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端午の節句
日本では「こどもの日」として男の子の健康を願うため、鯉のぼりや五月人形を飾りますね。
ではお隣中国は一体どんなお祝い方をするのでしょうか?(*^^*)
1.中国での端午の節句
端午節と呼ばれ、旧暦の5月5日に行われます。
古代中国の政治家 屈原の供養祭であると言われています。
* 屈原:紀元前4世紀頃の楚の政治家・詩人
始まりについては、陰謀によって失脚した屈原が川に身を投げて死んだ時、
屈原を慕う者達が入水自殺を図った屈原を助けようとした、魚に食べられないよう代わりにちまきを投げ入れた、船を漕いで溺れた屈原を助けようとした、など諸説あります。
旧暦5月5日は屈原が亡くなった日とされ、2022年では6月23日に当たります。
この日は祝日として前後含め3連休となっています。
→ こどもの日は「児童節」という別の祝日があります。
日本の端午の節句も中国の五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)から伝来し、
こどもの日と制定される以前から端午の節句としてお祝いされてきました。
2.お祝い
屈原のために川へちまき(粽)を投げ入れたという逸話から、現在でも地域毎に色々な具材や作り方でちまきを作ってお祝いします。
日本ではちまきの他、菖蒲湯に入り鯉のぼりや五月人形を飾ったりしますね。
ちまきを作るというのはやはり中国から伝わった文化のようです。
地域によって下記のような違いがあります。
ちなみに私は五目おこわのちまきを食べ慣れていたため、
彼氏が作ってくれた甘い棗入りちまきは驚きでした(^_^;)
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3.ちまきレシピ
棗入りちまきレシピのご紹介です。
中国北方の味をご賞味あれ!
▼材料
・笹の葉(1個に2枚使うので適量ご準備ください)
・餅米500g 15〜20個分
・蜜漬け棗 適量(種がある場合は事前に抜いてください)
・凧糸
▼下準備
・餅米を2時間ほど水に漬ける
・棗を食べやすい大きさに切る
▼作り方
①笹の葉を2枚使い、三角のポケットを作る *下写真参照
②ポケットに餅米を詰め、その上に棗を入れる
③棗の上からも餅米を入れ、三角形に整えたら笹の葉でしっかり包む
④凧糸でしっかり縛る
⑤沸騰したお湯で1時間ほど茹でる
⑥蒸し器で30分ほど蒸したら完成
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まとめ
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五目おこわ以外のちまきを初めて食べましたが、甘いちまきも意外とイケます☆
棗だけでシンプルも良し、おかずと一緒でも良しでした。
行事に合わせて料理を作ると季節や文化を感じることができて楽しいですね。
みなさんも端午節には是非お試しあれ!
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中国の南北の違いや中国人あるあるなど、
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