくりいこう"
に飽きてくることもある。
人生、永遠じゃないし、急がなきゃって思う時期もある。
子どもが欲しいっていう夢もあるし。
ゆっくりしてられないんだよって言いたくなる。
でもね、どうしようもないんだ。

私には、歩くことしかできない。

時々休みながら。

歩いているうちに、どこかで奇跡が起きて、
F1レーサーみたいなスピードでどこか彼方へいけるかもしれない。
マリオに出てくるキノコとか、無敵のスターみたいに、そんなきっかけが落ちてるかしれない。

ラッキーばかり待つつもりはない。
桜みたいに、ちゃんと今できることをして、準備する。

いつ、何かに出会ってもいいようにしとかなきゃだ。

歩き続けて、学んだこと。たくさん。

私に合ってる。

ただ、桜の話メインになってしまったけど、
今日の最初の写真は、うちの庭に咲いたクリスマスローズだ。何故だ。

明日もいい日になりますように。

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#春 #歩こう